散歩者goo 

タイトルのgooは、同名のHPやブログと区別の為付けてます。HPの「散歩者」はこのブログ筆者の私とは全く無関係です。

繰り返されるストカー殺人事件・誤解される男女関係の一断面

2014年05月05日 13時55分36秒 | 人間・男女関連・心理・文学
今朝のワイドショーで、先日起きた大阪のストーカー殺人事件を取り上げていた。
被害者の女性はスナックに勤める主婦で、ご主人と子供がいて、家計を助けるためスナックにアルバイトに来ていて、明るくて評判は良かったという。
犯人は去年夏から店に通いだした客で、常連になっていたという。
二人は、店が終わった後、近くのバーに行くこともあったという。(バーの店長の話)
ところが、犯人が被害者に一方的に行為を寄せ、メールや電話を頻繁にするようになったという。
そこで、被害者はスナック店主と犯人も交え話し、店は犯人を出入り禁止にしたという。
それでも、犯人からのメールが送られるので、被害者は警察に相談した。
警察では、中程度の危険性があると判断し、被害者に住居の移転と犯人の告訴を勧めたという。
しかし、被害者は夫や子供が居ることを理由にそれを断ったという。
その後、警察は犯人に対し警告の文書を渡したという。
それ以降、犯人からのメールは無くなった。
それから、警察が被害者にかくにんの電話を入れると、今は問題ないとの話だったので、警察も状況が改善されたとして危険度をCランクにし、月1回の状況確認することにした。
その間被害者は、元のスナックを辞め別の店にアルバイトに行っていた。
最近、被害者は全く問題が無くなったと思い、元のスナックに復帰した。
その後、被害者は自転車で帰宅途中に、レンタカーに乗った犯人に待ち伏せされ、殺害された。
因みに、犯人はDV事件を起こし逮捕され、出てきたころに問題の舞台になったスナックに通い始めたという。

この一連の事件の流れを見ていて、男と女の関係に一般的な傾向が見てとれると感じた。
私も、20、30代の頃は、行きつけの飲み屋、やスナックがあった。
スナックや飲み屋に通う男性達に、多くの場合下心があるか無いかは、店の雰囲気による。
性的冒険の下心だけを満たすのであれば、そういう客は、昔のアルサロンやピンクサロンや今ならガールズバーやその他、それらしい店に行くだろう。
そういった店でも、体を密着させたりとかといった、セクシャルなサービスは受けるが、その後も女性と親しくなり男女関係を結べるのは一部の人で、通常は、大人しく酒を飲んで帰る。

ましてや、普通の居酒屋やスナックの場合、普通の社会と同様、個人的に信頼関係が築かれなければ、男女関係には発展しない。
男女関係に発展するには、女性に選択権がある。

だから、そういうピンクを売り物にしていないスナックや居酒屋に勤める女性は、いくら人気があっても、一人も本当の彼氏がいない人がいるかもしれないし、逆にたくさんの人と男女関係を持っている人もいるようで、それは本人次第であり一般と変わらないように思う。
ただ、職業柄誘惑が多く、酒も入るので、その分だけ男女関係に発展しやすいといえる。

そもそも、男女関係には正解はない。
宗教関係者(キリスト教・仏教・・・・)から見れば背徳であるが、同性愛者やバイセクシャルから見れば禁欲主義はおかしいということになり、個人がどのような価値観を持つかによって男女関係の見方が変わる。
家庭のあり方が、すべて違うのと同じである。

価値観は人間が勝手に創るもので、価値観に絶対は無い。
ただ、国家、宗教、民族、風土、歴史で伝統的な価値観が存在し、多かれ少なかれ個人は属する重層的な集団の価値観から逃れることは出来ず、それから逸脱すれば異端とみなされ、価値観は法律やルールに反映され、罪に問われたり排除される。

