林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

山の彼方に

2021-12-01 | 風に吹かれて

見晴らしがいい、団地の西北端に、歩いて来ました。
山の彼方は秩父です。
秩父と言えば、

  夜祭、おっきりこみ、鉱泉宿、札所巡り。
  そして林家たい平くん。

秩父は桃源郷でありますな。
小遊三氏が、狸たちと共生する大月とは異なります。

空席だらけの西武特急が、山の彼方へ消えてゆきました。
東京の汚れた空気を乗せて。

昔、青年は荒野を目指しました。

いま、おじぃさんは秩父を目指すべきか。
オミクロン株による第6波が来る前に。

  写真は普通電車です▼
  西武特急ラビューは、もたもたしているじじぃを尻目に、山の彼方に去りました。
  寒い場所で次の機会を待っていたら、風邪をひきます。
  ご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。

  

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カフェ・リモン

2020-11-13 | 風に吹かれて

庭仕事の合間に、隣の西武団地へ行きました。
団地は秋たけなわです。

ここは、バブルの最中に開発した。
だからか、わが東急団地より高級感があり、口惜しい。

目的は昼飯。カフェ・リモンという小洒落たカフェ。
外壁がレモン色の画廊喫茶です。

連れは脚長じぃさん。
新しい補聴器と新しい入歯を介してでは、話が噛み合いません。

そもそも、お互いに、大した話題は無い。
それで併設する画廊の福島尚展を拝見。これ、凄いよ。

福島尚さんは、見たものを瞬時に細部まで記憶できる。
異能の鉄道専門画家です。

客席には木組み絵作家・中村道雄の作品展示即売もありました。
これ、いいな。

おやっ! 折畳式軽量電動四輪車だ。
老人っぽくなくかっこいい。欲しいなぁ。

  

  朝採れの柚子です。
  3個、市議会議員のオーナー氏から頂きました。

  電動四輪車に興味のある方は、こちらをどうぞ。

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長瀞へ行こう

2020-08-21 | 風に吹かれて

長瀞町にある博物館が面白そうだ。
巨大鮫に食われる恐ろしさや、恐竜に踏みつけられる痛さを味わえるらしい。
パソコン画面で、だけど。

長瀞に行ったのは10年も前だっだろうか。
目的は、阿左美冷蔵の天然氷製かき氷▲を試食することでした。
博物館はついでの立ち寄り、というわけ。

博物館入口あった巨大鮫の牙はまだ覚えてる。
内陸・埼玉県の山地は、大昔、海底だったんですねぇ。

羊歯の化石

ここもご多分に漏れず、入館客が激減の由。
対策として「3DとVRを駆使した」動画をネットで公開した。
巨大鮫や恐竜に、飲まれ踏み潰される恐怖を味わえる、などと朝日埼玉版が絶賛。

疫病と猛暑でステイホームするじじぃは、視聴してみました▼が......。


       カルカロドンのフィギュア

       埼玉県立自然の博物館

あらら、たいしたことはありませんな。
博物館の努力は多としますが、じじぃには操作しにくかった。

でもね、天然氷のかき氷は掛け値なしに美味。店には風情があった。
あの頃でも、博物館は展示が分かり易く、がらがら。かえってそれなりに面白かった。
地質に興味があるタモリさんに教えてあげたい施設です。



涼しくなったら、西武特急ラビュー▲に乗って、長瀞へ行こう。
でも東京都民は、奥多摩か高尾山へ行って下さいね。

  

  最近、日高市内の国道県道には。秩父方面へ向かう東京の車が目立ち、渋滞します。
  重ねてお願いします。東京都民は奥多摩渓谷へ行ってくださいね。

  おまけの新知識
  初期の恐竜の卵は、蛇や亀と同じように、殻は柔らかだった。
  それで、恐竜の卵の化石は少ないけれど、日本は恐竜の卵の宝庫だとか。
  詳しくは7月27日朝日朝刊「科学の扉」をご覧下さい。

