はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「さよならドビュッシー」

2022-09-23 15:58:54 | 本・映画・ドラマ
中山七里さんの「さよならドビュッシー」を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。


ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。
ピアニストを目指す遙、16歳。
祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。
それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。
ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。
第8回『このミス』大賞受賞作品。


このところ、中山さんの岬洋介シリーズに魅了されて、せっせと全作読むぞ~と
張り切って読んでいましたが、この物語で、、最後(たぶん)ということで、
しばし、岬先生ともお別れか~と思うと、ちょっぴりセンチメンタル(苦笑)
この本は、映画化されているみたいなので、映画も見てみたくなりました。

惚れ込んでしまったものですね~と、我ながらびっくり。
でも、それほどに、岬先生は、魅力的な人物だと思います。

この物語の岬先生は、20代前半?音大の非常勤講師のオファーがあったところ、、と
いうことなので、24才くらいか?
法曹界から離れ、ピアニストとして生きていくと決めて少し経った頃だと思われます。

全身火傷を負った遥と出会い、コンクールに向けてのレッスンを引き受ける。
それと並行して、火事から殺人事件までの一連の出来事の謎を解き明かす。

最後に、驚くべきどんでん返しもあり、
オセロが、一気に全部裏返ってしまったようなびっくりでもありました。

ミステリー色も濃かったですが、レッスンしているところや、コンクールなど演奏している
シーンでは、読んでいるだけで、素晴らしい音楽を聴いたような感動があり、
さすがー!と思いました。

このシリーズが、これからも、続いていくことを、楽しみにしています。
コメント (2)
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