まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

バーニャカウダ その後

2022-02-25 | 料理
過日、バーニャカウダを作って、ソースが余ったので瓶に詰めておいたが、また同じ温野菜を並べても、すぐに冷えてしまうので、いっそ炒め物に使ってはどうかと思った。
熱々の炒め物に、瓶のソースを全部入れた。
ニンニクとオリブオイル、アンチョビは、野菜に合うのだ。
うまいっ!!皿の上で冷めていく温野菜より、こちらの方がパンチがきいて良かった。
婆さんと二人で食べるので、これは「婆(ばぁ)娘(ニャア)カウダ」



小さなラジオ

2022-02-25 | 暮らし
ポケットに入るラジオが欲しくて安いのを買ったら、アンテナを引っかけてしまい折れてしまった。
いわゆる安物買いの銭失いである。
それで、奮発し充電式でイヤホンがアンテナになるものを買った。
イヤホンはボタン一つで収納できるため、とても気に入っている。
マウスくらいの大きさで手の中に入る。

雪かきの時にも、ズボンのポケットに入れて聴きながら作業していた。
久しぶりに、ASKAの「はじまりはいつも雨」が流れてきた。
なんという良い歌だと改めて思った。
飛鳥の声がいいのだ。
飛鳥は今どうしているのだろう。

スコップでラッセルしていたらチャンネルが変わった。
チャンネルボタンが前に並んでいるからである。
ズボンは動きが激しいので、出来れば胸ポケットか、上着のポケットの方が良い。
あたり一面雪の中で、気持ちよく歌を聴きながら、なんだかんだ言って日本は平和だと思った。



イタリアの温泉について

2022-02-24 | 暮らし
TVの番組で、このところよくお目見えしているヤマザキマリさん。
今回はNHKの『知恵泉』に出ていた。
「温泉スペシャル 古代ローマ人の快楽大作戦」がテーマで、ローマ人が愛したテルマエについて語っていた。
イタリアに精通し『テルマエ・ロマエ』の漫画を描いた人だ。
これは、ヤマザキさんにとっては得意な分野。
『テルマエ・ロマエ』は、映画にもなったので、ヤマザキさんは民放でもNHKでも引っ張りだこだ。
肩に力を入れないで、するすると話しながらもいいことをさらっというのである。
いかにローマ人が温泉を好んだか、温泉に入れば戦争などしなくてもいいかもしれないというようなことも、熱く力を入れて語るのではなく、するすると話すところがいい。

殿とイタリア旅行へ行き、ポンペイの遺跡で公衆浴場がサウナになっていることに驚き、発掘された大理石の建物に驚き、水道に驚き、弥生時代にこれほど文明が発達していたということに驚いたので、TVでイタリア・・と出るだけで反応してしまう。
そして、そのたびにヤマザキさんが登場しているのである。

今回のヤマザキさんの言葉
「温泉に入り地球に癒される」
「地球がご苦労さんと言ってくれる場所」

温泉に入ると互いに寛容出来る間柄になるという。
ウクライナとロシアの人が温泉に一緒に入ったらどうだろう。

人は過去の戦争でいろんなことを学んだはずなのに、あのトップの人たちは学ばなかったのか、学んだのに失念したのか。
「独立の承認」「制裁」「侵攻」という言葉が連なり、「平和維持活動」という名の「戦争」が始まるのだろうか。

道宝

2022-02-23 | 弓道
弓道の替え弦を作るときに、矢を番える中央のところに中仕掛けを作る。
その時、矢筈に合うように弦に細い弦を巻き付けた後、道宝でよりをかける。
さて、先輩からもらった物、斜めに切ってあり重ねると一本の木に戻り収納しやすい。
少し硬い木の物も先輩から貰った。
樫の木で出来ていて、手にしっくりとくるが重い。
細くて白っぽい物は、弓具屋さんの七つ道具の中に入っていたもの。
軽くて細い。

さて、一番下の小さくてコロンとした形の物。


わたしが生まれた時に、父が植えてくれた桐の木である。
お嫁に行くときに桐のタンスでも作る予定だったのか?
わたしの素直な性格とは反対に、この桐の木は曲がりながら伸びてしまった。
そのうち中に空洞が出来て残念な桐の木になってしまった。
畑のわきに植えてあり、作物が日陰になるので弟が切った。
その切れ端を道宝にしてほしいと頼んだら綺麗に磨いて仕上げてくれた。

