新札幌礼拝堂の最新情報 主日礼拝 毎週日曜日 午前10時30分より

今日の礼拝堂の様子をお届けします。礼拝に来られなかった方たちと、遠くにいる友たちと恵みを分かち合うために。

4月27日「今日の礼拝堂」

2014年04月27日 | 今日の礼拝堂

復活後第1主日

「今週の祈り:全能の神さま。主の復活を喜び祝っている私たちを助け、すべての言葉と行いによって、復活の力を伝えさせてください。あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められるみ御子、主イエス・キリストによって祈ります。」

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〇春の色の饗宴です。ピンクのバラ、ピンクのマーガレット、ピンクのスプレーカーネーション。淡い黄色のラッパ水仙。ところどころをかすみそうが優しくまとめてくれています。春を実感するようになりました。これからは毎週の礼拝堂のお花で、まずその季節を先取りしていきます。毎週、こころを込めてお花を選び、お花を活けてくださるのはNAさんです。

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〇前庭のお花も咲き始めました。クロッカスに続いて水仙とヒヤシンス。雑草の中から紫のクロッカスも咲いてくれました。一番右は、2014年3月27日の「なごり雪」です。棒で一突きしたらバラバラになってしまうくらいに小さくなりましたが、今年の雪だぞ!と、頑張って形を保っています。このかたまりの中で、小さい雪の粒が、みんなで今年の冬の厳しさを語り合っているような気がしてしばらく眺めてしまいました。

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〇復活後第1主日説教              日笠山吉之牧師(週報掲載説教要旨)
ヨハネによる福音書20:19-23

「聖霊を受けて」

イエスさまが復活された日の夕方の出来事です。『ヨハネ福音書』によりますと、その日の朝、イエスさまはマグダラのマリアに現れて言われました。「わたしの兄弟たちのところへ行って、こう言いなさい。『わたしの父であり、あながたの父である方、また、私の神であり、あなたがたの神である方のところへわたしは上る』と。」このメッセージを携えて、マリアは弟子たちの所へ急ぎ走り、「わたしは主を見ました」と告げました。弟子たちはこのマリアの話しを信じたのでしょうか?イエスさまが復活されたこと、これから神のところへ上られること、何よりもイエスさまが今でも自分たちのことを「わたしの兄弟たち」と呼んでくださったことを、彼らは信じることが出来たのでしょうか?マリアの話しを聞いても、相変わらず家の戸に鍵をかけたままの弟子たちの様子から察しますと、彼女が伝えたGood Newsもおそらく上の空だったのではないでしょうか。

そんな弟子たちのところへ、イエスさまが姿を現してくださいました。彼らが息をひそめ、施錠していたその家のただ中にです。そして、彼らの真ん中にお立ちになると、開口一番こう言われました。「あなたがたに平和があるように」。イエスさまは、まだ十字架の釘跡が生々しい御自身の手とわき腹を弟子たちにお見せになりながら、何度もこの言葉を繰り返されました。「あなたがたに平和があるように。」弟子たちが見捨てて逃げ去ったことをなんら咎めることなく、あたかも何もなかったかのように…。こうして弟子たちは、イエスさまから赦されたこと、そして今もなお愛されていることに気付いたのです。

そればかりではありません。弟子たちは、さらに驚くべき御言葉をイエスさまから聞きました。「父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」弟子としては全くの失格者だった自分たちを、イエスさまは今、再び、弟子として遣わしてくださるというのです。しかも、罪を赦す権限までも与えて。「だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。」なんと畏れ多いイエスさまからの委託でしょう。罪人の頭であることをまざまざと思い知らされた自分たちに、他者の罪を赦す権限が託されるとは。もちろん、赦されるお方はイエスさまです。弟子たちは、赦しの御業の器として用いられるに過ぎません。それでも、イエスさまがこれほどまでに弟子たちを信頼して、用いてくださるというのは、なんという驚きでしょう?なんという恵みでしょう?

イエスさまは、弟子たちと同じように私たちを愛し、私たちにも使命を託し、そして私たちを遣わしてくださいます。そのために、イエスさまは御自身の息を吹きかけ、聖霊を注いでくださるのです。復活の主が吹きかけてくださる聖霊をたっぷりと吸い込んで、私たちも畏れつつ、しかし喜んで主の御業に参与していきましょう。

