クリスマス礼拝 *クリスマスおめでとうございます。
「今週の祈り:主イエス・キリスト、力を奮って来てください。溢れる恵みの力によって、信じることを妨げる罪から解き放ち、いつもあなたの約束を受け入れることができるようにしてください。父と聖霊と共に、あなたは永遠に唯一の主です。
〇クリスマス礼拝説教 日笠山牧師(週報掲載説教要旨)マタイ1:18~25
「 神は我々と友に 」
クリスマスおめでとうございます。今年もこの嬉しい季節がやって来ました。アドベントキャンドルに火が一つまた一つと灯され、めばえ幼稚園では子どもたちによるページェントが演じられ、この日を迎えるために各礼拝堂では美味しい食事や楽しい趣向が着々と準備されてきました。クリスマスを迎えるまでのそれら一日一日に、私は心高鳴ります。それは子どもの頃のようにサンタクロースからプレゼントをもらえるという無邪気な期待からではなく、キリストを信じる皆さんと共に、そのご降誕を今年も一緒に祝うことが出来るという喜びがあるからです。私たちの救い主であるキリストの誕生の物語に、共に耳を傾け、キリストをほめたたえる賛美歌を共にたくさん歌い、そして共にキリストに祈りを捧げる。私たちの心からの祈りをー嘆きも、不安も、悲しみも、喜びも、感謝も、私たちの思いのすべてをーただ一人の救い主イエス・キリストに、共に捧げることのできる幸いを改めて思う時。それがクリスマスではないでしょうか。
クリスマスは、教会にとっては新しく始まったばかりの1年の最初にやって来ますが、この世で使っているカレンダーでは12月という最後の月に当たります。俗に日本では「師走」とも言われ、1年を締めくくる年の瀬としてせわしない月でもあります。ここ札幌でも12月に入る前からやれイルミネーションの点灯式だの、クリスマス市だの、クリスマスバーゲン、クリスマスパーティ、そして忘年会と、目まぐるしい1ヶ月です。怒涛のようなこの流れに身を任せてしまうと、あっという間に過ぎてしまう。ただ忙しいだけで、心には何も残らないそんな月となってしまいます。しかし、だからこそ私たちは本当に大切なものに目を留めたい。この世のあらゆるものが瞬く間に過ぎ去っていこうとも、決して私から離れることなく共におられ、私を愛してくださるお方に。この1年私が犯してきたあらゆる罪を赦し、あがない、救ってくださるそのお方に。はるか昔の旧約聖書の時代から、その名をインマヌエル(神は我々と共に)と呼ばれてきたキリストに。
キリストがお生まれになられた場所は、どんな貧しい人間の子でも寝かされることはない家畜小屋の飼葉桶でした。外気にさらされて冷え切った飼葉桶。ふかふかの布団や毛布は望むべくもない固い飼い葉桶。家畜たちが食べる飼料の匂いが染みついた飼葉桶。現代の私たちが住む世界も、さながら飼葉桶です。愛が冷え、こわばった心がぶつかり合う世界。人の犯す罪と悪にまみれた世界。しかし、その世界のただ中に、キリストはお生まれになられた!この世を照らすまことの光として、キリストがお生まれになられた!私たちの罪を清め、私たちの愛を温め、私たちと共に永遠にいてくださるために、キリストがお生まれになられた!それが、聖書が語るクリスマスの福音なのです。
(礼拝後の記念写真)
《来週の礼拝》
〇12月29日 午前11時 降誕節第1主日礼拝
〇司 式:中島和喜牧師 〇説 教:中島和喜牧師「預言」 〇奏 楽:滝田裕美さん 〇聖書朗読:秋田直枝さん 〇礼拝当番:小川照美さん、小笠原里子さん
〇聖 書:イザヤ63:7ー9,ヘブライ2:10-18、マタイ2:13-23 〇讃 美 歌:16,146(1-2)、146(3-4)、476、聖253(1-3)
# 水曜日のオープンチャーチと「聖書と祈りの会」は、しばらく冬休みとなります。
1月15日(水)から再会いたします。