先日のルイ君(支援校中1・広汎性発達障がい)の
レッスンの時のことです。
ルイ君は今、
【バーナム・ピアノ教本2】を練習しています。
「これはね、アメリカの男の子が使っている楽譜ですよ。」
と言ったら、凄く喜んで、
ルイ君の練習も拍車がかかってきたようです。
先日のレッスンの時も、
宿題の「芝刈り機」が上手に弾けたので合格にしました。
なので私は、
次の「ローラーコースター」のページを広げ
「ルイ君、次の宿題は この曲です。
まず、右手を弾いてみましょう。」
と言いました。
するとルイ君は「はい。」と言って、
すぐに弾き始めました。
難なく弾けたので
「じゃあ、左手もやってみる?」と促すと
ルイ君は再び「はい。」と言って左手のパートを弾きました。
音もリズムも正確に弾けたので
「じゃあ、頑張って両手に挑戦しましょう。」
と言ってみました。
ルイ君は「頑張ります。」と言って、
ゆっくり両手で弾きました。
私はルイ君の右側に座って、
音やリズム、そして手の形や姿勢をチェックしていたのですが。。。
ある事に気が付きました。
あれっルイ君ったら、
色が付いていない楽譜を見ながら弾いてる
何時もは、音符に色を付けてから弾くのに。
ルイ君が、最後まで弾き終えたので
「ルイ君、凄い
音符に色が付いていないのに弾けたね」
「あっ、ほんとだ」
「ルイ君、凄いね~」
「はい。」
「やっぱり、中学生は偉いね~」
「はい。」
ルイ君は、本当に嬉しそうでした。
実は、今までも何度か
「色を塗らないでやってみようか。」
と試みたことがあったのです。
でも、その度にルイ君は
「いいです。色を塗ります。」と言っていたのです。
それが、こんなに すんなり色が取れて
上手に弾けたなんて
私が色を塗る事を忘れたことによる偶然が
こんなに嬉しい展開になるとは
とても嬉しいレッスンになりました
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