6月に生協の早割のうなぎを申し込んだ。
生協の配達のお兄さんが、「今年の土用はお客さんの配送日と同じなので、早割はお得ですよ」
それはいいね。と、早速二人分にはぜい沢な特大を早割で申し込んだ。
水曜は仕事の後、うなぎを思い浮かべて買い物をせずに帰って、オリンピックのニュースを観ながら夕食の準備を。
金メダルを取るということは並々ならぬこと。
どの国の選手もハイレベルなので、予選から全力を尽くさなくては、予選落ちもあるということ。
小さなミスが命取り。金を期待された選手の予選敗退。
コートのプレイも、アウトになるかインになるか、ネット際のプレーもはらはらする。
最後は勝利の女神が微笑むのだ。
混合ダブルスの卓球を観ていても、どちらも力があると思われた。
中国女子選手が敗戦の後のインタビューで「受け入れられない・・」と、頭からまだ湯気が上がっているようだった。
これは、積み上げた練習や実力を持ち、自信もあったからだろう。
さて、わたしは少し多めに炊いたごはんに丼にすべくウナギのたれも用意して生協の箱を開けた。
え!!ウナギがない。そんなはずは!!
配達員さんとの会話もあったし、注文漏れはないはず。
コールセンターに電話したら、調べてみますとのこと。
結果、「お客様の注文書を確認しましたところ、注文ナンバーの最後の桁の3の数字が、機械では8と読んだようです」とのことだった。
8と入力したために、春巻きが届いたかと思いますが・・・。
あ、そういえば6月末だったか春巻きを食べた。
注文したっけ・・と、思ったが、いくつかの注文で、翌々週に届くので、なんの疑いもなく食べてしまった。
それは1か月前の事。
眼で見ると3に見えるということは、わたしの注文が間違えたわけではないということだ。それに、「特別注文の裏コードがあって・・」と、言われた。
ここで何を言ってもダメなので「分かりました」と、電話を切った。
返した球はアウトだ。何はともあれ予選落ちだ。
仕方なく冷蔵庫にあった油揚げを焼いて、うなぎのたれをつけて出した。
普通の醤油味の方が良かった。
うなぎのたれはうなぎと合うのだと悟り、かえってみすぼらしい食事となった。
もし、報道陣がいたら「受け入れられない!」と、言っただろう。
誰もマイクを向ける者はいないので、ひたすらリベンジあるのみだ。