革命前夜

2017-06-15 09:42:29 | Book
ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツを舞台にした青春小説。
バッハの音を求めて東ドイツへと渡った日本人の若者。理想を求めて東ドイツへ行った若者と理想を求めて東ドイツから脱出しようとする若者たちの対比や、それぞれの学生ごとに異なる音楽のスタイル、秘密警察を巡るミステリーと、崩壊しかかっている東側の体制の描写と、盛りだくさんの内容が巧みに組み合わされ、一つの物語として完成されている。

革命前夜
革命前夜須賀 しのぶ

文藝春秋 2015-03-27
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怪物はささやく

2017-06-15 09:29:00 | Movie
癌に侵された母親を持つ少年コナーの前に、樫の木の怪物が現れ、矛盾に満ちた3つの物語を語る。3つの物語を語り終えた後、コナー自信4つ目の物語を語れと、怪物は言うのだが…。
原作にあった幼馴染の少女リリーとのエピソードを全面的にカットしたため、学校内でのエピソードが意味不明になってしまっている。かといって学校関連をすっぱりと無くしてしまうと、3つ目の物語との整合性が取れなくなってしまうため、リリーは残すべきだった。
主人公の少年の演技は良かった。
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光をくれた人

2017-06-15 09:20:57 | Movie
孤島で暮らす灯台守の夫婦。ある日、死んだ男と赤んぼを乗せたボートが辿り着く。自分たちが産んだ子として育てるが、本当の母親が子供を探していることが発覚する。
仕事とはいえ、他に人のいない孤島で何年も暮らしたら、おかしくならない方が不思議だろう。
黙って育ててしまうのは確かに問題だが。赤ん坊を意図的にさらったのではなく、たまたま拾った子供を育てて誘拐扱いされるというのはどうなんだろうか。
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