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【インフレターゲットやめても何ら問題なし!】日銀の次期総裁に推薦したい独連銀ワイトマン氏⑤

2017-04-17 00:03:20 | 日本

前回からの続き)

 以上、来年で任期を終える黒田東彦・現日銀総裁の後継者にふさわしいと個人的に考える方として、白川方明前総裁、そして一番の推しメンとしてドイツ連邦銀行のイェンス・ワイトマン総裁を挙げてみました。

 わたしは先述のとおり、そして以前から書いているように、日本はインフレターゲット政策をさっさとキャンセルし、その実現手段となっている日銀の現行の金融政策「異次元緩和」の手仕舞いに一刻も早く着手するべきだと考えています。これはいまの「政治」つまり「アベノミクス」に背を向けることであり、日本中が円安インフレ万歳一色に染まる中、中銀の独立性を盾にそれを敢行するには並外れた腕力と度胸が求められるところ。そのあたりは同じ日本人より、周囲とのしがらみが少ない外国人の方がやり易そう、という点と、「悪いインフレ」抑止への強い意志と姿勢を隠そうとしない唯一の(?)セントラルバンカーという点で、上記ワイトマン氏がベストの人選と考える次第です。

 とまあ、いつもながらの(?)極論を綴ってきましたが、実際にこの御二方のどちらかが次の日銀総裁になる可能性はほぼゼロでしょう。というのも万一、わたしの願いがかなって(?)ワイトマン氏が選ばれたりしたら、そのとたんに上記のとおりアベノミクスは事実上、止めるしかなくなるから。具体的には・・・「円高株安」で一枚看板「カブノミクス」(私的造語:取り柄は「株のみ」)が崩壊するほか、円高デフレ再来で輸入物価下落すなわち電気代やガソリン代、飼料とか小麦等の価格が大きく下がってインフレ2%達成はとても望めなくなるわけです・・・

 ・・・ん? このとき日本株投資で損するのは多くの場合、高値掴みした外国人投資家だろうし、円建て原材料価格の低下は日本の個人消費や実質所得の回復に大いにプラス・・・ということで、それほど問題ではないと思いますけれどね、アベノミクスの幕引きを図っても・・・

(「日銀の次期総裁に推薦したい独連銀ワイトマン氏」おわり)

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