今日は、結城市アクロスでおこなわれた映画「渡されたバトン」の鑑賞と村上達也元東海村村長の講演を聞きにいきました。
会場はアクロスの小ホールでしたが、映画は午前の部、午後の部、夜の部の3回上映で、午前の部からすでに満員でした。さすが、文化都市・結城を実感しました。
鬼怒商業高校時代に行き会った県西地区の先生方に出会えたのもなつかしかったです。
12時40分から1時間半にわたって村上氏の講演です。
村上氏は、東海村村長として16年、原発と向き合ってきただけに、発言の内容に重みがあります。
村長を引退されても、原発の危険性を訴えるだけでなく、「住民が主人公」の自立した街づくりを訴えているところに、私も、議員をやっている身として、引き締まるものを感じました。
実行員を代表してあいさつする佐藤忠克氏(私の真壁高校勤務時代の同僚・美術の教員)
講演する村上達也氏
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映画は、新潟県巻町の住民投票による「東北電力の原発建設中止」の決定までを描いたもので、ジェームス三木の脚本です。
東北電力による土地の買収、それを利用しようと群がる人々、原発反対が言いづらいなかでも、声をあげていく巻町の人々。アメリカ・スリーマイル島の原発事故、ソ連・チェルノブイリ
の原発事故とあいまって、東北電力の開発断念までが丹念に、またおもしろく描かれています。
一見の価値ある映画です。
みなさんにお奨めします。