  画像は全てネットから拝借しました。
  グーグルの画像検索だけでも楽しめます。

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所沢駅西口

2020-01-31 | 風に吹かれて

時々開く3爺の昼食会を、所沢駅西口のホテル内レストランで開催しました。
開店直後に着席し、最後までいた。延々3時間。有難迷惑な客だろうね。

清潔で落ち着ける和風料理店の名前は、意外にも「マルコポーロ」。
定食は寿司・豚汁・ポルシチ・漬物・汁粉で税込み1050円。珈琲紅茶緑茶は飲み放題。



どういう会話をしたかは覚えていません。
居心地が良かったので、恍惚の3時間だったんでしょう。

向う側の大きな仏壇仏具店。80万円もする骨壺に魂消ていたら、店員に捕まり店内へ。
最近の葬儀と仏壇事情が勉強でき、来店記念に、お線香を頂きました。

西武百貨店の裏は広大な空き地のまま。西武鉄道が所有しております。
やっと1棟だけ、高層マンション工事が始まりました。

それでも線路沿いに、医院ビルやお犬様専門の店ができ、お稲荷さんもある。
所沢駅西口は、これから街になるところです。



所沢駅は現在、西口側駅ビル増築工事中。(東口は開店盛業中)
なりふり構わぬ工事現場を潜り抜けなければ、ホテルには行けません。

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急ぐ

2019-12-24 | 風に吹かれて

ある町を、急ぎ足で歩いていました。
二人の爺さまに会う前に、差し迫った用事があるからです。

と、味がある看板がありました▲
個人的に言いたいことがあるけれど、ますます差し迫った用事があり、先を急ぎました。

目立たぬ場所に、探していた音入れはありました。

しかるに、嗚呼、何たることか! こ・ここ・故障中です▼

で、紳士としてはやむを得ず、カメラがない裏に回り、用を足しました。
誰からも目撃されなかったはずだ。

空気は乾燥してる。証拠はすぐ消える。

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熱波

2019-09-10 | 風に吹かれて

台風一過の田無市は猛烈な熱波に包まれていました。
駅から公民館までの道は、火にかけたフライパン。

駅近くの公民館で、森生の同期生が写真展を開催中。

一年ぶりに会った彼は、驚くほどやつれていました。
彼も森生を見てそう思ったかもしれませんが........。

一息ついてから作品を拝見。
奥入瀬の渓流や姨捨の棚田など、写真の腕に衰えは感じられません。

昼食は会場隣のカフェで、連れを入れて3人で。
去年までは少し先にあるちょっとした薮系蕎麦屋へ出かけたものです。
この猛暑、今年の3人にそんな元気はありません。


骨付きチキンカレーを完食したのは森生だけ。
連れの2歳年上の友だちは大分残したので、森生がいちばん元気なのかもね。
カメラマン君は珈琲しかとらなかった。

生暖かい公民館には2時間近く滞在。
ついでに新宿へ、と朝は考えていましたが、このまま帰宅することにしました。

ところが乗換で降りた所沢駅は蒸し風呂だ。
堪らず、先に来た池袋行きの電車に。

池袋駅もまるで燃え盛る竈の中。
直ちに地下改札に下り、目の前にある西武百貨店へ。

いつもは混み合う西武百貨店はガラガラ。
圧倒的な品揃えの三省堂で、ついつい衝動買いをしました。

  昨日の東京はこの夏いちばんの暑さ、と今朝のTVで知りました。
  今日の暑さも凄まじい。このまま引き籠ることにします。

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新しい公園へ

2019-02-05 | 風に吹かれて

宮澤湖畔に「フィンランド風の公園=メッツァ・ビレッジ」が開園した。
聞き慣れない「メッツァ・metsa」とはフィンランド語で「森」という意味だとか。
飯能駅北口から直通バスでおよそ15分。先月の始め、見物に行った。



溜池然としていた宮沢湖畔は、明るい洒落た公園に一変していた。
看板がなく、街灯ベンチごみ箱そして露店はよろし。建物は倉庫のような無骨な外観である。
森と湖の国・フィンランドってこんなものなの?

その建物の中は、若いヒト向きの雑貨小物売場とレストラン街である。
明るく清潔。もちろんマリメッコもあり、サイタマの外れの飯能市には、過ぎた公園だ。
らーめんや日本茶の売店もあるので、じじばばもご安心を。

宮澤湖の奥では、ムーミンをテーマにした大きな施設を建設中だった▲
だが遠目には、市内阿須にある「あけぼの公園」の「ムーミンの館」の方がメルヘンチックだ。
入場料が必要なのも好かないね。

この公園は西武鉄道ではなく、投資ファンドが開発し、経営しているようです。
今後どう変わるか、暖かくなったら時々見に行こうと思っている。
新しいタイプの公園を応援して下さいね。

  

