1969年にファースト・アルバム、Creedence Clearwater Revivalを出し、1972年に7枚目のアルバム、Mardi Grasを出して解散。
4年という短い活動期間に数多くの大ヒット曲を出して風の如くサッと通り過ぎていった感があった。
プラウド・メアリーとか雨を見たかいなどのヒット曲をラジオで時折聴く機会はあったものの、当時彼らの作品全てを聴き通す時間もまたLPを買うお金もなかった。
解散した後直ぐにベスト・アルバム、Creedence Goldが発売され飛び付いた。
このベスト・アルバムは通常のそれとは異なり、たった8曲しか収録されていない。
CCRの場合シングル・ヒットの数が多くたった8曲だけでは不十分とは思えるが、11分にもわたるロング・バージョンのモータウンのカバー曲、I Heard It Through The Grapevineや初期の泥臭いR&BのBorn On The BayouやSuzie Qなど少しばかり長尺ではあるがCCRの魅力をLP一枚で伝えるには欠かせない選曲で仕方なかったのだったと思う。
そしてそれを補う形で残りのヒット曲、全14曲をぶち込んだ2枚目のベスト・アルバム、More Creedence Goldが後日発売されることに…
このあとCDでヒット曲を大量に収録したベスト盤が幾度か編集再発され、このアルバムもお役御免となったものの、今一度LPを取り出して聴けばこの8曲で完結した方がなんとなくCCRらしくシンプルでスッキリ感じるし、日本独自の制作のアルバム・ジャケットのイラストに温かみを感じさせてくれる。
日本独自のテキスチャー加工のゲートホールド・アルバムの内側のサイケなデザインはご愛嬌
アメリカ盤のオリジナル・デザインはメンバーの横顔の切り絵が施された特殊ジャケット (写真は東芝から日本ビクターに販売権が移行された後に出た、オリジナル・ジャケを模した再発日本盤のもの)