着物タンスの予定が、10センチ余りの小さな木切れになってしまった。
父が生きている間は、曲がっても育つ桐の木を切ることは出来なかったのだ。

柔らかいのでどうかなと思ったが、どの道宝より軽いので遠出するときには良いかと思う。
育ててくれた思いが手の中に入ってしまった。


大雪情報

2022-02-23 | 暮らし
北陸地方「大雪」と、天気予報で言われ「金沢が一晩で積雪20cmだった」と発表があると、加賀市の温泉客もぱったりと途絶え、観光関係はゼロに等しくなる。
コロナ禍でも人は動いているが、大雪となると都会の方は「何を履いていったらいいか分からない」「車で行くのは怖い」「飛行機は飛ばないかもしれない」などなど用心して当然なのだが、寂しいことだ。
ちなみに、加賀市は積雪量を測るところは山中の奥(菅谷)で降雪量は、街中よりずっと多い。
我が家の周りは15cmほどしか積もらなかった。



これでもう落ち着くだろうと思うが、昨日の朝少し積もって、今朝も積もって、屋根雪が時折「ガサッ」と、落ちる音がするともう降らないことを祈る。



今朝は、ゴミステーションの掃除当番だったが、寒いのでカラスも来ないし、ゴミ一つ残らず綺麗だったので、雪を少しすかしておいた。
何もしないのも寂しいので身体を動かしがてらに。







中学生男子

2022-02-18 | 暮らし
中学生の時、革の鞄を自転車に載せていくので、砂利道の坂で揺らすせいか鞄の痛みは激しかった。
天気の悪い日は、傘と鞄を持っていくのが大変だった。
9歳違う弟は、スポーツバックを買ってもらえた。

今は、軽そうな背負いのバック。
皆が同じで、革の手提げカバンより良さそうだ。



孫たちは自転車通学だが、雪のために乗れないので迎えを頼まれた。
生徒玄関から出てくる子供たちは、制服もバックも同じで、おまけにマスクをしているので、みんな一緒に見えてしまう。
それに、みんな美少年に見えるのだ。
私達の中学生の時は、みんな坊主頭だったから、可愛いイメージではなかったような。
今考えると、ひどい話だと思う。男子は嫌だったのではないか?
頭を洗うのは楽だったかもしれないが。
それにしても、お迎えの車がずらり。
昔なら車のお迎えなどはなかったぞ。
とはいえ、頼まれると喜んで行くのである。
この王子様達が大人になるとどうなるのだろう。


しびれるね

2022-02-15 | 身体
弓道協会の新年総会があり決算を終えて新しい年度となる。
一昨年からコロナの影響で活動が難しく、今年は会費の設定を会員の負担のないようみんなで話し合って決めた。
日頃稽古して試合とか審査を受ける正会員と、稽古を休んでいる準会員と、その中でも全弓連への登録をする人としない人に分けた。
脱会する人をくい止めるためにも価格の改訂はしなくてはいけない。
そのせいか、この仕事を何十年もやってきて、初めて脱会者ゼロとなった。

弓の稽古をしばらく休んでいる弓道仲間の同級生が会費を支払いに来てくれたので、しばしコーヒーを飲みながら話をした。
お互いに癌を患って、抗がん剤治療をしたので、その話になった。
指先が痺れるというので、実はわたしも痺れが取れ切っていなくて、寒くなると特に手や腕にも及ぶ。これは、抗がん剤のせいだよね。と、言いつつ証明できない。
医者に言っても治るわけではないし、経験したものでないと分からないことがある。日頃、誰に言っても分からないと思いうから黙っていたが、二人で話が盛り上がり、抗がん剤の是非に話が及んだ。
及んだところで発表の場もないし、最近はIPS細胞の研究も進んできたので、癌なんか風邪くらいの病気になりそうな気配だ。
治療中、指先の痺れがひどくて、料理をしていても、食材をつまんでいる感触がなくて、ひどいときには揚げ物をしていて油の熱さも分からないくらいだった。

「しびれるねぇ。もっと面白いことに痺れるならいいんだけど」
と、話しつつ「もしかして、これって後遺症じゃなくて、老化かも・・」
同級生と話していると年を取っていないような感覚になるが、高齢者ということに痺れの原因があるのではと気づいた。
何しろ、高齢者と区切られた年になった経験は初めてだから。












何度でも

2022-02-10 | 弓道
羽生結弦選手は、やはり凄いなと思った。
練習で一度も成功していない4回転半に挑むという行為は、無茶ではないかと思ったし、一度も成功しないものは本番で火事場のバカ力ではない限り、奇蹟はそう簡単に起こらないだろうと思った。

日頃の、軟弱なわたしの弓の稽古からの経験では、稽古で出ないものは出ないし、稽古より本番の的中は落ちることが多い。
緊張や力の入り過ぎなどが原因である。
普段出来ていることが出来ないことが多いので、そう思ったのだった。

