写真やビデオをデジタルデータ化してクラウド保存することを推奨しやり方を説明する本。
紙焼きの写真は年月の経過とともに色あせ、アルバムの作成保存には手間がかかるし場所も取り、しかも検索もできないから次第に探せなくなる。デジタルカメラの写真もメモリーカードやパソコンの中だけではカードの紛失やハードディスクの故障で一巻の終わり。ビデオに至っては、テープが劣化することはもちろん、ビデオカメラが壊れたらテープが健全でも再生さえできなくなる。だから、今のうちにデジタルデータ化してクラウド保存することでパソコン内と2か所あればリスク分散されて安全という論理です。
おっしゃることはその通りで、写真その他のデータ類についてさえ、昔フロッピーディスクに保存したものはもちろん、MOに保存したものさえ、次第にパソコンのドライヴがなくなったり対応できるMOドライヴがなくなったりで、再生・利用が困難になってきています。
クラウド保存は、情報漏洩のリスクを否定できませんが、そこは自己責任だけど、そもそも無名の個人のデータをリスクを取ってハッキングしようとする人がいるか?と、著者は問いかけます。それもそうなんだけど、漏洩したときのダメージは人によりさまざまですから、簡単にはいえないでしょう。
何といっても、御説ごもっともなんですが、最初からデジタルデータのもの(デジカメの写真等)はともかく、そうでないもののデジタル化はなかなか億劫だなぁというのが、標準的な反応かなと思います。
戸田覚 東洋経済新報社 2011年8月18日発行
紙焼きの写真は年月の経過とともに色あせ、アルバムの作成保存には手間がかかるし場所も取り、しかも検索もできないから次第に探せなくなる。デジタルカメラの写真もメモリーカードやパソコンの中だけではカードの紛失やハードディスクの故障で一巻の終わり。ビデオに至っては、テープが劣化することはもちろん、ビデオカメラが壊れたらテープが健全でも再生さえできなくなる。だから、今のうちにデジタルデータ化してクラウド保存することでパソコン内と2か所あればリスク分散されて安全という論理です。
おっしゃることはその通りで、写真その他のデータ類についてさえ、昔フロッピーディスクに保存したものはもちろん、MOに保存したものさえ、次第にパソコンのドライヴがなくなったり対応できるMOドライヴがなくなったりで、再生・利用が困難になってきています。
クラウド保存は、情報漏洩のリスクを否定できませんが、そこは自己責任だけど、そもそも無名の個人のデータをリスクを取ってハッキングしようとする人がいるか?と、著者は問いかけます。それもそうなんだけど、漏洩したときのダメージは人によりさまざまですから、簡単にはいえないでしょう。
何といっても、御説ごもっともなんですが、最初からデジタルデータのもの(デジカメの写真等)はともかく、そうでないもののデジタル化はなかなか億劫だなぁというのが、標準的な反応かなと思います。
戸田覚 東洋経済新報社 2011年8月18日発行