鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

大晦日 一年を振り返って

2018年12月31日 | 議会活動

平成30年12月31日(月)

 

 大晦日になってしまいました。なんと一年の過ぎるのが早いことか。県議に選出されて2期目の最終年。そして年が明ければもう次期選挙が間近となり、今度は一日一日過ぎるのが早く感じる生活にシフトします。

 

 現役の議員としては、前回の選挙が終わった時点で次期選挙に向けた心構えであったはずですが、胸に手を当ててみると果たして当初の思いを持ち続けてきたのか、強くそうだとは言い切れません。4年間の毎日が議員としての自覚と見識、どのような行動をとってきたか、有権者の皆さんはしっかりと見てきたはずで、間際になっての美辞麗句は通用しないだろうと思います。これまでの取り組みを整理し、それを礎として新たな目標を設定し、説明することが私の責任だと考えています。

 

 私はこのブログの更新により、毎日の行動の一部を記録として残すことにしています。年間を通じた大まかな記憶や印象を話すことができても、意外に忘れている事柄には重要な意味を持つものもあります。

 私はこのブログを備忘録(日記)として位置づけ、それを公開しています。過去の考え方や行動を振り返ることは大いに参考になり、繰り返される事態にも生かすことができます。また、人前で話すことも多いので、その話題の源は、私自身の過去から探してくることも少なくありません。

 公開したのは、公人としての行動を常にお知らせすることは義務と考えていますので、大きな節目でお伝えする広報誌(私の場合は、「らしんばん」という広報誌を年4回発行)などがありますが、その時々をお伝えするためにはインターネットを活用したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が便利で、ブログにて毎日の行動を公表しています。これにより、当初は少人数でしたが、今では多くの方々に読んでいただいています。

 

 1期目の後半、ブログを2年ほど中断していた時期があり、ある方からご指摘を受け、反省するとともに、2期目に入ってからこの4年間はほぼ毎日書き込むことができました。その方の暖かい叱咤は、私にとって良い薬となりました。そして何よりも1,300回を超える記録は、私の貴重な財産となっています。

 ちなみに今年1年間でブログに書き込まなかったのは、5回だけです。来年も、この記録をさらに更新して、皆様にも読んでいただけるような内容と活動をしてまいりたいと思います。

 

 1年間、ありがとうございました。

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富士山女子駅伝開催

2018年12月30日 | 議会活動

平成30年12月30日(日)

 

 暮れの風物詩になった富士山女子駅伝(2018全日本大学女子選抜駅伝競走)が、富士宮市の富士山本宮浅間大社前をスタートし、富士総合運動公園陸上競技場までの7区間で行われました。今年は、静岡県議会を代表し、文化観光委員長として昨日の開会式から、表彰式までの全てに立ち会うことができました。

 

 私が直に見た駅伝の様子をお伝えしますが、結果については公式ページがありますので、そちらを参照してください。

     https://www.fujisan-joshiekiden.jp/

 

 昨日の開会式は、富士市のロゼシアターで開催され、出場する全チームの選手と、大会主催者、協賛企業とボランティア団体の代表が参加しました。私は冒頭で触れたように、県議会の代表として参加し来賓として紹介をしていただきました。

(主催者挨拶)


(全参加校が出席して開催された開会式)


(優勝杯返還)


(選手宣誓)


(市民ボランティア代表の紹介)

 

 最初に、全チームの紹介の後、主将が壇上に登壇、前年度優勝の立命館大学から優勝杯の返還が行われ、選手宣誓も立命館大学の選手が行いました。その中で、「今年は全国各地で災害が発生し、大変な思いをされている方が多い中、このように駅伝に出場できることが大変幸せ。」という挨拶が盛り込まれました。改めて大変な一年であったことを振り返るとともに、今回出場した選手の中にも被災地と関係する選手も含まれていたのかもしれません。

 今年最後の、そして平成を締めくくる駅伝にふさわしい、様々な思いを巡らせる選手宣誓であったように感じました。

 

 主催者の公益社団法人日本学生陸上競技連合の松本会長の挨拶では、「今回の出場選手の中から、2年後の東京2020オリンピック・パラリンピックに出場できる多くの選手が誕生することを期待したい。」というメッセージには、この大会開催の意義が強調されていたようにも思えました。

 

 競技が開催された今日は、私も早朝に自宅を出発し、スタート地点となる富士山本宮浅間大社でスタートの瞬間を目の当たりにしました。快晴で青空が広がってはいましたが、待望の富士山には雲がかかり、時より山肌を見せる程度でしたが、富士山の麓で展開されるこの駅伝を祝福しているようにも感じました。

 スタート後は、第1中継地点がスタート地点の浅間大社前であったことから、共催の県、富士市、富士宮市の関係者と一緒にタスキの受け渡しを見た後、地元富士市吉原商店街に先回りして、沿道の応援の様子や上位3位くらいまでの疾走の様子を見た後、ゴール地点まで移動しました。

(スタート地点の富士山本宮浅間大社と富士山)


(スタート直前)


(吉原商店街を疾走する選手達)


(吉原商店街で富士市の幹部と一息)

 

