★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

川村二郎とかニュースとか――神社・人間・動物・音楽家

2017-12-09 01:26:24 | ニュース


まだ寄ったことがないが、讃岐の一宮は田村神社である。枯れた雰囲気のなかに突然本気の文が紛れ込む妙な『日本廻国記 一宮巡歴』(川村二郎)の、田村神社のところを観てみると、一宮なのに、隣の一宮寺の方がエエじゃないか、とか、モモソ姫が何でこんなところに祀られておるのだ、ああ蛇関係ね、とかひとしきり思いを巡らせたあと、どうみても田村神社よりも面白いところが讃岐にはいちいろあるじゃないか、金比羅とか栗林公園とか……言っている。そして最後にこうくる。

「田村神社のすぐ南に、高松琴平線というローカル私鉄の「いちのみや」駅がある。いつかまた、このいかにものんびりした電車に乗って、讃岐の国原を東から西へたどり、象頭山まで行き着きたいものだと心に念じながら、好物のうどんを啜って高松を後にしたのだった。」


うどん食いに来たのかよ……

★富岡八幡宮殺傷 神社本庁離脱に危機感 自暴自棄で襲撃かhttps://mainichi.jp/articles/20171209/k00/00m/040/173000c

――相撲関係はいろいろあるなあ……日本の神社よどこへ行く……。まあどこにもいかんね。今まで通り、日本を動かしているのは神ではなくただの人間である。


★トランプ米大統領、エルサレムをイスラエルの首都と承認http://www.bbc.com/japanese/42261585

――おいっ(もっとも、オバマもその前も似たようなことは言ってた)

――それはともかく、北朝鮮の騒動より、あっちにトラブルが起こって安心した人手を上げて~


go to hell

★サル 今度は東京 港区に出現 徐々に北上かhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20171207/k10011250071000.html

――嬉々としてこのニュースをだらだらと流しているニュースはなんなの?それよりも人間の領域を侵略しまくっている木曽の山猿を何とかせえ。まったく、東京のブルジョア共は、「すごく不安ですー」とか「洗濯物気をつけなきゃ」とか、どこまで温室育ちなんだよ。猿ぐらい、得意のコミュニケーション能力とか寄り添う心でなんとかせい。おれは、木曽の山猿の恐ろしさを知っているし、馬鹿と猿は嫌いなので逃げるね。(注……木曽の山猿とは人間のことにあらず、木曽の山猿のことなり)

★上野パンダ 観覧申し込み45倍に 2日間で https://mainichi.jp/articles/20171209/k00/00m/040/122000c

――「食肉目クマ科ジャイアントパンダ属」を愛でるくせに、人間がこんな感じの風貌と動きになると「この生ゴミっ」とか「おらっ掃除機の邪魔ですわよ」「球体に擬態しようとてんのか」「魯鈍な獣め」などと迫害されます。唯一の救いはお相撲さんでしたが、最近は、外国人の肥った人というダブルパンチで差別心が発動している方がおられ、もうパンダ型の人間は行くところがありません。もうそろそろ、逮捕されて檻の中に入れられるのではないでしょうか。そこでパンダと似た境遇になることを期待……



最後まで読んだが、絵的にもときどき「エヴァンゲリオン」の影響が濃厚であるようですが、――「エヴァンゲリオン」では疫病神の神事いやシンジ君が拗ねていると世界が勝手に動いて行ってしまいます。が、この漫画では、演奏を始めたとたんに主人公の彼は絶望とトラウマから立ちなおるのです。なぜなら、真の音楽家は、演奏していないと、人間関係を表現する方法がないので生きる術がないからです。この漫画はかかる音楽家の「非人間性」を描いているといってよいでしょう。そして、こんな状態は音楽に特化したただの天才の特徴です。

いいかげん、よくいる人間を描いて頂けないでしょうか。

例えば、

両親は仲悪い訳ではない。成績も悪い訳ではない(と思っているが、結構苦手科目がある)。ピアノはブルグミュラーで挫折。失恋はそこそこしている。いじめはされたかなあ――少し。友達は二人ぐらい。深刻な不幸はとりたててなかった。

こんな人物である。こんな人物が上のマンガを読んで更にぼーっとしているのが問題なのである。


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