  どんな店があるかはこちらをご覧ください。

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自分にご褒美

2018-10-08 | 風に吹かれて

今朝は寒い。昨日は季節外れの猛暑日だったのに。
家で畳語を考えるつもりだったが、気分を変えるために新所沢PARCOへ映画を観に行った。
このところ、気忙しい日が続いていてね。

映画を観る前に、慣れないケータイをおっかなびっくり使い、山じぃを午後のお茶に誘った。

映画「あん」は十二分に満足できた。(後日ご報告)
この映画館、初めて。満席でも座席にゆとりと工夫があり快適。
この先観たいパンフを7枚集めた。(「翔んで埼玉」は山じぃさんにあげました)

駅で遅い昼飯。七面倒臭い券売機を後ろの客の助けで操作しお茶漬け。

約束した駅前カフェpoemは臨時連休。近くにある山じぃさんちはお留守、ときたもんだ。
やれやれ、お互い約束を忘れるお年頃さ、まぁしょうがないわぃ、と駅に。
山じぃは駅で待ち侘びていてくれた。
森生が違う路地に迷い込んだ時に、すれ違ったようだ。

駅南口先の先。昭和な街区の渋い喫茶店にお客は誰もいなかった。
大声で映画の感想や近況を語り合ったのは、お互い鼓膜に皺が寄ったからだ。
30年振りに歩いた南口は洒落て便利な街になっていた。



予定を1時間も過ぎ草深い飯能。町外れの印刷屋へ。(写真は東飯能駅の百貨店と信金本店)

往復葉書の校正を済ませ、駅ビルPEPE。
以前から目にとめておいた女物のトートバックを購入。
リュックよりカメラの出し入れに便利だし、じじぃはこの頃トランスジェンダーなのよね。
赤い唇の店員は「お似合いですよ」と冷たいお愛想。.....でも嬉しかった。

  

  飯能駅で、歩数は驚くなかれ11,399歩だわさ。都合4,3km歩き321kcal消費。
  お茶漬けとアイコ1杯で歩き回れば、ゲッソリするのが当たり前

  ご褒美に、駅前の吉野屋で2枚ものの鰻重を食ったぞ。

  

  鰻重はイメージです。ネットからお借りしましたが、どちらさまからか忘れました。ごめんなさい。

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変わる池袋

2018-08-01 | 風に吹かれて

用事を済ませ、この20年間、通り過ぎるだけになっていた池袋を歩いた。
東武百貨店がある池袋駅西口は、さま変わりである。魔界は明るく洒落た街に変わっていた。

戦艦のような西武百貨店がある東口は、さほど変わっていない。パルコも相変わらずである。
だが、三越跡にはヤマダ電器が出店し、ビッグカメラと覇権を争っている。

激変したのはサンシャインビルの周辺の街並みである。
以前の焼け跡風味は薄まり、ようやく渋谷新宿に追い付きかけている。

サンシャインビル内の商店街アルバ。東スカのソラマチ迷路街よりずっと分かり易い。
馴染んだ店は総入れ替えの感じ。だけど、あれから40年なのにピッカピカ。

東側の煤けた町は一掃され、税金ゼロで移転した豊島区役所を中心に、高層ビル街に。
夫婦仲が悪かったけど味は抜群で、行列ができた「どんちゃん」は大金を得て別れただろうか。

高速道路近くの窪地に、懐かしい池袋がまだ残っていた。
某演歌歌手。出世前、某百貨店の派遣店員でワキガがキツかった、と元売場主任から聞いた。

    

   夜の池袋については、青江三奈嬢の歌声をお聴き下さいね。

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ソラマチうろうろ

2018-07-31 | 風に吹かれて

東京スカイツリーの真下にあるソラマチへ行った。
スカイツリーに上る気はなかった。東京タワーにもまだ上ったことがない。先を越しては失礼だ。

安じぃがくれた招待券で、郵政博物館の企画展「幕臣の文明開化」を見たけど、つまらなかった。
常設展には珍しいものがあり、切手のコレクションは流石お見事。

ソラマチは、エスカレーターやエレベーターの位置がばらばらで、通路も各階別にソラマチマチ。
ここはどこ?自分は誰?なうろうろ状態で、いつの間にかビルの屋上にいた。

観光地なので食事が高い。ざる蕎麦が1000円を超えるとはベラボウだ。
だけど館内スーパーで弁当を買い、無料休憩所で食すという手があることに気付いた。

京成電車終点の浅草。吾妻橋の袂は熱風が吹き、埼玉に負けない厳しい熱さだった。
浅草ぶらぶらは諦め、じじぃは地下鉄に逃げ込んだ。

 

