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日本の漢方の実力

2012年02月25日 22時03分07秒 | 医療・健康・運動・食事・予防
先ほどNHKの「あさイチ」の夜の特集番組「夜なのにあさイチ」で漢方の話を取り上げていた。

番組でもコメンテーターが言っていたが、漢方ってなんとなく胡散臭いというイメージが付きまとっていたが、現在は様々な症状に治療成績を上げているという。
認知症の周辺症状に対しても、効果をあげている例を紹介していた。
それ以外にも様々な患者に対して効果があった実例を紹介していた。

紹介していた例も、効果が現れるまでは、数週間から数ヶ月掛かるようだ。
現在では、西洋医学の医師も、様々な病気に対して8割の医師が漢方を処方したことがあるという。
漢方で印象的なのは、精神科関連の治療に、漢方が様々な症状に効果を発揮しているということが紹介されていた。
最近は、漢方を使用した効果について、アメリカの権威ある学術誌に、数本の論文が掲載されているという。
アメリカの医学界も西洋医学の中に日本の漢方をいかに取り入れるか研究を始めている問いう。

ここであえて日本の漢方と書いたのには理由がある。
中国の漢方は本家であるが、一日分を処方してもらうと大量の漢方薬が渡され、それを煎じたりして飲むのだ。
大体2週間分単位で渡されるので、ものすごい量になる。
しかも、家で煎じるので手間が掛かるであろうし、煎じ方によっても違うだろう。

ところが日本の漢方は、最近では現代の食品加工や製薬技術を取り入れ、成分抽出を均一化し、液体から顆粒化して定量化し飲みやすくしている。
中国方式の漢方では、西洋医学で薬の一部として調剤するには方法が違うので馴染まないが、日本の漢方は定量化し普通の西洋医学の薬剤と同様に処方し扱えるので、西洋医学と共存できる。
しかも、西洋医学の薬と、併用しても差し支えないという。

しかも、番組では番組のテーマではないので紹介されていなかったが、日本では、中国でも採れにくくなった漢方の生薬をバイオ技術を使い、独自に安定的に栽培収穫する取り組みをしていて、既に実用化しつつあると聞いている。
同時に、管理された環境の最適条件で栽培される為、非常に質の高い生薬の収穫が可能であるという。

このようなことを考えた場合、日本の漢方の薬品としての効果と品質の優秀性が科学的に認定されれば、将来世界中に巨大な市場を持つことが出来る。
このことで、世界の医療関係者や患者さんに喜んでもらい、なおかつ製薬会社も利益を得ることができ、ウインウインの関係が築け、人類の福祉に貢献できる事業になる。

参考

夜なのにあさイチ :漢方スペシャル

「あさイチ」 スゴ技Q:健康や日常役立ち情報 http://www.nhk.or.jp/asaichi/waza/index.html

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