ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!


アスペルガー児 Y君・男子の母は、毎日が戦いだ~!!

2017-12-09 | アスペルガー児 Y君

さて、T君の次は、お兄ちゃんのY君(6年生)のレッスンです。

Y君は、ボーッとした表情で入って来ました。

多分、車の中で寝ていたのでしょう。

「あれ? Y君、眠いの?」

「はい。」

「疲れたのかな?」

「はい。」

Y君は、何を聞いても、「はい。」しか言わず、半分眠っているようです。

レッスン中も、あくびばかりして、とても気怠そうでした。

それでも何とかレッスンは進み、終了しました。

 

その後で、お母様がお月謝を持って入って来られました。

「今日はY君、とても眠そうでした。寝不足なのですか?」

「はい、最近は、毎晩遅くまでゲームをしていますから。」

「まあ、そうなのですね。」

「言っても、言っても、言うことを聞かず、困っています。」

「取り上げたらどうでしょうか?」

「取り上げると、兄弟で大騒ぎをするので、結局こちらが根負けしてしまうのです。」

「ああ、分かります。 ウチも息子が2人居ますから。
息子達が小中学生の頃は、毎日が戦いでしたよ(笑)」

「そうですか?」

「はい、毎日が戦いで、もう大変でした。
でも、あと10年経つと楽になりますからね(笑)」

「10年ですか?」

「全国の男子の母は全員、毎日戦いですから、お母様も頑張ってください。」

「あはは、そうですね。 全員戦いですよね

「はい、戦いです  男子の母の宿命です

私がそう言うと、Y君とT君のお母様は、楽しそうに笑ってくれました。

 

それにしても、Y君の夜更かし、何とかならないかな。

どうしたらいいんだろう。。。

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アスペルガー児Y君・凄いね!!オクターブ以上届くんだね!

2017-11-29 | アスペルガー児 Y君

昨日は、Y君(6年生)のレッスンでした。

Y君は、アスペルガーと、注意欠陥の診断を受けている男の子ですが、
お薬の効果で、毎週のピアノレッスンは、集中して受けてくれます。

そんなY君は、5年生に習い始めてから、一生懸命ピアノに向き合っていたのですが、
最近は、少し停滞気味です。

もうすぐ中学生なので、塾に行き始めたことも原因かもしれません。

今日も、あまり練習せずにレッスンに来ました。

「あれっ? どうしたのかな? 」

「なんか、(練習することを)忘れてしまいました。」

「Y君は、練習すると、とっても上手になるタイプなんだけど?」

「はい。。。」

私はY君の手に眼を向けました。

Y君は、6年生にしてはかなり小柄で、とても華奢な体つきです。

でも、指はとても長くて、私の指よりも長いのです。

「Y君の指は、本当に長いね。」

私はそう言って、Y君の手を触りました。

Y君は、身体を触られるのが苦手ですが、今回は素直に触られていました。

「Y君、オクターブ届く?
オクターブで弾くというのはね、手を広げて、ドとドを同時に押さえることだよ。」

Y君は、私の手を見ながら、オクターブでドを弾きました。

「凄いね 楽々届いちゃうね。
それでは、1の指でドを押さえたまま、5の指で、レの音を弾いてみて。」

すると、華奢なY君の5の指は、ドから遠く離れたレの音を押さえました。

「凄いね~  6年生で、こんなに届く子、初めてみたよ
凄い凄い  先生、ビックリしちゃったよ 。
こんな子は、絶対にピアノが上手になるから、頑張ろうよ

そう言うと、Y君は、本当に嬉しそうに頷いてくれました。

そして、塾が無い日は、なるべくピアノに向かうことをお約束しました。

音楽やピアノが大好きなYくんが、また熱心に練習するといいな~と、ららみ先生は願っています

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アスペルガー児 Y君・大失敗しちゃった!ごめんね。

2017-09-08 | アスペルガー児 Y君

6年生のY君は、先週から、新しい曲集に入りました。

その曲集の中から宿題を出し、一緒に少し練習をしました。

Y君は、とても喜んでくれて、本当に嬉しそうなお顔で
「頑張ります。」と言ってくれました。

私は、バイエルと、その新しい曲集を抱き合わせにして、
Y君のバックに入れました。

帰ったら、すぐに宿題のところを開けるようにしておいてあげたのです。

 

