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サイドビジネス失敗記(背取りの巻)

2013年04月12日 15時54分29秒 | エッセイ &余談 ・短感・片言雑事
自営業時代に、確実にできるサイドビジネスという言葉につられて、サイドビジネスをやったことがある。
趣味と実益を兼ねて、古本のサイドビジネス(背取り)をしようと、わざわざ産創館の講習を受けて、チャレンジしたのだ。
その手法は、古本屋を回り価値ありそうな古本を見つけて購入し、アマゾン等のネットで販売するのだ。
これで月に数万円から数十万円の収入が得られるという。

そこで、実際1ヶ月余り本格的に古本屋通いをした。
そして講習会で習ったとおり、ネットで販売した。
確かに少し売れたし、コツも見えてきた。
だが、もっと売るには関連した本も揃える必要があり、分野を決めてその分野に読者と同じ程度の専門知識がないと、いい仕事にならない。
その上、古本屋の店内を見回すと、同業者らしいやからが、携帯やメモ片手にうろついて、本をパラパラめくって中身を確かめているのに頻繁に出くわす。
競争が激しいようで、多分いい本はライバルらしき人にすぐに買いとられる。
2ヶ月近くやった結果、古本の在庫がかなり増え、置き場所もコンテナに入れて数個分になり、狭い家で置き場所にも困るようになった。

更に、買ってきた古本の値札をはがし、紙やすりやベンゼンで汚れを落とし、本が傷まないよう、そしてすぐに出荷できるよう一冊ずつラッピングするので、かなり手間がかかる。
その割りに、利益は一冊売ってせいぜい数百円で、数を売らなければ商売にならない。
そんなことをするなら、アルバイトをした方がよほどましである。
そういうわけで、背取りビジネスは2ヶ月ほどで失敗に終わった。

ただし、背取りをする人が、その分野の専門家とかオタクで、本人がそうした文献や本を大量に所有たり読む場合は、その分野での目利きが出来るので、貴重な本とか専門的な人やオタクが欲しがりそうな本がたまに売れずに捨て値で出ている場合がよくあり、付加価値の高い本を見つけやすく、サイドビジネスとして成立する可能性があるようだ。

因みに、産創館での「背取り」の講習の講師の人は、IT技術のプロで、業界の本とそれ以外の趣味のことに精通していて、最低でも毎月10万円以上の収入を上げていて、通帳も見せてくれた。(4-5年以上前の話です。)


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参考ブログ集 散歩者gooより

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