現在、郵政博物館の企画展は「どうぶつゆうびん局へようこそ!」で、評判がいいようです。
じじぃも、涼しくなったら行ってみたい。

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がんばれ所沢

2018-05-08 | 風に吹かれて




寂しかった所沢駅東口に駅ビルができたと聞き、見に行った。
なかなかいい。西武鉄道本社ビルがデーンと構え、西武系のビルが並んだだけの東口が、ようやく充実してきた。

駅ビルの名前は「グラン・エミオ」とか。でっかいエミオとはどういう意味か。
上階はテナント誘致が難しかったのか、隙間が多い。

店舗階の内装は木目調を活かし、明るく洒落ている。
だが売り場毎の繋がりが何となく間が抜けていて、出店している店のブランドはイマイチ。

なんせ、最近、買いたいものが無い。食いたいものもあんまり無く、貯金一筋......と言いたい所
繁盛しているJR大宮駅ビルに較べ、お客が断然少なく、通路が広く感じられる。

おじぃさんたちにとって、売場より大切なのが音入れ。
ここが感動的な出来映えだ。

明るい木の壁に白い壁を配し、電球色の間接照明で居心地よく、書斎にしたら林住記がさくさく書けるかも。
幼児専用の広く可愛い音入れもあった。間仕切りが低いから、人に見つからないように、上から覗いてくださいね。

駅舎の2階にある西武電車の改札口。
数年前に工事が完成し、一応見られるれるようになった。
だけど立派なコンコースの2階は伽藍洞だ。

私鉄各社に較べ出遅れ感がある西武鉄道は、経営から創業家を排除し、上から前に目を向け、発展途上のようだ。

でもね、乗降客数はこの程度。服装は何となくダ・サイタマ。
小田急東急京急など関東南部私鉄沿線に負けないように、まだまだ頑張らないと。




西口の駅ビルは改築工事中。

所沢一番の商店街プロペ(ラ)通りは、規模と賑々しさで大宮・川越に負けている。
長らく空きビルだった旧丸井はようやくテナントが決まったらしく、工事中。

西口広場に面した西武百貨店のすぐ裏には、広大な西武鉄道所有地があり、空が広く高い。
開発計画があるようだが、所沢市も頑張ってもらいたい。

西武ライオンズもね。

  プロペ通りの路地の奥にある、古風で、お奨めの喫茶店です▼

  

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谷中霊園に花壇墓園

2018-05-04 | 風に吹かれて

偶然見つけた歩行者専用の狭く長い跨線橋で線路を跨ぎ、緑滴る谷中霊園に入った。
帰宅後調べたら御隠殿坂という霊園の端っこだったようだ。

墓地の奥に日暮里駅前の超高層ビルが見えた。
墓石に見える。あと30年もすれば古色を帯び、霊園によく馴染むだろう。

巨大な墓の多くは荒れている。2代目が巨大な墓を建て、3代目には維持が困難になったのか。
大きな墓を造る2代目は大バカ。墓を建てるなら小さい方がいいですな。

霊園は寛永寺直轄徳川家墓地、東京都管理霊園、周辺中小寺院墓地から成り立つ。
園内は巨樹が多く爽やかだったが、じじぃはここでも迷ってしまった。

道端に5坪くらいの「花壇墓園」があった▲。おばさんが一生懸命セールスをしていた。
おばさんは近くのお寺に案内してくれ、30年後に移される合同墓(無縁墓)▼を見せてくれた。

お寺は天台宗「了俒寺(りょうごんじ)」。狭いけれど整理整頓された感じの良いお寺です。
そろそろご臨終を迎えるご同輩は、検討する価値があるよ。詳細はこちらをどうぞ。

   

  遅い昼食は「朝倉彫塑館」の斜向かいにある元祖「七福神蕎麦」で。
  元祖と言っても同じ名前の蕎麦屋は見たことがない。お味はまぁまぁ

  ということで谷根千散歩はこれでお終い。
  出かける前に、地図を頭に入れておけばよかった、と反省。
  上記の「谷中霊園見どころ地図」はこちらからハッキリ見られますよ。
  また行ってみたいなぁ。

