鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

静岡県に特色ある新たな県立高校が誕生

2024年04月07日 | 議会活動
令和6年4月7日(日)

 島田市の旧金谷高校の跡地に、その施設を利用して新たに「静岡県立ふじのくに国際高等学校」が開校し、開校・入学式が開催され県議会を代表して参列し祝辞を申し上げました。






(開校・入学式の様子)

 この高校の特色は、グローバル化や少子化など、社会が著しく変化するこの時代において、高等学校にも多様な学び方が求められています。この社会の要請に応えて開校する「ふじのくに国際高等学校」は、志太榛原地区初の多部制単位制高校で、フレックス制を採用し、自由な時間割や登下校の時間の自由、制服の自由を通じて、生徒の主体性を尊重した新しい教育の形を提供します。
 また、「ふじのくに国際高等学校」は、「探究的な学び」を重視する学校でもあります。将来の予測が困難な時代にあって、新型コロナウイルス感染症など、これからも未知の課題に直面することが予想されますが、それらに向き合い、解決方法を探っていく能力は、探究的な学びによって養われます。「ふじのくに国際高等学校」では、すべての授業で探究的な学びを意識した教育を展開し、さらに、世界的に評価されている「国際バカロレア教育」(2026年納入予定。県内公立高校初)の導入に向けての準備も進めています。

 第1期生90人ほどが入学式を迎え、1クラス約20名で構成されています。壇上から見る新入生は、本校の特徴である服装の自由を反映し、少し緊張した面持ちで式典に臨んでいました。

 新設校のため、校歌も新たに作られました。校歌の作詞は詩人の和合亮一氏、作曲は作曲家の山本学氏によるものです。作詞の和合氏によれば、校歌のイメージは、本校が設置された大井川、牧ノ原台地をはじめとする豊かな自然や資源に恵まれたローケーションを意識し、空、風、綠、丘、台地、川、美しい橋、山など、生徒達の親しい風景が、校歌にふさわしいと考え、いつも傍らにいる友のようにこの歌を口ずさみながら青春時代を謳歌してほしいと表現しています。

 初代校長先生は、私の地元にある富士市立高校の改革にも手腕を発揮された方と聞いており、今回も、新たな県立高校の在り方モデルを構築する上でも、これまでの経験を存分に発揮していただきたいと期待しています。
コメント
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