さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんはまだ文字が少しは読めるようですね

2020-09-17 22:53:18 | 言語リハビリ
昨日の水曜日言語リハビリの日。
10時半からのスタートなんですが、不穏にはなることなく普通の状態でスタート。
機械による血圧測定も、さっちゃんに動いてもらうのではなくて、さっちゃんが座っている椅子を僕が動かすことで測ることが出来るようになりました。

STのT田先生はさっちゃんが少しでも反応してくれるメニューを見つけるためか、次々にいろいろなメニューでさっちゃんに働きかけてくれます。
・大きな声で「おはよ~」って言ってみよう! →無反応
・カレンダーを見せて、数を順番に読んでみよう! →無反応
・ミュージカル『Cats』の映像を観てもらう。(さっちゃんが映画『Cats』を観たことを以前報告していたので) →ほとんど興味示さず
・『ふじの山』を聴いて、歌う。 →か細い声でほんの少しは声を出す
・『ふるさと』も同上。 →同上
・カードを用いて名前を言葉に出してもらう。 →最初の数枚を正しく読んだ!

最後のカードですが、ハガキ大の紙が描いてあり、その下に名前が書かれていました。
これまでは絵と名前は別々だったり、紙の表と裏だったりしました。
20~30枚あったようです。
どんなものをさっちゃんが読めたのかは忘れましたが、前半の数枚をちゃんと読むことが出来ました。
すぐに飽きてしまうので、10枚くらいしか使えませんでした。
ちゃんとと言っても、バナナのカードを見て「バナナ」と言えるわけではありません。
「・・・きバナ、ナほて・・・」ってな感じで「バナナ」が出て来るんです。
単独で「みかん」などと言えたら、拍手喝采ものですね。
1回くらいそんな感じのことがあったかな。

カードでのリハビリがこんな感じだったので、この日の僕は内心大喜び!
さっちゃんは出来ないわけではなくて、何をやるべきなのかが分からないだけなんでしょうね。

とは言え、この日もリハビリの間中、先生に話しかけていました。
でも、いつもよりは少なくて、先生が与える課題のことにも気持ちを向けていたように思います。
さっちゃんには「よく出来ましたね」を送りたいですね。
コメント
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