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谷中から日暮里へ

2018-05-03 | 風に吹かれて

タモリ好みの「へび道」と寂れた「よみせ通り」を辿り、「谷中ぎんざ」に。
いやはや大変な人出だった。

以前は生活感が溢れた下町商店街だったが、近頃は観光客が殺到。小洒落た店が増えた。
じじぃとしては、そういう変化はあんまり好きではない。



谷中ぎんざは猫の町、と聞いていたけれど、ごった返す人出を恐れてか一匹もいなかった。
天麩羅屋の庇にいる猫は、作り物ですからね。

夕焼けだんだん。名前も見晴らしもいい。だがビルが増え、夕焼けは無理かも。
昼飯にしようかと思ったが、どこも満席だ。じじぃ一人では嫌がられるだろう。

だんだんを上り日暮里駅へ。大きな駅だがいろんな電車を見下ろす他に何にもない。
寂しい名前の日暮里は高層ビルが林立し、高架鉄道が頭上をうねる現代都市に変貌した。

駅を通り越し東日暮里へ。うろうろしているうちに何処を歩いているのか分からなくなった。
あっ、アパホテルだ。へ~、粋なホテルだ。TVCMは作り変えた方がいい。

東日暮里を彷徨い、御隠殿坂歩道専用跨線橋に行き当り、橋の先の谷中霊園に迷い込んだ。
木々が茂る駅が近い高台で、仏さんの住まいには勿体ない。

  

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つつじ祭りの根津神社

2018-05-02 | 風に吹かれて

明治時代のドラマに、時々登場する根津神社は、以前から気になっていた。
一箱古本市の会場を通り過ぎ、初めて入った境内は、大樹が生い茂り、社殿は権現造りの絢爛豪華さである。

炎天下、境内のつつじ山は盛りを過ぎ、花は全体にしおれ気味。
つつじ園は広くはなく、入場料が200円とはちと高い。で、脇に並ぶ赤鳥居の道を通過するだけにした。

折角来たんだから、参拝してお賽銭でも、と思ったけれど尻尾が楼門に達する長い行列だ。
一箱古本市はまだ2カ所しか見ていないので、ここも遠くから遥拝しただけ。

賽銭箱の間口が狭いのか。もっと広げて、わがまちの高麗神社のように10列行列にすればいいのに。
だが神社は一等地に鎮座している。きっと不動産収入が多いのかも。田舎者が余計な口を出すことはないよね。

木々が鬱蒼と茂り、薄暗い裏門一帯は、露店が犇めいていた。
外人客、特に回教徒が多い。日本の神様は融通無碍だけど、アチラの神さまに𠮟られないの?

  

  このあと、不忍通りの脇道、へび道とよみせ通りを巡り、混み合う谷中ぎんざへ。

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一箱古本市へ

2018-05-01 | 風に吹かれて


春先の講演会で、南陀楼綾繁氏が紹介した「一箱古本市」を見に行った。
場所は谷根千、つまり谷中・根津・千駄木。行ってみたら予想以上に広かった。

会場は12カ所にも分散しており、急に思い立って出かけた田舎のじじぃには探しづらかった。
書店の店先、ビルの植え込み、空家、マンションの軒下などに、それぞれ2~5店くらいが出店していた。
古本市といっても、素人衆が思い思いに一箱分の本を売るというままごとじみたもの。



だからか、本を読まなくなったのか、お客は残念ながらちらほら。
谷中銀座の雑踏と較べると寂しいかぎりだったが、その代り出店した人との会話が楽しめた。

  出かける前、終活を始めた身だから、本は1冊も買うまい、と決めていた。
  だがしかし、あっちこっちを見歩き、店主と会話した結果、以下の4冊を買ってしまった。まぁいいや。

  

  ネットでの案内がかなり見づらく、要領を得ないままJR山手線西日暮里駅を出たのは朝10時。

  道灌山通り、不忍通りをてくてく歩き、根津神社のつつじ祭りを見物。

  へび道・よみせ通り・谷中銀座を通り抜け、日暮里駅の向こう側に出て、東日暮里と根岸を彷徨い、歩道橋を渡り谷中墓地へ。
  朝倉彫塑館近くの蕎麦屋で遅い昼食。

  夕焼けだんだんから再び谷中銀座とよみせ通りを通過。
  道灌山通りの脇道を経て、西日暮里駅にいついたのは3時だった。

  家に帰り、歩数計を見たら、ななななんと21003歩も歩いていた。
  この歩数計を使い始めてからの新記録である。

  根津神社・谷中銀座・日暮里・谷中霊園などは、後日、別の記事でご報告します。

  

  写真は撮り過ぎたため、整理ができません。
  仕方がないので、冒頭の写真はこちらさまからお借りし、合成しました。
   この古本市の説明が載っていますよ。

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