日笠山吉之牧師説教集・・〇日笠山吉之牧師随筆集・・〇聖書日課メッセージ

〇一週間前のイースターの説教で、岡田牧師が伝えてくれたメッセージも今日の日笠山牧師の説教も、とてもとてもこころに響きました。
岡田牧師は、「いつもと変わらない言葉の響きでイエスさまは「おはよう」と声をかけられた」と語ってくれました。なぜか、こころが熱くなって涙がでました。「おはよう」「おはよう」と、自己保身と裏切りで罪に拉がれている私に、イエスさまは「いつもと変わらずに」声をかけてくださる。それも、ほんとに日常の何気ない時間の中で「おはよう」と・・・・。

今日の日笠山牧師が伝えてくれたメッセージは、恐れと後悔でこころの扉を閉ざして佇んでいるわたしのこころの中に、復活したイエスさまがすうっと入ってきて「シャローム」と声をかけてくださいました。ただ一言、シャロームと・・・・・。今日も私は涙が出ました。イースターから始まった時間。それはこのイエスさまの愛にこころをゆだねることなのだと・・・。こころに確かなものを抱きしめることができました。何だか・・涙が流れています。その涙の源がとても暖かく感じられます。

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〇おいしいうどん食堂でお腹を満たしたあと、聖書からみことばを聞く会です。昔から聖書研究と呼ばれてきた聖書の学びです。このぬいぐるみのような可愛いルークは、私たちと一緒に聖書の言葉を聞いています。素直に聞いているのでしょう。聖書の言葉一行から、みことばを聞き取る・・そんな信仰生活を送っていきたいと思います。

〇オルガニストは、礼拝が始まる30分前からその日の「音」の確認をします。オルガンがなくても礼拝は出来るけれど、礼拝をより豊かにするために、オルガンがあった方が気持ちが一つになるような気がします。
説教とオルガンと捧げられたお花と会衆の讃美の声が一つになって、今日もこころに残るいい礼拝でした。

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〇5月4日(日) 復活後第2主日

〇司式:(信徒礼拝により)小川照美兄

〇説教題読;(信徒礼拝により)滝田裕美姉

〇奏楽:若井裕子姉

〇聖書朗読:深谷広成兄

〇礼拝当番;堀川悦姉
      小川照美兄

〇聖書:使徒言行録2:36-47・ペトロの手紙一1:17-21・ヨハネによる福音書20:24-29

〇讃美歌:108(1-3)・321(1-3)・321(4-6)・197

〇4月29日は、札幌教会のバザーです。会場は中央区南12条西12丁目の札幌礼拝堂です。お誘い合わせの上ご来場ください。

〇30日(水)5月2日(金)はオープンチャーチです。どなたもご自由に教会にお入りください。

 

 


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4月20日「今日の礼拝堂」

2014年04月20日 | 今日の礼拝堂

復 活 祭

「今週の祈り:御独り子イエスによって死を征服し、永遠の命の門を開かれた全能の神さま。み霊の息吹によって私たちを新しくし、私たちの思いと行いのすべてを祝福してください。あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる御子、主イエス・キリストによって祈ります。」

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〇イースターの玉子を手にもって、こころからの笑顔で並んだイースターの集合写真です。この笑顔がこれからの一年を守ってくれますように・・・・・・・・・・

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〇イースターエッグがイースターの祝福を待っている復活祭礼拝の聖壇です。純白の輝きというのは、どんな色も形も超越した凛とした強さと美しさがあります。静かな喜びが充ち充ちてきます。

〇復活祭礼拝説教               岡田薫牧師(週報掲載説教要旨)
マタイによる福音書28:1-10

「よろこびの朝」

天使たちは遺体があった場所をマリアに示し、既に主が復活されたことをはっきりと見るようにと促します。そして「急いで行って弟子たちにこう告げなさい。「あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる」確かに、あなたがたにつたえましたと告げるのです。

確かに伝えたということから、これらの言葉が主イエスからの言葉であることが分かります。女性たいはなおも恐れつつ、しかしよろこびながら弟子たちのもとへと急ぎました。墓へ向かってくるときは重かった足取りも、今度は全く違うようになっていたのではないかと想像します。そこへ、復活の主が現れ「おはよう」と声をかけ、再び同じことを彼女たちにお命じになりました。

なぜ、主イエスは彼女たちの前に現れ、天使たちが告げた言葉を繰り返して告げられたのでしょうか?なぜ、弟子たちにこのことを伝えたかったのでしょうか?そして、なで、主はガリラヤで彼らに会おうとされているのでしょうか?

