NHKスペシャル「ヒューマン なぜ人間になれたのか 第2集 グレートジャーニーの果てに」を見て、改めてネアンデルタール人のことが気になったので、番組の内容と、他の資料も調べた内容とを合わせて、整理してみた。
番組ではネアンデルタール人はホモサピエンスから最後に枝分かれしたという。脳の容積も変わらず、知能も人類と同じレベルであったという。証拠として、ネアンデルタール人の作った石器と人類の先祖の作った石器と見分けがつかない程似ていることを上げている。
ただネアンデルタール人は人類の先祖と比べて、体格が大きく力は非常に強かったと推定されている。大きな違いは、人類の先祖は投擲具を使ったが、ネアンデルタール人は使わなかったという。
その投擲具は、今でもオーストラリア原住民のアボリジニが使っているという。構造はシンプルで、投擲具は棒の先端に鈎針のようなフックをつけた形状で、槍の尻の穴に、投擲具のフックの返りの部分を差込んで槍と投擲具を重ねて投げ、投擲具を棒のように持って振り回すと、腕の長さと手に握っている投擲具の長さが合計された長さで、投擲具が振り回されることになる。
そのため投擲具の先端のフックに取り付けられた、槍の尻に加えられる遠心力(投げるスピード)は、腕だけで投げる時より大きく出来、投げ出す速度も速くなり、投擲具を使用することで、槍を正確に遠くまでとばせるようになった。
このように人類の先祖は、投擲具を使用することで命中率が正確になり、小動物も捕獲できるようになり、食料供給は安定化したという。それとは対照的に、ネアンデルタール人は投擲具を使用しなかったために、大型動物のみの捕獲になり、人類との生存競争で食料供給の面で不利になった。
更にネアンデルタール人は分散して生活する傾向にあっが、人類は共同で生活する傾向にあった。人類は社会を形成することで、グループで情報を共有し、新しい発見を蓄積し高めていくことで、社会を形成するようになり、ネアンデルタール人を圧迫した。その結果ネアンデルタール人は、2万年前に絶滅したといわれる。
しかし、「ウイキペディアのネアンデルタール人」の項目では、最新情報として、次の情報が掲載されている。
「2010年5月7日のサイエンスに、現生人類ホモ・サピエンスのDNAに分岐後ネアンデルタール人遺伝子が再混入している可能性があるとの論文が収載され、ネアンデルタール種属分類に新たな謎を投げかけることになった。」
ところで、根拠のない話であるが、ネアンデルタール人の特徴と、似ているのが度々世間を騒がす雪男の話である。昨年のニュースでは次のようなことも報道されていた。こうした話がどこまで学会で認定されているかは疑問だが、ある意味ロマンのある話である。
2011年10月10日のユーチューブで、ロシアの西シベリアで開かれていた「雪男」に関する国際会議は、「存在確率は95%」との総括宣言を発表したという。
(「雪男」の存在確率は95%!? ロシアで国際会議」(11/10/11)http://www.youtube.com/watch?v=qBKesTsDPWo)
ところで、ありえない話と思うが、もし雪男が実在して、それがネアンデルタール人とわかった場合、どのように処遇するのだろうか。
動物としてか、ペットとしてか、人間としてか。
追)大阪市立自然史博物館で2016年4月16-6月19日まで開催中の特別展「生命大躍進」の展示の終わりの方で、海外の研究者のコメントとして、現代人にネアンデルタール人の遺伝子が入っていて、アジア人にも入っているとの説明があった。(混血?)
番組ではネアンデルタール人はホモサピエンスから最後に枝分かれしたという。脳の容積も変わらず、知能も人類と同じレベルであったという。証拠として、ネアンデルタール人の作った石器と人類の先祖の作った石器と見分けがつかない程似ていることを上げている。
ただネアンデルタール人は人類の先祖と比べて、体格が大きく力は非常に強かったと推定されている。大きな違いは、人類の先祖は投擲具を使ったが、ネアンデルタール人は使わなかったという。
その投擲具は、今でもオーストラリア原住民のアボリジニが使っているという。構造はシンプルで、投擲具は棒の先端に鈎針のようなフックをつけた形状で、槍の尻の穴に、投擲具のフックの返りの部分を差込んで槍と投擲具を重ねて投げ、投擲具を棒のように持って振り回すと、腕の長さと手に握っている投擲具の長さが合計された長さで、投擲具が振り回されることになる。
そのため投擲具の先端のフックに取り付けられた、槍の尻に加えられる遠心力(投げるスピード)は、腕だけで投げる時より大きく出来、投げ出す速度も速くなり、投擲具を使用することで、槍を正確に遠くまでとばせるようになった。
このように人類の先祖は、投擲具を使用することで命中率が正確になり、小動物も捕獲できるようになり、食料供給は安定化したという。それとは対照的に、ネアンデルタール人は投擲具を使用しなかったために、大型動物のみの捕獲になり、人類との生存競争で食料供給の面で不利になった。
更にネアンデルタール人は分散して生活する傾向にあっが、人類は共同で生活する傾向にあった。人類は社会を形成することで、グループで情報を共有し、新しい発見を蓄積し高めていくことで、社会を形成するようになり、ネアンデルタール人を圧迫した。その結果ネアンデルタール人は、2万年前に絶滅したといわれる。
しかし、「ウイキペディアのネアンデルタール人」の項目では、最新情報として、次の情報が掲載されている。
「2010年5月7日のサイエンスに、現生人類ホモ・サピエンスのDNAに分岐後ネアンデルタール人遺伝子が再混入している可能性があるとの論文が収載され、ネアンデルタール種属分類に新たな謎を投げかけることになった。」
ところで、根拠のない話であるが、ネアンデルタール人の特徴と、似ているのが度々世間を騒がす雪男の話である。昨年のニュースでは次のようなことも報道されていた。こうした話がどこまで学会で認定されているかは疑問だが、ある意味ロマンのある話である。
2011年10月10日のユーチューブで、ロシアの西シベリアで開かれていた「雪男」に関する国際会議は、「存在確率は95%」との総括宣言を発表したという。
(「雪男」の存在確率は95%!? ロシアで国際会議」(11/10/11)http://www.youtube.com/watch?v=qBKesTsDPWo)
ところで、ありえない話と思うが、もし雪男が実在して、それがネアンデルタール人とわかった場合、どのように処遇するのだろうか。
動物としてか、ペットとしてか、人間としてか。
追)大阪市立自然史博物館で2016年4月16-6月19日まで開催中の特別展「生命大躍進」の展示の終わりの方で、海外の研究者のコメントとして、現代人にネアンデルタール人の遺伝子が入っていて、アジア人にも入っているとの説明があった。(混血?)
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