議会運営で一番大きな役割を果たすのは議長です。
議長選出
議長選出は、議会の最大イベントです。
私の7年間の議員生活で、相田議長、林議長、潮田議長、高田議長が選ばれました。そのなかで、私は、後半の2回、議長選挙に立候補しています。
1回目は、初当選の時ですので、いくらなんでも議長に立候補するのは僭越と思ったからです・
2回目は、病院問題で、市長派、反市長派が争った時ですから、私が立候補する余地がなかったからです。
とにかく、議長が議会運営にもっている権限は絶大です。発言の中止、暴言の議事録削除などすべて議長の権限です。
たとえば、ある議長の時、執行部が提案した議案を、審議しないで、いきなり「開会宣言をした直後、3秒後には閉会宣言」をして、閉会してしまいました。こんな議会運営が許されるわけはないのですが、「議長が閉会を宣言した以上、議会を続けられない」というのです。それくらい、議長の権限は大きいのです。
私が立候補した議長選挙は、2回とも私には、自分自身の1票しか入りませんでした。なんとも残念で仕方ありませんでした。
大綱質疑
いま、大綱質疑をしている議会は多くありません。私の知っている議会ではありません。これは、予算議会の時と決算議会の時、予算案、決算案を、本会議で全部を1日で提案し、次の日に、自分の所属する委員会以外の分野について、1人20分にわたり質問するというものです。
今までは、当日質問をし、その場で答弁するというものでした。私は、議員になった当初から、議案提案中に質問項目を考え、「明日は、この質問をするよ」と事前通告しておきました。こうすると、答弁者もきちんと答弁準備ができ、細かな数字も正確な答弁がもらえました。
今年の9月議会から、私のやっていた方法が全面的に取り入れられました。これは議会運営委員会で審議され決まったものです。私は質問者が減ってしまうのではないかと心配したのですが、5人の質問者がおり、以前よりは活発な大綱質疑になったと思っています。