主を見捨てて逃げてしまった弟子たちは、もう弟子である資格など何もない、いかなる弁明の余地もない者だ・・・と自分たちを責めていたことでしょう。しかし、主はその彼らと再会する場所として、彼らを召しだしたガリラヤを指定されます。主の変わらない弟子たちに対する深い愛と憐れみを感じます。主は彼らを赦し、もう一度ガリラヤで彼らを弟子として召しだしたいと願われているのです。ここに復活の朝の喜びのメッセージがあるのではないでしょうか。

私たちも日々の生活の中で、しばしば躓き、信仰が揺らぎ、主に背くことがあります。もうだめだ、という重い一言が口をついて出てしまい、どこにも助けはなく、どににも希望を見いだせず、祈ることもやめ、求めることもやめ、自暴自棄になり、心も体も餓え渇ききってしまうことがあるかもしれません。しかし、そのようなところで、私たちのもっとも辛く、痛みや苦しみを伴う人生の歩みの途上に、復活の主は待ち受けてくださっているのです。いつもと変わらない親しさを込めて「おはよう」と声をかけ、新しい命へと私たちを導くために。

復活の朝は墓を訪れた女性たち、また、彼女たちの言葉を信じた弟子たち、主を信じる多くの者たちにとっても同じです。朽ち果てるべき存在である私たちは、朽ちない者である主イエス・キリストによって日々新たにされます。十字架と復活によって示された、主イエスの恵みと愛と赦しを信じて、与えられている生涯をしっかりと生きてゆきましょう。

岡田薫牧師説教集・・〇岡田薫牧師随筆集・・〇聖書日課メッセージ

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〇前庭にも純白のクロッカスがこの喜びの日に合わせたように咲きはじめました。たいがいのお花にいえるようですが、白というのは劣性なのか、強い色と隣り合わせているとだんだん消えていきます。その弱くみえる白いクロッカスが、固まりになってイースターに咲いてくれたことが とてもとても嬉しく感じます。

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〇持ち寄りのバイキングでイースターの祝会です。そろそろ持ち寄りが無理かな・・という話もでたことがありますが、出来る範囲でもう少し続けたいという意見が多くて、今年も今までと同じ形でのバイキングになりました。確かに、手作りのご馳走は楽しく、この恒例の祝会が少しでも長く続きますようにとみんな等しく心に祈りました。

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4月27日(日) 復活後第1主日

〇司式:日笠山吉之牧師
〇説教:日笠山吉之牧師
〇奏楽:滝田裕美姉
〇聖書朗読:林三浩兄
〇礼拝当番:小川照美兄
         滝田裕美姉

〇聖書:使徒言行録2:22-32・ペトロの手紙一1:3-9・ヨハネによる福音書20:19-23

〇讃美歌:89(1-3 )・285・339・89(4-5)

〇「うどん食堂」と「聖書の学び(ヘブル人への手紙5)があります。

〇23日(水)・25日(金)、オープンチャーチが開かれます。


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4月13日「今日の礼拝堂」

2014年04月13日 | 今日の礼拝堂

枝の主日

「今週の祈り:全能の神さま。あなたは御子イエス・キリストを世に送り、十字架の死に渡されました。御子と共に、私たちがその従順と復活の勝利に与る喜びを与えてください。あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる御子、主イエス・キリストによって祈ります。」

          

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〇長かった四旬節が終わって、今日から受難週が始まります。「聖木曜日礼拝」は17日19:00から札幌北礼拝堂で、「聖金曜日礼拝」は18日19:00より札幌礼拝堂にてもたれます。

〇次週は「復活祭」です。復活祭の礼拝と祝会は19日(土)10:30より札幌北礼拝堂にて、20日(日)10:30より札幌礼拝堂と新札幌礼拝堂で行なわれます。

〇待ちに待ったイースターです。庭の草花もイースターに照準を合わせて、新しい命の誕生を共に祝っているようです。今日で聖壇のクロスが白に、次はみどりにと変わっていきます。四旬節の間、ずっと色彩を押さえて厳粛に控えめに活けてくださったお花も、来週からは喜びと希望を臆することなく表現してくれることでしょう。お花係りのNAさんの陰の力です。

〇枝の主日説教                    日笠山吉之牧師(週報掲載説教要旨)
マタイによる福音書21:1-11

「子ろばに乗って」

受難節の最後の週となりました。この1週間は、イエス・キリストが歩まれた十字架の道行きを共に辿る週となります。私たちのために救いの御業を成し遂げるために、エルサレムに入城されたイエスさま。そのイエスさまと共に私たちも最後の晩餐にあずかり、イエスさまが歩まれたゴルゴタの道を共に歩み、そしてイエスさまが架けられた十字架の下に佇んでまいりたいと思います。

