★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

世は金言

2014-07-01 09:31:18 | 文学


最近名言が増えてきている世の中であるが……

・昨日、ニュース9で男のアナウンサーが集団的自衛権のニュースで「政府がおっしゃいましたけど」といった事件……こやつ政府に敬語使いおった。ちなみにこの方、T大の国文を出ているのだ。さすがだ。せめて二方面への敬語とかを駆使して頂きたい。最近、何とか長の思いつきを上司の命令とみなして威張り腐っている「部下」がよくいるが(だいたい事務能力が極端にない)、学級崩壊を止める方法が分かったぞ。教師という呼び方をやめて「上司」と呼べばいいのだ。馬鹿が無条件に従うようになる。

・集団自衛権……読売はいつも「的」を外して書いてるんだけど、的外れもいいとこ←

・「惑乱、私の妹、百頭女」(マックス・エルンスト)

・「鏡をもらい溜息をついた――彼は青ざめ
  そうして泣きながらのぞき込み
  そうして鏡に口づけをする彼は――
  そうしてすっかり石になった。」(ミッキェービッチ)

・「私が鏡像にキスしたかどうか定かではないが、他の子供たちが鏡像にキスしているのを見たことがある」(ヴィッテルス)

・「本物の私を暴き、
  むなしい仮象は消すとしよう」(ドストエフスキー)

・「民間でいえば児童は顧客」(民間校長)……そうですか、だまして金取るんですね。そういや、この前、ある民間の方が「民間から学校に行った人って、民間で出世競争に敗れた人だよね(笑)」と言ってました。と言う彼が競争に敗れている可能性は大であるのだが。だいたい、民間を主語にして語る人間でまともな人間を見たことがないので、気にしないおこう。そして、「モーゼと一神教」でも再読することにしよう……

・「大学職員、教授に教え方を指南 授業支える専門家に」(http://www.asahi.com/articles/ASG6Z00S1G6YUHMC00N.html?iref=comtop_list_nat_n02

……グループワークって、なんも頭にうかばんやつが、他人の考えを盗んだうえで1パーセント変更し、いかにも自分が批判的であるかのように振る舞えばがんばって予習してきたやつより目立ち、頭がよく振る舞えるという癖をつける仕掛けだよな、実際。だいたい、自分の理解力を棚に上げて、まずは「分からない」ことを自慢してくるのが奴らの特徴である。というか、グループワークって、学生と教員が予習をサボるための言い訳でしょ。特に教員が学生に発言させて、それを利用して予習の手間を省こうという……。90分集中できない輩に媚びてるだけだし。得をするのが、サボった奴らばかりというのはどうもな……。しかもその「指南役」が、研究志向の人の転向(挫折)形態である可能性が高いのだとしたら、これは陰惨なことになるであろう。