 スタートからゴールまでは約2時間30分ほどで到達してしまいますので、大会開催のための交通規制をかいくぐって移動するのは大変なこととつくづく感じました。

 吉原商店街では、商店街の皆さんが制作した段ボール製の各大学の応援ボードを用意、役員の方から私も大東文化大学の応援ボードで声援を送るようにと頼まれ、出身校ではありませんでしたが、そのつもりで応援をさせていただきました。

 今回の大会を開催するにあたり、富士市から2,813名、富士宮市から469名、その他警備員、審判員、警察関係者、大会運営者を含めた総勢は、4,627名が動員されています。特にボランティアの市民は2週間前からコース上の整備やそれ以前から花壇の手入れなど、そして今日は沿道のギャラリー整理などに参加されていました。

 市民ボランティアには、スポンサー企業が提供した素敵な青色のウィンドブレーカーが参加賞として事前に配布され、大会1ヶ月前からこれをまとうことで広報活動にも協力をいただくなど、その存在感は大きなものでした。

 多くの市民が参加した、地域にとって全国レベルのビックスポーツイベントであったことに違いありません。

 

 今回、私は来賓として参加し、多くの主催者役員の皆さんと機会ある毎に意見交換することができました。

 競技の結果では、立命館大学の6連覇は達成できませんでしたが、前回の仙台で開催された杜の都女子駅伝の覇者である名城大学が、この富士山女子駅伝において大会新記録で初優勝したことや、2位の大東文化大学の健闘、3位の立命館大学の奮闘、4位の全日本大学選抜では2人が区間新記録を打ち出すなど、全体を通じて好成績で、満足のいく大会であったという評価に納得のいくものでした。これは、間違いなく、来年開催のユニバーシアード、その翌年の東京2020オリンピック・パラリンピックにつながる大きなステップが得られたと実感します。

(1位、名城大学の選手が、ゴールの陸上競技場を1周)


(ご縁があって、吉原商店街で応援した大東文化大学は2位)


(静岡県選抜もラストスパート)


(競技を終え、全選手が整列して表彰式)


(優勝した名城大学チーム)


(2位の大東文化大学チーム)


(6連覇はならなかったが3位と奮闘した立命館大学)


(4位から8位までの入賞チームの表彰)


(区間賞の表彰)


 また、大会運営を盛り上げていただいた多くの市民ボランティアの活躍ぶりは、スポーツの魅力を満喫し、街の振興に大きな役割を果たしたという感想に、納得するものがあります。私にとっても、大変意義のある、貴重な体験をさせていただきました。次回以降も、何かしらの関わりと支援を継続していきたいと思います。

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暮れの掃除

2018年12月29日 | 議会活動

平成30年12月29日(土)

 

 今年もあと3日。今日は午後から富士山女子駅伝の開会式があり、明日は駅伝の本番で朝から3時頃までの時間を確保せねばならず、「暮れの貴重な時間をうまく使いこなさないと正月が来ない。」などという家族の脅しもあって、時間刻みで片付けや掃除に明け暮れました。

 

 暮れの掃除を始めたのは昨日から。昨日の午後の4時間、今日の午前中4時間、明日の夕方3時間が私に与えられた掃除の時間です。私が家の掃除をするのは、暮れのこの時期しかありません。私でなければ手が届かない、重いなどの作業があるからです。

 

 毎年思うのは、なぜこの寒くて忙しい暮れに掃除をするのか、寒くなる前に行えないのか、普段からそこそこキレイにしておけばこんなにも苦労しなくていいはずなのになど、結局愚痴でしかありません。先送りばかりで何一つ変わらないところに、問題があります。

 

 掃除の仕方は少しずつ効率的なっていますが、単に数をこなして経験を積んだからだけではありません。暮れが近づくと、量販店に出向いて大掃除グッズを探します。清掃用具も毎年改良が重ねられ、素人でもプロ並みの作業ができるようになりました。油汚れや風呂、トイレの洗剤も同様です。

 

 DIY(Do it yourself = プロ出ない人が自分でやる)ショップなどが増え、それを支援するグッズは市中にあふれています。お店の販売員に聞けば、使い方を丁寧に教えてくれることもあり、ついつい試してみたくなる思いに駆られてしまいます。試す場所が自宅であり、暮れの大掃除と重なれば、掃除する側にとっては大助かりとなります。

 

 数年前に窓ガラスを清掃するグッズがとても使いやすかったので、翌年以降も使えるようまとめ買いをしておいたのが大失敗でした。プライベートブランドでしたが1年おいたらその商品が劣化し、取っ手の部分がもろくなっていました。1年経って、さらに改良された商品が出ていました。

 

 たわい無い暮れの掃除の話題ですが、私と同じような思いの方もいるのではないでしょうか。しっかりと1年の埃を拭って新年を迎えたいと思います。

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駿河湾フェリーの運営体制

2018年12月28日 | 議会活動

平成30年12月28日(金)

 

 今日の朝刊等で駿河湾フェリーについて、4月以降の運営体制が記事となって公表されました。私が所属する県議会文化観光委員会が所管する取り組みでもあり、定例会毎に開催される委員会でも審議が進められてきました。今回の公表を踏まえて触れてみたいと思います。

