伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

あの映画は何人みれば儲かるのか

2008-12-26 23:11:29 | 実用書・ビジネス書
 映画や音楽、出版のエンターテインメント業界の利益とコストの構造、損益分岐点の考え方を解説した本。
 「はじめに」ではエンタメを題材に会計を学ぶようなことが書かれていて、「さおだけ屋」の二番煎じかと思いましたが、会計のことはそれほど突っ込まれていません。その分読みやすいとも言えますが。
 「あの映画」というタイトルからは具体的な映画のデータで興行収入とかコストが分析されているのかと期待しますが、例えばこの費用がこうだとすればという形で話が進められ、個別の映画についての知識ではなく、あくまでも「考え方」が語られます。その意味で、興味深い話ではありますが、裏話ではなく業界の世間話というところ。
 内容的にも、会計関係の部分よりも、業界の慣習とかエンタメビジネスの構造部分の方が、興味深く、なるほどなと思いながら読めました。


松尾里央 TAC出版 2008年11月15日発行

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