平成23年12月22日(木)
<まずは12月議会を振り返って>
昨日で、静岡県議会12月定例会が閉会しました。
議案の最初は、知事や議員および職員等の報酬・給与規定の条例見直しで、特別職は0.84%の減となり
12月1日から適用されました。変更後は知事が1,287,000円、議員が825,00円となります。
厳しい経済状況のおり、県民の皆様からの付託に十分応えられるよう、改めて襟を正して職責を果たしてまいります。
施策については、「危機管理」(国の第3次補正予算を活用した、東日本大震災後の復旧・復興支援やそれを教訓
とした津波、原子力防災対策等の今後の備えについて、食の安全確保等)、「経済対策」(中小企業支援、雇用確保)
「エネルギーの地産地消の推進」、「静岡空港の活用」、「地域外交」、「新東名高速道路開通を活用した新たな地域づくり」
「県東部地域における発達障害のある方への支援」、「天竜浜名湖鉄道支援」、「沼津市愛鷹山麓における廃棄物不法
投棄における行政代執行」などが審議されました。
補正予算では、9月の台風15号被害における復旧、地震・津波対策、医療提供体制の整備等の経費として、
186億6,100万円が審議され可決されました。
条例改正では、いくつかの県有施設の指定管理者指定について審議されましたが、三ヶ日でのボート転覆事故など
を教訓に、安全確保のための質問が交わされました。
代表一般質問は、危機管理および防災関係が目立ち、津波対策や浜岡原発関連がその主な質問項目でした。
他に景気対策や福祉関連も揚げられていましたが、やはり県民の皆さんが問題視するであろう、教育現場での
「教職員による不祥事」に関し、多くの議員から質問された教育長の苦悩な答弁の姿は記憶に残ります。
教育現場だけでなく、多方面で関わるべき課題だとつくづく感じました。
事業仕訳については、仕訳人と議員との間には認識の違いがあって当然だと感じました。議員から様々な意見が
ありましたが、いずれにせよ「開かれた県政」、「よりよい静岡県」を目指すために、多方面の意見を謙虚に聞くことも
大切です。改めて、県当局にあってはその貴重な意見を吟味し、県政に反映してほしいと願います。
なお、議会報告は「らしんばん」という広報誌を議会毎(年4回)発行しています。その中でもう少し細かな報告を
させていただいていますので参考にして下さい。ホームページは(http://sumiyoshi.info)です。/
6月、9月議会分はそちらのホームページに掲載されています。12月議会分は1月初旬頃までに掲載する予定です。
まだ「工事中」もありますが、少しずつ充実させてまいります。
<平成24年度当初予算と会派の知事要望について>
来年度の静岡県当初予算では、世界的な金融不安と円高などにより、景気の動向が大変心配な状況から、
県の財源不足は約449億円(現時点)と予想されています。県は、そのような厳しい財政環境下における予算編成で、
総合計画の目指す姿の早期実現のため、少子化対策、雇用創造、新エネルギー導入促進、新東名高速道路を生かした
地域づくりを掲げています。
私の所属する会派「自民改革会議」では、12月20日に所属議員全員で川勝知事および副知事等に対し、「平成24年度
予算に対する要望」を申し入れました。
その要望を作成するにあたっては、会派内において「中小企業対策」(私が所属)、「厚生問題対策」、「農林水産対策」の
各連絡協議会を組織し、県内各地の政調会長会議や各地区、各団体からの聞き取り調査を実施し、それを基に「県民の
求める重点要望」を各分野にわたり反映し、予算要望としてとりまとめ知事に渡しました。
知事との会談では、「危機管理」「景気対策」が主な議題となり、厳しい世相は共有できたのではないかと期待しますが、
2月議会の予算審議で改めて具体的に検証していきたいと思います。
今回は初めての投稿でしたので広範囲な内容となりましたが、「ためることなく適宜に」情報発信してまいります。
どうぞよろしくお願いします。