しかし、羽生選手はあえて4回転半にチャレンジしたのは、いい感触まで来ていたのだろうと思う。
世界一のアスリートは、やはり違うのである。
「もう少し、もう少しで完璧になる」というところを繰り返していたに違いない。
あえて、わずかの可能性に賭けて挑む力は凄い。
実際には回っていたのだ。
転んでしまったけれど。
正直なところ、何回転なのかよくわからない。
瞬時に4回転でしたとか、3回転になってしまいましたねと判断できるところもすごい。解説者も経験豊かだから分かるのだろう。

話は戻るが、諦めずに出来る時を信じて繰り返す力はすごいと思う。

ドリカムの『何度でも』の歌に、「一万回だめでへとへとになっても、10001回目には何か変わるかもしれない」と、いう歌詞がある。
その10001回目がオリンピックの本番。

しかし、だからと言って、ただ繰り返せばいいというのではない。
ダメなものは一万回繰り返してもダメなのである。
変わるためには、行く方向を見定めなくては、時間の無駄というもの。
それでも、挑み続けられる何かを持っていることは人生の拠り所となる。
それは料理の腕を上げるとか、毎日歩く目標でもいいのだと思う。

しかし、良くなるかもしれないと努力し続けて、変わり映えしないで何十年も時を過ごしてしまったことを何としようか。
稽古を続けると、あちこち痛くなったり、筋力の衰えを実感したり。
繰り返しの呪縛に遭っているのでは?という人もいた。
さあ、この先の長くもない人生に、一体何を賭けるのか。

今日も、「ああでもないこうでもない」と、みんなと稽古して気づいた。
この過程が貴重なのだとも思えたのだ。
そう、誰もが金メダルを取れるわけではない。
その他大勢にも、小さくても積み上げることができる。
そして、いつまでも満足できないまま、喜んだり、落ち込んだりしているのはある意味幸せなことなのだ。
たどり着けないことを伸びしろがあるとか、成長し続けているとか勘違いするのも幸せなことか。
いや、それは「おめでたい」人なのか。


バーニャカウダを作る

2022-02-04 | 料理
ちまたでは、カタカナ料理がおしゃれっぽく聞こえ、ミーハーなわたしはそれを食べて、作ってみることにした。

子供の給食の献立表に「ポークピカタ」「ムニエル」「マリネ」「~ソテー」と、書いてあったのは、30年も前のこと。

レストランで当たり前に「アヒージョ」「アクアパッツァ」「カルパッチョ」「ボロネーゼ」「キッシュ」・・
ところが、「バーニャカウダ」を知らなかった。
友達と注文してみて、「なあんだ温たれ付き野菜じゃん。」と、思った。
しかし、これが癖になる旨さだ。
早速、家でも作ってみることにした。
ソースはアンチョビ缶とにんにくひとつ。
にんにくは牛乳で煮て、煮汁を捨て再度煮て、オリブオイルにアンチョビと共に煮る。
アンチョビとにんにくの味は、蟹みそみたいなかんじがする。
温野菜に、熱々のソースは冬には嬉しい一品。
しかし、皿の上に置くと、たちまち冷めてしまう。



ソースは瓶詰にして日持ちするので、別の日にワインのお供を作る。
ちょうど卓上の炭焼き七輪みたいのがあった。
いつか殿とゆっくりミニ鍋とか、旅館の朝食みたいに固形燃料で干しカレイを食べようと思っていたが、叶わずお蔵入りになっていた。
これこれ、思い出して引っ張り出して、それでソースを温めて・・・。
ところが、思いのほか固形燃料の火力が強い。


載せたり、下ろしたり忙しいのである。落ち着かない。



和風の名前の料理をゆっくり食べたいものだ。
それも、誰かが作ってくれて、誰かがお酌をしてくれて。
外国語の名前がおしゃれとは限らないのである。

そういえば、金沢に立派な図書館が出来た。
石川県立図書館についた名前は『百万石ビブリオバウム』
イタリア語とドイツ語をミックスしたのだという。
名付けた方には申し訳ないが、聞いた瞬間「腸炎ビブリオ」が、頭に浮かんだ。
あくまでも私の主観なので、ごめんあそばせ。

大河ドラマ 鎌倉・・・弓が?!

2022-02-01 | TV
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の中で、新垣結衣の演ずる八重が弓を引くシーンがあった。
ガッキーかっこいい!!と、言う視聴者もいただろう。
わたしは、弓を見ていた。
真っ黒の弓はどう見てもグラスか、カーボンに見える。
あの時代に、グラスの弓を使ったとは思えない。
竹弓を漆塗りにしたものという想定ならば竹の節があっただろう。
録画で観ていないので、弓に節があったかどうかを確認はできなかった。
どこかで簡単に調達したように思えるのだ。

ドラマの話の流れでは弓の材質など、どうでもいいことである。
違和感が・・もやっと。