 

 私はこれまでに、委員会で審議した際に、このブログでもその経緯について触れてきましたので、このほど開催された第4回駿河湾フェリープロジェクトチーム会議で議論が交わされた、4月以降の運営体制、収支モデルなどを報告します。

 

 運営体制(案)は、県と就航先周辺の3市3町により、フェリー事業の運営主体となる新組織を設立し、実運航は現在の運行者であるエスパルスドリームフェリーに委託する。組織形態は一般社団法人が有力で、今後、県と関係市町で協議して決定する。新組織による円滑な事業実施ができるよう、1月頃から環駿河湾観光交流活性化協議会内(県・3市3町・観光協会、交通事業者等で構成)にフェリーの商品企画・営業を支援する体制を整備する。フェリー事業を応援する企業や団体等を募集し、「駿河湾フェリー応援隊(仮称)」を結成する。

 

 今後のスケジュールは、昨日、知事が公表したのを受け、1月から2月に掛け、事業スキームについて市町と合意、県及び市町2月議会での審議。4月には新組織を立ち上げ、現運行者がフェリー事業を継続していく。6月頃には、事業継承を完了し、新組織による運行に移行するとしています。

 

 これらの決定に到った第4回会議の協議内容は、経済波及効果の算定は、仮にフェリー事業が中止された場合には、21億円の県内経済波及効果が失われると推測。経費の算定では、現経営の分析を踏まえて今後の運行経費を試算した結果、民間事業として実施した場合、収支が均衡する年間輸送人員は約20万人であり、現行の17万人から上乗せが必要である。ここには注釈が加えられ、公的サービスとして実施した場合は収支均衡の考え方が異なるというもので、この表現が今後にどのような含みを持つのか注視する必要があります。

 運営体制を整える条件として、円滑な運営、安全運行の確保、経営の健全性を第一に捉え、一般社団法人が有力となっています。

 

 船体は新たな組織が所有することとし、平成17年に建造されたフェリーの鑑定評価額は3億7千万円となっています。定期的な保守点検費用や修理費を負担することになりますが、船舶を所有する専門家の意見では、しっかりとした保守点検を行えば、船の寿命はかなり延ばせるとも聞いており、当面は活用していくことに議論を集中できそうです。

 

 駿河湾フェリーは、元々、田子の浦港と土肥港を70分ほどで結んでいたものですが、利用者数の減少により、清水港に移ってしまいました。私を含め、かつてこの航路を利用したことのある市民は、継続運航に期待し、できれば田子の浦港からという意見もあり、今後の動きに目は離されません。

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CNFの話題で盛り上がる

2018年12月27日 | 議会活動

平成30年12月27日(木)

 

 このところ、市内で会う方々からCNF (セルロースナノファイバー)の話題に触れる機会が多くなり、その導入や産業化に向けた取り組みに関わってきた一人として、大変ありがたく感じています。

 

 すでに多くに市民の方にもCNFという言葉が浸透しはじめ、木材などの植物繊維由来の素材が、「鉄の5倍の強度で重量は5分の1」などという表現が代表されるように、現在では多用途の夢の素材として、一部が商品化されています。

 

 話題として市民が関心を持ち始めたきっかけは、市内の老舗和菓子メーカーが、どら焼きの皮にCNFを混ぜ、CNFの特性である保湿性などにより、ふんわりとした食感が長持ちすることなど、市民生活の中で、しかも、当初のCNFの評価とはまるで異なる、食品分野で注目が集まったことにあります。

 残念ながら、私はまだ一度も食したことはありませんが、CNFの保湿性などを生かせば、どのような感じになるのかは想像がつきそうです。

 

 CNFの地元における開発や応用例では、強化プラスチックに混入させて自動車部品などに使用する例や、バラの香りとCNFの保湿性を組み合わせた化粧品、リチウムイオン電池の部品、音響製品のスピーカー、運動靴の靴底など、まさに多用途な素材として活用され始めました。

 一方で、原料としての価格はまだまだ高額といわれており、CNFが表に出てきた当初は、キロあたり1万円ほどしていたものが、最近では一部ですが1千円ということも聞かれ、産業化に向けた可能性がますます高まっています。

 最近の傾向は、CNF100%でモノを作るということではなく、基礎となる素材にCNFを少し混ぜ、加工の仕方を工夫することにより、素材全体の物性が変わることに注目が集まり、強度や耐久・耐水・耐熱性、保湿性などの特性を引き出していることです。今後も、多くの用途が見つかり、様々な製品に生かされ、私たちの生活の中で、知らず知らずのうちに使われているという時代が、まもなく訪れるのかもしれません。

 

 当初から、「静岡県をCNFのメッカに」という目標で取り組んでいますが、最近では、地元富士市でも企業はもちろんのこと、行政もCNFを産業活性化の原動力として後押しをする施策が展開され、本県の中でも富士市が中心的役割を果たす環境が整いつつあります。

 今後も、引き続き、CNFの産業化に向けた取り組みを支援するために、研究・応用分野における人材育成支援も含め、応援団として取り組んでいきたいと思います。

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