話を冒頭の事件に戻すが、私も20代30代の頃は、お店の客や、店の人と店が終わってから、別の飲み屋に行くことがたまにあった。
そのとき、店の人は嫌いな客とは、一緒に行かない。
幸い私がよく行った店は、客や店の人は皆飲み友達といった感じで、正月でも違う居酒屋で新年会をしたりするぐらいだった。
そのような状態でも、客の一人は居酒屋の店のオーナーの娘と結婚した。
しかし、独身の客どうしというより、店の客全員が日々移り変わる人間関係がわかっていて、結婚発表があっても、そうだろうなと皆納得していた。
私の友人が店の人と結婚するんではないかと思った時も一時期あった。
そういえば、客の中でマスコミ業界に勤めていた(非正規ではない)若者が店の人を好きになり、酔って家にまで押しかけ出入り禁止にされた者もいた。
そういう意味では、このような色恋沙汰は、昔も今も変わらない。

男女係わらず、妄想を膨らませ一途に思い込むような人格の人は、少なからずいる。
特に男は一般的に妄想が得意である。
のぞき好きとか見ることで興奮するというのも、そうしたことと関連する男の特性である。
だから、男は女性に優しくされると、気があるのではないかと思い込む場合が多い。
だが、ほとんどの人は、現実と照らし合わせ、軌道修正する。
しかし、一部にはあばたもえくぼ式に、悪いことでも良い方向に解釈する人もいる。
多分ストーカーの多くは、相手が嫌がっているサインも逆に解釈しているのかもしれない。
そういう意味では、嫌いと感じた時点で、はっきりと態度に示すことも必要だろう。

私もそうしたことに関連して、思い出したことがある。
昔別の部署にいた、人気者で気さくな女の子Aさんに、夕方時間が空いたので近くの飲食店街で開催されている一人では行きにくいグループ割引チケット制の飲み会に誘ったら、OKだったので、片づけが終わったら飲みに行くことにした。
片づけが終わって待ち合わせ場所に行くと、Aさんが私の知らない男性も一緒に行きたいといっているというので、3人で飲みに行くことになった。
Aさんは、気さくでたまに話す程度の友達だったが、私の知らない男性も一緒に行くのは、私を警戒しているのだなと思った。
それなら、飲みに行くのを断れば良いのにと思った。
飲みに行ってからも、3人のなかで私とAさんの男友達は初対面なので話が弾まないし、話はAさんと友達の二人の間で話が弾み、私は浮いた形だった。
Aさんが私の恋人なら嫉妬するだろうが、何か勘違いされたのかなと思いつつどうぞご自由に仲良くと思っていたが、それでも仲間はずれの感じがした。
その後、Aさんと会社で会ったときは、Aさんは私と余り顔を合わせなかったように感じた。
どうやら、私がストーカーに近いと勘違いされたのかもしれないと思った。
私は、Aさんを含め誰に対してもストーカー的態度を取ったことは一度もないし、以前にも行ったように去る者は追わずを原則にしているので、イタリア人男性のように言い寄ったことは一度も無い。
一度誘って断られた人には、こちらからは距離を置くようにしていた。
逆にそれぐらい警戒して、はっきりとした拒否的態度を取ることが、ストーカー対策には必要なのかも知れないと思っている。

(アメリカに語学留学していた時のアメリカ人ルームメイトの友人でもあるラテン系の親しい友人は、まさにイタリア人気質と同じドンファン的で、その口説き方をま近かに見ていたので手法はよく知っている。彼はストーカーではないが、非常にまめである。しかも、美少年だったせいもあるが、口説きの成功率は驚くほど高く、特に日本人女性には有効だったようだ。私の知らないところで日本人を口説いていたようで、彼は3人以上の日本人女性を恋人にしていたらしい。彼は母国に恋人を残していたが、その恋人が彼に会いたくてアメリカに来たこともあった。ある時はアメリカ人女性から繰り返しアプローチされ、カップルになったこともあった。帰国後私も彼の真似をして実践してみようと思ったが、真似は出来なかった。)


男女関連・文学(このブログは左記リンクのカテゴリー別「男女関連・文学」ホルダーに収納しています。)
過去の注目ブログは、自選ブログ集・カテゴリー別(分野別)ホルダーに保存しています。
散歩者gooのトップページへ、 http://blog.goo.ne.jp/sksoo

コメント    この記事についてブログを書く
« 昨日記140502金(ジム・筋ト... | トップ | 昨日記140503土(ホームセン... »

コメントを投稿