主にガリラヤ地方で福音の宣教にあたっておられたイエスさまが、エルサレムの町に上っていかれたのには、相当な覚悟があってのことでした。なぜなら、そこには律法学者やファリサイ派などイエスさまに敵対する者たちが手ぐすねひいて待っていたからです。ユダヤの中心地だったエルサレムには壮麗な神殿があり、そこに出入りしていた宗教指導者たちは民衆の上に君臨し、利権を欲しいままにしていました。しかし、イエスさまはそんな彼らの偽善を見抜き、しばしば非難もされましたから、彼らにとってイエスさまは目の上のたんこぶのような存在でした。しかも、民衆たちはそんなイエスさまを熱狂的に支持していましたから、彼らの憎しみと敵意と嫉妬はつのるばかりでした。こうして、イエスさまは十字架へと追いやられることになります。いわば人間のエゴイズムが、イエスさまを十字架につけてしまったとも言えるのです。

責められるべきは、何も当時の宗教指導者たちだけではありません。イエスさまに好意的だった民衆も、そうです。イエスさまがエルサレムの町に入城された時、人々はこぞって歓声をあげながらイエスさまを迎えました。「ダビデの子にホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。いと高きところにホサナ。」と。イエスさまが通られる道という道に、自分たちの着ていた服を、また切ってきた木の枝を敷きつめて。まるで、王様のお通りだ!と言わんばかりに。しかし、それからわずか数日後、宗教指導者たちによって扇動された民衆が、イエスさまに投げつけた言葉は「十字架につけろ」でした。

受難節の間に使われた典礼色の紫は、「悔い改め」を表すと同時に、「王の尊厳」をも表していると言われています。然り、イエスさまは私たちの真の「王」としてこの世に来られました。私たちを力づくで支配しようとするこの世の王としてではなく、私たちに仕え、私たちを愛し、そして私たちを救うための王としてです。「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。」(フィリピ2章6~8節)平和の象徴であるろばに乗られたイエスさまこそ、私たちの真の王であり、真の救い主なのです。

〇日笠山吉之牧師説教集・・〇日笠山吉之牧師随筆集・・〇聖書日課メッセージ

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〇礼拝後、おにぎり食堂がありました。その後、LAOSの学びをしてから、教会の行事の確認やこれからのこと、百年記念に向けての話し合いが楽しくすすみました。
纏まりやすい人数だというだけでなく、礼拝堂の一人一人は自分たちの置かれている立場や、進むべき道をしっかりと自覚をした上での話し合いで、この「世話人会」と名づけられた会議は、みんなの心を一つにまとめてくれます。

〇7日の月曜日に管区気象台が積雪ゼロを発表しました。ところがその週の金曜日朝起きたら外は真っ白。全道的にかなりの積雪をみたようです。目の前にイースターがあるのに・・・と、呟きたくなりましたが、既に地温は高くなっているようで、瞬く間に雪は消えて、ふきのとうも大きく花開き始めました。北海道の春は本当に美しい。さあ、教会に足を運べないでいる隣人たちを、イースターの礼拝にお招きしましょう。賑やかで明るいイースターになりますように!

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4月20日(日)復活祭

〇司式:岡田薫牧師
〇説教:岡田薫牧師
〇奏楽:滝田裕美姉
〇聖書朗読:秋田直枝姉
〇礼拝当番:出口輝子姉
      滝田裕美姉

〇聖書:使徒言行録10:39-43・コロサイの信徒への手紙3:1-4・マタイによる福音書28:1-10

〇讃美歌:90・105(1-2)・105(3)・95・聖餐讃美歌261

〇礼拝後、イースターの祝会が開かれます。お楽しみに!

〇16(水)・18(金):オープンチャーチです。どなたでもご自由にご参加ください。

 


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4月6日「今日の礼拝堂」

2014年04月06日 | 今日の礼拝堂

四旬節第5主日

「今週の祈り:私たちの贖い主なる神さま。私たちは弱く、み力によらなければ、世界にあなたの赦しと希望の福音を伝えることができません。み言葉に従い、愛のご支配を伝えるために、聖霊によって私たちを新しくしてください。あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる御子、主イエス・キリストによって祈ります。」

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〇受難節の礼拝に祈りを込めて活けられた今日のお花は、デルフィニュームと淡いパープル色のスイートピー、レースフラワーなど春の淡雪のように溶けて消えそうに儚い美しい一活けです。デルフィニュームの花言葉は「あなたを幸せにします」という、この受難節にとてもしっくりするお花だと感じます。
もう20年以上も前に、札幌礼拝堂の美しい女の子が結婚をしたとき、彼女は結婚式の会場も披露宴の会場もこのデルフィニューム一色で飾りました。淡く美しい水色の真ん中で幸せに輝いていた彼女の姿が今もまぶたに焼き付いています。この花言葉に込めた祈りを彼女は今もキラキラと生きています。花屋さんの店先でこの花を見るたびに、私はこの女の子の幸せを心から祈ります。