そして、1週間が経ちました。。。 

私は、『Y君は、新しい曲集をどんな風に練習してくるかな~』と
楽しみにしていたので、

「綺麗な曲が宿題だったから、今週は沢山練習出来たんじゃないかな?」
と、Y君に問いかけました。

するとY君は、
「楽譜が無くなったので、あまり練習出来ませんでした。」と答えるのです。

「えっ、そうなの  」

「探しても見つからなかったので、
バイエルは、楽譜を見ないで少しだけ練習しました。」

私は、どうしたんだろうね~と言いつつ、Y君のバックを開けて
中を覗いてみました。

すると、中には、ちゃんと楽譜が入っています

「あれっ?  Y君、バックの中に楽譜があるよ。」

「あっ  ほんとだ。  家では見えなかったのに。。。」

 

先週私が、楽譜を抱き合わせて入れた為に、
バックを開けた時の楽譜の形状が【いつもと違う見え方】になり、
Y君は、楽譜を見つけることが出来なかったのです。

あ~そうだった

アスペルガー児の基本的な性質を、つい忘れてしまった私の大失敗です

まだまだ未熟な私です

 

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2時間5分

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アスペルガー児 Y君・聴音だから聴いたら書いてね

2017-08-12 | アスペルガー児 Y君

一昨日は、6年生のY君のレッスンでした。

ピアノのレッスンを一通り済ませた後、
次は旋律聴音をさせる為に、五線ノートを机の上に開かせました。

「Y君、聴音をするよ。  
今から先生がピアノを弾くからね。 よ~く聴いてね。」

と言って、簡単な旋律を、4小節弾きました。

Y君は、五線ノートを前に置き、真剣に聴いています。

私は、何回も弾きましたが、Y君は真剣に聴くだけで、ノートに書こうとしません。

「あれ?  Y君、ノートに書いてくださ~い。」

「えっ? ノートに書くんですか?」

「うん、先週も、聴いたらノートに書いたでしょ?
Y君、正確に書けて、100点だったよね。」

「さっき先生が “聴いてね” とだけ言ったので、書くとは思いませんでした。」

 

あっ そうだった

アスペルガー児の特徴として、言葉をそのままに受け取る~と云うのがあります。

Y君にとって、言葉に表れた意味は、それ以上でも、それ以下でもなく
さっき私が「聴いてね。」と言ったので、真剣に聴いていただけだったのです。

私は、Y君に謝りました。

「“聴いたら、書いてくださいね” と、ちゃんと言わないでごめんね。
では今から、さっきのメロディーを、音楽ノートに書いてください。」

するとY君は、さっき真剣に聴いていた旋律を、スラスラと五線に書きました。

私は、花丸を大きく描いて、Y君を褒めました。

そして、今度から気をつけて言葉掛けをしようと思ったのでした。

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アスペルガー児 Y君・練習出来なかった理由を言えた!

2017-05-19 | アスペルガー児 Y君

先日のY君のレッスンの時のことです。

レッスン室に入って来るなり、Y君の顔色の悪さが目につきました。

どうしたのかな?と思って、尋ねてみますと、「大丈夫です!」とのこと。

あまりしつこく聞いても悪いので、レッスンを始めましたら、
何だかボンヤリして、欠伸ばかりしています。

「眠たいの?  疲れているのかな?」と聞いてみましたら、

「最近は毎日、放課後に陸上の練習をしているので、全然練習が出来ませんでした。」
と答えてくれました。

「まあ、そうなのね。 この時期、6年生は、陸上大会の練習が忙しいよね。
他の小学校の6年生達もそうだから、知っているよ。」
と言いましたら、安心したお顔で頷いてくれました。

なので、その日は、ピアノのレッスンはせずに、
リズム打ちや、メロディー当てクイズ等をして、楽しい時間を過ごしました。

 

実は、レッスンの時に、Y君が自ら、練習出来なかった理由を言うのは、
極めて珍しいことなのです。

今まで練習不足の時は、ピアノを弾きながら、突然涙を流してしまう~
と云うパターンが多かったので、今回の様に、自分から、その理由を言えたのは、
大きな進歩だと思いました。

Y君も、中学生に向けて、毎日成長しているのだな~と、感動したのでした。

 

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40分

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