ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

男女間の友情はありますか?と聞かれたので。。。

2018-09-30 | ピアノ教室

昨日はCちゃん(高3)のレッスンでした。

Cちゃんは受験生ですが、毎週レッスンに通ってくれています。

今は、試験勉強の追い込み期間ですので、きっと、息抜きに来ているのだと思います。

そんなCちゃんですが、昨日はピアノを弾く手を止めて私の方を振り返り

「先生、男女間の友情は成立しますか?」と質問されました

私はCちゃんの不意打ちにビックリしたのですが

「う~ん、成立することもあるけど、ちょっと難しい部分もあるわね。」と答えました。

「何かあったの?」と聞いてみましたら、

「男女間では、ハグしたりすることがはばかられるじゃないですか。
それが、理解出来ないんですよね。」とのこと。

実はCちゃんは、海外生活が長く、
海外では当たり前になっている男女間のハグが、日本では出来ないことに不満を持っているようでした。

「そうね、日本では、男女間のハグは特別な関係の人同士しかしないかもね。」

「それって、逆に不自然ですよ。」とCちゃん。

「あっ!でもね、大学生になって同じゼミとか、同じサークルとか~
四六時中一緒に過ごすグループが出来て、その中で親戚同士のような連帯感が出来たら、
男女間のハグも不自然じゃないかもね。」

私がそう答えると、Cちゃんはニッコリしました。

頑張れCちゃん楽しい大学生生活は、もうすぐだ~

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初心者のハノン~合格の基準と練習方法

2018-09-29 | 初心者のピアノ上達への近道

昨日、ピアノのM先生と電話でお話をしていた時に、
ハノンの指導法について質問されました。

M「ハノンって、どういった時に合格にしていますか?」

私「私の場合、粒を揃えて弾けるようになったら、合格にしているかなぁ。」

M「速く弾けなくてもですか?」

私「うん、速く弾けなくても、粒を揃えて弾けたら合格にしてる。」

M「じゃあ、速く弾けなくても、いいんですね。」

私「うん、速く弾くことによって、腕や指が硬直してしまったら、その方が問題だもの。」

 

私の場合、バイエルの終わりからブルグミュラーの初めの頃を見計らって、
生徒さんにハノンを渡します。

まず、1番から20番までを、一旦片手ずつ弾かせます。

全ての音の粒を揃える為には、片手練習が効果的ですし、
初心者の弱点である左手を強化する為にも、片手ずつの練習は不可欠だと思うからです。

そして、半年~1年かけて20番まで進んだら、
もう1度1番に戻り、今度は両手で弾かせます。

今度は、両手の音がずれないように、そして、速く弾く練習も加えます。

余裕があるようだったら、リズム練習も指導します。

21番以降を弾く頃になると、指の動きもスムーズになるので、
後は普通に進んで行きます。

ただ、39番の音階練習に入ったら、再び片手ずつの練習を行います。

ピアノ奏法にとって、音階は1番大事なテクニックです。

それだけ丁寧に指導しなければなりません。

ハノンは、こんな感じで指導をしています。

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九九って癒やされる

2018-09-27 | 自閉症の作家・東田直樹さん

KADOKAWA発の文芸情報サイト「カドブン」で、
東田直樹さんのエッセイ(毎週水曜更新)

「東田直樹の絆創膏日記」
第44回 特別な2×7=14 が掲載されました。

ご興味のある方は、ここをクリックしてくださいね。

 

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2018年9月15日(土)

 小学生の時習ったかけ算は、とても覚えやすかった。式も答えも決まったパターンで覚えればいいからだと思う。
 僕が一番気に入っていたのは、2×7=14である。
 2の段は、九九の中で最も簡単だ。
 2×1=2、2×2=4、2×3=6、2×4=8、2×5=10、2×6=12、2×7=14、2×8=16、2×9=18で終わり。
 2×7=14の所になると、僕の発声のリズムは微妙に変わる。
 どの式にもリズムがあるのかもしれないが、2×7=14には、特別な響きを感じる。少し言いづらいが、音がかわいい。
 九九は、何度も口に出して唱えなければ覚えられない。ただの数字の並びだと思っている人もいるが、それぞれの九九には違いがあり、個性を感じる。
 僕は、どんなに九九が得意になっても、2×7=14だけは、少し丁寧に発音している。そうすると、その後の九九も上手に言えるのだ。
 2×6=12までは、ウォーミングアップ、いよいよこの先が九九の本番、9×9=81まで一気に声高に暗唱する。
 九九を唱えていると、楽しい気分になる。僕の耳には、九九が算数というより、念仏に聞こえることがあった。一所懸命に唱えていると、必ず幸せになれる。そんな気分に浸れたのだ。

~~~~~

確かに、九九を唱えてみると、楽しい気分になります。

自分の子どもの頃や、息子達が2年生だった頃を思い出したりするからでしょうか。

あと、唱えるうちに無心になって、心が穏やかになるような気がします。

九九に癒やされるなんて、意外な発見です 

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大人の生徒さん~お母さんも嬉しいんだなぁ

2018-09-26 | 大人のレッスン

昨日は、Yちゃん(20代・女性)のレッスンでした。

Yちゃんは小学校の先生で、ピアノ歴は6年です。

大学1年生からピアノを習い始め、見事!採用試験に合格 

先生になってから、暫くレッスンはお休みしていたのですが、
去年から、再び習いに来てくれています。

 

そんなYちゃんのお母様にお会いしました。

Yちゃんのお母様と私は友人なのです。

お母様は、私に会うなり
「最近、Yが『トルコ行進曲』を弾いているのよ。 何だか嬉しいわ~
と、本当に嬉しそうに言いました。

「うん、学校も忙しいのに、よく練習してくるのよ。」と言いましたら、
とても喜んでいました。

お母さんという者は、子どもの上達が、幾つになっても嬉しいんだな~と
しみじみ思ったのでした。

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練習していない言い訳が素晴らしい!?

2018-09-25 | ADHD児 頑張るT君

昨日は、テツ君(4年生・ADHD児)のレッスンでした。

テツ君は、(本人曰く)「ピアノは大好きだけど練習は嫌い」なタイプで、
大抵練習をしないでレッスンに来ます。

 

昨日も、入って来た時のお顔がドヨ~ンとしていたので
「テツ君、なんだか元気無いね~どうしたの?」と聞いてみました。

テツ君は、非常に分かり易いタイプで、
練習していない時は、沈んだお顔で入って来るのです。

「練習が。。。」

「練習が、どうしたの?」と、私はわざと聞いてみます(笑)

「練習が出来なかったんだよ。」

「何で?」

「お客さんが来たり、パパが誕生日だったり。。。」

「だったら、お誕生日パーティーの時に、
パパにピアノを聴かせてあげれば良かったのに。」

「べつにお誕生日パーティはしなかったんだ。」

「あれ? だったら、ピアノの練習と、パパのお誕生日は関係無いよね?」

テツ君は、ニヤッと笑いました。

 

テツ君は、練習しなかった時、こうして必ず言い訳をするのです。

その言い訳がおかしくて、私はいつも笑ってしまいます。

あっ、でも、テツ君の名誉の為に記しておきますが、
時々は(笑)お家で練習をすることもあるのです。

そんな時は、ドアを開けるなり、大きな声で

「ららみ先生 僕、練習してきたよ~」と大きな声で自慢するので、
非常に可愛いです

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