なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

ラテン語

2024年01月28日 | ほんの話

 SB新書で「世界はラテン語でできている」(著者は「ラテン語さん」)が出ていたので、早速購入した。著者は高校2年生からラテン語の勉強をしているそうだ。

 医学用語も、語源がラテン語というのは多い。ある程度ラテン語がわかると記憶しやすい。

 (以下はこの本による)

 黄色ブドウ球菌Staphylococcus aureusaureusは金aurumから来ている。正確には黄金色ブドウ球菌?。

 ラテン語で熊はursusで、胆汁の成分はウルソデオキシコール酸で、薬もウルソだが、熊の胆汁から発見されてつくられたから。

 ラテン語で冠はcorona。コロナウイルスは電子顕微鏡で見ると、スパイク蛋白が王冠の突起のように見えるのでコロナになった。英語で冠はcrown。ラテン語で小さい冠はcorolla(coronaの小さいものの意)になる。

 トヨタは車名を「冠(かんむり)シリーズ」として、クラウン、コロナ、カローラとつけてきた。(あと冠にちなんだ名前がなくなって、かんむりから日本語でカムリとつけたらしい。)

 その後もラテン語で、プリウス(prius=より優れた)、イプサム(ipsum=それ自身)、スープラ(supra=上に、英語のスーパー)と付けている。

【Amazon.co.jp限定】世界はラテン語でできている(DL特典:書き下ろし原稿) (SB新書 641)

 

 読み方だけでもわかるように、今年は基礎の基礎だけ勉強することにした。無駄知識の勉強は楽しい。

基本から学ぶラテン語

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