まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

八甲田山 VS 白山

2022-07-07 | 読書
深田久弥の本を読んでいて、ふたりの妻についていろいろ調べているうちに、前妻の「北畠八穂の物語」を読んだ。
カリエスを患いながら、凄い気力と独特の表現をする児童文学者である。
歩くのも困難な中で、数々の作品を生み出すのであるが、中でも興味深いのは、故郷の学校の校歌を作詞したというので、歌詞が気になった。
昭和52年、創立60周年を迎えた青森山田学園の学園歌を作詞している。
作曲は古関裕而である。
平成11年8月、甲子園で準々決勝まで進んだ時全国に流れていたそうだ。
北畠八穂が生きていたら歓喜したに違いない。

ネットで、この学園歌を聴いていたら、全国高校サッカー選手権の決勝で2022年にも歌われていることが分かった。
八穂さんが知ったら天にも昇る気持ちだろう。(すでに天国にいるのだが)
学園歌のタイトルは「意気と熱(まこと)に」である。
とても、病弱の身体から生まれた歌とは思えない。力強い。

昭和の小説家は、小説以外に副産物のように校歌を作詞している。
それは、平成も令和にも歌い継がれて、いつまでも心に生き続ける。
「万象かたどれる 八つの秀峰 八甲田・・」

ちなみに、わたしは深田久弥の校歌で、小学校、中学校、高等学校と歌って育った。
残念ながら全国大会で歌われたという記憶はない。
「白山の峰はさやかに・・」「春白山のあさぼらけ・・・」どの歌にも、白山が登場する。

どちらも、お互いに大きな影響を残し、並々ならぬ人生をおくり、多くの作品を残した。

八甲田山 VS 白山 の闘いはドローだな。






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2 コメント

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Unknown (mtmr19591215)
2022-07-10 14:55:17
私は小中学は同じでしたが高校は深田久弥さんの校歌でなかったんで残念です。わたしも久弥さんの歌いたかったな。
松古りていよよ色濃く、好きでした。
越の白山 (まこ)
2022-07-10 21:33:32
mtmrさん
高校の校歌の出だしは
「越の白山(しらやま)仰ぎつつ♬」です。
どの歌も、白山がどんどん迫ってくる感じですね。
我らが白山と、平床山は、ふるさとの山ですね。

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