戒名

夜は信じられないくらい集中できる。何か作業をするなら今の時間が一番。

なんせ、他のことに気をとられなくていい。日中は次から次へと要望がまいこんできてまるで追われるようになってしまう。
やりたいことも落ち着いてできはしない。

戒名をつけるのなら今の時間が一番。

それでもどうして戒名をつけるのだろう。人は高額のお布施をはらってまでどうして戒名をほしがるのだろう。

そもそもそれは本当に正しいのだろうか。

自分のような僧侶はどうも既存の宗団には属さない方が正解かもしれない。

この報いはどのようになるのだろうか。あの世で罰を受けてしまうのだろうか。

ただ言えることは人はどんな高僧であろうと一個人の尊厳を大切にできなければただの人間以下だということ。