さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

嘔吐からの誤嚥性肺炎で、さっちゃんは救急搬送されました

2024-05-07 22:17:41 | 肺炎

5月6日(月)の朝、I老健から電話が入りました。

「さっちゃんが昨晩嘔吐して、発熱があります。酸素も使っています」

その後、I老健の看護師さんとも話し、

「今日は連絡が行くかもしれませんから、電話を気にしておいてください」と言われました。

僕はそれを了解し、次のように伝えました。

「今日は用があってこれから埼玉県の方へ出かけます。戻るとしても少し時間が掛かります」

その時点では、さっちゃんの詳しい容態は僕には分かっていませんでしたから、最悪のことまで予想していました。

このまま危篤状態になって、最期を看取れなかったらどうしよう?! と。

そんなことを想像すると、が滲み出て来そうです。

 

この日は僕が所属している山岳会YYDのI橋さんから誘われて、天覧山で岩トレをする予定でした。

もう一人参加者はいるのですが、岩登り初心者なので、I橋さんのためにも僕は参加してあげたいと思っていたのです。

電車に乗っていると、I老健から電話が掛かって来ます。

座席を離れ、車両の隅へ行き、小声で話をしました。

「これから救急搬送することにしたので、急ぎその病院まで来てください」と告げられました。

僕はすぐ戻ることにし、同じ電車に乗っているはずのI橋さんを探します。

彼はすぐに見つかり、事情を告げて次の駅で僕は下車しました。

隣りのホームに電車はすぐに来て、僕はそれに乗って戻りました。

駅からはタクシーでまず自宅に戻り、自宅からI老健に電話を入れました。

救急車がもうすぐ来て、病院へ搬送される直前のようです。

病院は以前にも肺炎で入院していた近くの病院です。

 

さっちゃんの保険証などを持って、自転車で病院へ急ぎました。

休日ですから、正面玄関は閉まっています。

夜間通用口から入り、受付で聞くと、さっちゃんが待機している部屋に連れて行ってくれました

 

▲11:13。さっちゃんがいました。見た感じでは、苦しんでいる様子はありません。体温が38.9度あったことを聞いていたのですが、熱っぽい感じもありません。ただ、目を開けることはなく、声掛けしても反応してくれません。血圧、心拍数、呼吸等をカウントするセンサーが体に付けられています。マスクで隠されていますが、鼻には酸素を送るチューブが入っています。

 

スタッフの一人にちょっと離れた場所に連れていかれ、延命措置について確認されました。

僕もこれまで何度も確認されたことなので、感情的になることなく淡々と答えました。

強制的な延命措置は採らないということの確認です。

心臓への電気ショックとか、人工呼吸器とか、を使用しないことの確認ですね。

 

他にも幾つもの書類の説明を受け、サインをしました。

 

時間が空くと、僕はさっちゃんに声掛けします。

「さっちゃ~ん、さっちゃ~ん」

目は開けてくれません。

点滴などの影響なんだと思います。

 

しばらくすると、病棟へ移動することになりました。

僕も一緒にエレベーターで病棟へ。

さっちゃんは自分の病室へ向かいましたが、僕はデイルームで待つことになりました。

入院に関するより具体的な説明を看護師さんから受けました。

担当医師からも説明を受けました。

この病院では現在、直接面会することが出来ます。

15分間だけですけれど、病室で会うことが出来るのです。

医師に「明日にも面会は可能でしょうか?」と聞くと、

「もちろんですよ。患者さんにとって良いことなので、是非に来てください」と言ってくれます。

「よしっ、明日は病院へ来る用事があるので、面会しよう!」と決めました。

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