★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

目覚まし時計の針にぶらさがって

2024-04-10 23:01:58 | 日記


時計は前へ進むばかりであと戻りはしてくれない。目ざまし時計の針にブラ下がって、ゆけるところまでゆくより他、道はないのである。(高峰秀子)


なにゆえ針にぶら下がって行かねばならんのかわからんが、たぶん、落下の危険性があることを高峰さんは忠告してるのであろう。しかしまあ、長針の場合、かなり頻繁に墜落の危険性がある。

中日ドラゴンズ八年ぶり首位おめでとうございます
(何年ぶり**とか普通優勝に使うよな)


首位陥落とかはかなり頻繁だ。

そういえば、睡眠というのは陥落みたいなイメージで襲ってくるが、ときどき爆発したように寝てばかりいるのはおかしいなと思ってたが、つかれもあるけど鬱の治りかけという説があるらしいのである。

風つよし

2024-03-20 23:56:49 | 日記


營營青蠅 止于樊
豈弟君子 無信讒言


昔から讒言というのは広く行われていた。讒人にならないためにいろいろなやり方があるであろう。一つには、ほとんど間違っていることをとくに文脈を形成せずに言うやり方がある。ブーレーズはニューヨークフィルの頃が一番いいね、ドライアイスの破片が飛んでくるような演奏だ。薬師丸ひろ子の「花のささやき」、だれだこの現代離れしたすごいメロディ書いた人、天才すごい、と思ったら、モーツアルトでした。おれが小学生なら、福井の恐竜は理由があって巨大化しているとか絶対言ってる。フーコーの「知の考古学」むかし読んだはずだが、さっき少し読んでみたら、読んでないんじゃないか。と思ったら訳者が違ったようだ。大河ドラマの天皇の呪いだの接吻がいいだのわるいだのと言っている方々は、とりあえず、島崎藤村の「旧主人」あたりを読んで近代に帰還せよ。御嶽海にないのは、負けたときの高景勝のお餅のような可愛さ。





真冬の15度に断固抗議する

2024-02-01 23:37:29 | 日記
最近、時候の挨拶が嘘っぽくなっている。今日は日中十五度もあった。寒くなると体調に響くけど、真冬に14度とか耐えられんな。精神に響く。氷柱はどこにある。冷蔵保存せずに常温保存されてる やばい物質、それが高松市民である。



日中における調子に乗った舌禍のため、帰り道は寒かった。雲の向こうに月があるのか、不気味な空である。ゲームをやったことがないわたしであるが、墨子のゲームがあるらしいのでやってみたい。と思う。

琴電のキャラクター「こと/ことみ/ことの」さんに年賀状出したら、ほんとに返事が来ていた。聞いたところに拠ると、一枚一枚ちゃんと手書きで違うことを返事しているらしい。人間どもよりよほどすごい。

わたくしくらいになると、ブギウギの録画をDVDに堕としてマジックでブギグギと書いていてもそのときは気付かず、お風呂に入っていて突然気付く次第だ。

細は、お風呂の穴からタコがでてきて気持ちよく浴槽を泳いでいる夢を見たという。そういえば、わたくしは高松に棲んでるくせに魚がどことなく苦手なのである。嫌いで食べられないほどではないのだが、お寿司もあまりたべようと思わない。で、たまご焼き食べてると子どもかと言われる。でも、秋刀魚はわりと好きだから、結局、子どもの頃食べたものがよいということかもしれない。魚の種類が少なかったのである。

わたしにとっては七〇年代や八〇年代はシラけでもバブルでもなく、単にぜんそくの発作におびえていた時代に過ぎず、ロバート・デュバルみたいに4回ぐらい結婚すると長生きするのかも知れない。

大晦日

2023-12-31 23:00:35 | 日記


洗濯物をほしていたら雨が降ってきた。

わたくしは車を運転しないが、わたくしの気持ちを理解するために、年末に「フローズンリバー」という映画を観ることをおすすめしたい。

さっき家の横の路をとぼとぼ歩いている猫がいたのだが帰省(たしか夏の季語)であろうか。どうでもいいけど、明治文学以来はやっている「帰省」とやらも交通手段の発達のおかげなのである。歩いて木曽までいけるものか。

このまえ少年ジャンプの漫画のアニメ版である「ドクターストーン」というのを少し観たんだが、破壊願望をエヴァソゲリオンみたいに〈この作品造っている俺問題〉にしないで、全滅からの回帰・洞窟からの生還をえがいてて好感が持てた。巨大ロボットものにありがちな、それをつくった科学者をもっとリスペクトしろよという不満も解消された。ただ、これをある意味、戦中戦後の科学「技術」論の文脈におくとどういうことになるかというと思うところはあるのだ。少年漫画には、考えてみると、必殺技というものがあるが、これが何の犠牲もなく修得されてしまいがちなのも、「ドクターストーン」の既成の科学による回帰と同じなのである。

メリークリスマス2023

2023-12-25 23:11:24 | 日記


1、お前の鼻が役に立つのさ、というてる爺は産学協同のスパイかも殲滅せよ。

2、研究データを供出せよみたいな議題がこの前教授会であったが、この前おれが殴り書きした「漱石のウンコタレ」みたいなメモならどうぞ。

3、ケーキが崩れて届いたとか、それも食べれば形崩れるから早く食せよ。

4、クリスマス刑期くらい自分で作れ、俺もつくってねえが。いちごの旬はまだだろが。

高松ネオン2――極寒篇

2023-12-21 17:18:16 | 日記


高松のくせに雪が舞い、昼間も3度ぐらいまでしか上がらなかったと思う。故にわしの脳みそはくだらないパロディしか思いつかない。

昔から「政治と金」の問題とか言われているものは、すぐ政治には金が要るみたいな糞壺に結論が墜落するのがつねであって、むしろ、「お前らのやってることはある種の民との金の戯れであり政治ではないんじゃないカネ?」問題と言うべきである。

若者達は、こんなに寒いのに踊りの練習とかを外でやっていた。元気すぎてどこかおかしいのであろう。青春ですね。

寒いのでわたくしはライトノベルばりのおふざけも低レベルにしかできない、せいぜい「『わし等の高松がこんなに寒いわけがない。』ただいまこの商品は扱っておりません」としか。

雲の山

2023-12-17 23:47:32 | 日記


 このごろは、日没前になると、きまって大空に、雲がわくのでした。ときどき、雷が鳴って、雨がふりそうに見えながら、夜は、また、一片の雲すらなく、晴れ晴れと晴れ上がるような、日でりがつづきました。
 そんなときは、足ばやに、秋のくるけはいが感じられたのです。勇吉は、毎日、庭のやまゆりの花へきて、その茎にとまる、とんぼのあるのを知っていました。


――小川未明「雲のわくころ」