〇四旬節第5主日説教                 岡田薫牧師(週報掲載説教要旨)
ヨハネによる福音書11:17-53

『イエスの涙』

《さて、イエスがいってご覧になると、ラザロは墓に葬られて既に四日もたっていた》(17節)とあるように、主の愛する弟子の一人であるラザロが死んでしまいました。悲しむ人々に向かって主は《わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる》(25節)と遠い終わりの日を待たなくても、今ここに復活があることを宣言されましたが、誰も気づくことが出来ません。姉妹も彼女たちを取り巻く多くの人々も嘆き悲しみながらただ泣くだけ・・・。そのような姿をご覧になった主は、ご自身も心に憤りを覚え、涙を流されながら墓へと向かわれました。

主が感情を激しく表される第一の理由はベタニアの愛する者たちに対する深い思いであると思います。けれどもただ憐れみの涙を流されていたのではありません。主は深い憤り、怒りをもってラザロの墓に入られました。それは、人々を不信へと追い込む死に対する怒りです。ラザロの墓に向かう主イエスと姉妹たちを追って来た人々の中には《盲人の目を開けたこの人も、ラザロが死なないようにはできなかったのか》(37節)と言う者もいて、誰一人として、主イエスを真の命の主として見ている者は居ませんでした。

《ラザロ、出てきなさい》(43節)という大きな呼び声に答えて、復活したラザロは葬られたときと同じ姿で出てきました。大声ではなくても良かったかもしれませんが、これは周囲にいる人々にも良くわかるようにとの配慮だったと思います。なぜなら、この呼びかけが無ければラザロはやがて朽ち果ててゆく存在でした。しかし、今主イエスに名前を呼ばれた事によって、彼は生きる者となりました。ラザロは主のみ言葉によって、救われ、新しい命を与えられたのです。また主は《ほどいてやって、行かせなさい》(44節)と人々に言われました。これは、罪と死から救われた者が、自由な人間として歩いていけるようにと助けてやりなさい、と奇蹟の目撃者となった者たちにご自身の手足となって働くことを求められる言葉です。ここで、ようやく主が、ラザロが病であるという知らせを聞いても直ぐに行動しようとはされなかった理由がわかります。主は盲人の目を開かれたときと同じように、ラザロの死も“復活させる”ということによって神の栄光を示すしるしとされているからです。

この物語を福音として聞いている私たちは、「絶望の淵に立たされた時にこそ、約束の言葉を思い起しなさい、命の主である私により頼みなさい」と主から求められているのではないでしょうか。《もし信じるなら、神の栄光が見られると、言っておいたではないか》(40節)と主はマルタに言われました。このように主は説得ではなく完全な服従を私たちに求めておられます。そして、単に服従を求められるだけでなく、《ラザロ、出てきなさい》と彼の名を呼ばれたように、私たち一人一人の名を呼び、最も深い悲しみにも寄り添ってくださるお方です。その十字架によって私たちの命を贖い、新しい命を与えてくださるお方の声に、しっかりと耳を傾けつつ、信じて従ってゆきましょう。

岡田薫牧師説教集・・〇岡田薫牧師随筆集・・〇聖書日課メッセージ

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〇やっと猫の額ほどの前庭が姿を現しました。雪の中から、ニョキニョキと可愛い芽が顔を出してきました。一番乗りは多分チューリップでしょう。水仙も勢いを増しています。一週間後の姿が待ち遠しくなります。

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〇今日の礼拝当番と礼拝後のみんなでする教会のお掃除です。イスを隅々まで拭き清めて、床にクリーナーをかけて、一か月分の埃を取り除いて、新しい月を迎えます。今月の20日にはイースターを迎えます。イースターの頃には、庭のところどころに残る雪もすっかり溶けて、新しい命が一斉に芽吹くことでしょう。入院している友も、きっと礼拝に来ることができると信じて祈っています。

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4月13日(日) 枝の主日

〇司式:日笠山吉之牧師
〇説教:日笠山吉之牧師
〇奏楽:滝田裕美姉
〇聖書朗読:小川敦子姉
〇礼拝当番:大輪まりこ姉
         滝田裕美姉

〇聖書:ゼカリヤ書9:9-10・フィリピの信徒への手紙2:6-11・マタイによる福音書:21:1-11

〇讃美歌:77(1-3)・81・79・77(4-5)・聖餐讃美歌259(1.2.4)

〇おにぎり食堂・LAOSの学び・世話人会があります。

〇9日(水)11日(金)、オープンチャーチがあります。どうぞどなたでもご自由にご参加ください。


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