林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

憧れジャック

2009-11-30 | 風に吹かれて

優雅で颯爽とした塔の形から、横浜港のジャックと言われている赤煉瓦の華麗な建物。
学生時代からの内部を見学したかった。


たまたま通りかかったら、「横浜市開港記念館」として公開されている。
ワクワクしながら急な石段を上り、中に入った。


内部は明治時代の学校建築のように、意外な質素な作りである。
下は貴賓室。茶室のような感じがしました。


とはいえ天井は高く、照明器具や窓枠や階段や床など、相当に凝っている。
外観はヨーロッパ調だけれど、内装は意外に日本的。アッサリしている。


窓から、お父さんであるキングが見えた。重厚堅牢な神奈川県庁舎です。

告白します。記事を書き終えてHPを見るまで、ジャックをクィーンと記憶してました。
だから、この記事なんかヘンです。まぁいいや


日本一の大通り

2009-11-29 | 風に吹かれて

今年一番の銀杏並木を見た。横浜港大桟橋近くの日本大通りです。

デジカメは見たとおりに撮れる、と聞いたような気がするけれど、ウソですね。

横浜は好きな街だ。甘酸っぱくて、しかも渋くて、猥雑で、いいなぁ...........。



かな書き名前の街は安っぽい。でも、横浜だけは「ヨコハマ」を許せます。

撮影は11月28日3時頃でした。


蓮舫さんと理事長と

2009-11-28 | 風に吹かれて

「レンホーじゃなくランボーだっ」、と蓮舫さんはヒハンされてるようだけれど、森生はステキだと思います。そして蓮舫さんを応援しています。
「心外デスッ」、と城を守るために怒った理事長も良かった。城主はああでなくっちゃね。
老若を問わず、ああいうヒタムキな女性が好きで、シタムキな男は嫌いです。

事業仕分け・・・・・。

ドタバタ始めたので、不適切な点も多々あるだろう。しかし水面下に隠れていたヘドロがはっきりしてきて大いによろしい。
来年こそは準備万端怠り無く、完璧を期して欲しいのに.......。

鳩山さんは、「来年はどうも、いや、やろう......」.、とふらふらしている。やがて郵政になり、偽装献金でそろそろ投げ出すのかも。

もうニッポンは女性にお任せしよう。出来れば蓮舫さんが総理に、あの理事長が小沢さんを切り捨てて幹事長になれば、最強の体制になるはずですが.........。


ま、それはそれとして、森生なりにこの案件をどう仕分けたらいいか、暇を返上し理事長のお城を視察してきました。
お城は、正式には「独立行政法人国立女性教育会館」ですが、近頃の風潮に合わせ、「ヌエック」、という鵺(ぬえ)的商標にしております。

敷地は広大。広い雑木林の中に、日本庭園とそれを俯瞰する長い陸橋、本格物の茶室、縦横に張り巡らした舗装道路、室内温水プール、何面ものテニスコート、大ホール.........、以下書き切れないほどの充実した施設である。

風が吹けば飛び散ってしまう道路上の落葉を、職人さんたちがせっせと掃除していた。



丁度昼飯時。知らない人が多いが、豪華な食堂「らん」は、実は誰でも利用できます。

料理は単品を財布と腹具合に相談して、お客が色々組み合わせる仕組み。これって、ビュッフェスタイル、とでもいうのだろうか。
「ミックスフライ450円+ご飯150円=計600円」で充分だった。お味もグーです。

お客の98%はうら若い女性で、食堂中央席を占拠する。
男は出入りの業者作業員諸氏風で、日の当たる窓際に固まり、小さくなっていた。

ここは婚活男にとって穴場のはず。これまで不首尾だった方々はどうぞご挑戦を。

食堂職員は極めて親切。セルフサービスなのに食器を片付けて下さった。
森生は一応男であり、男不足でちやほやされるのは当たり前、と考えてたが、よろよろもたもたしていたのを、見かねたのかもしれないね。ふんっ。



宿泊棟は高層と低層が3棟もあり、一流ホテル並みの豪勢な外観である。
宿泊棟ロビーは昼食時間の所為か無人だった。

窓辺は日当たりが良く、寒い日にここで昼寝をしたらいい気分になれるだろう。
警備員がいないので、こっそり客室で午睡するのもいいかもしれません。


資料室は女性の地位向上や貧困を扱った、マジメで難しい内容ばかり。見渡しても利用客はゼロ。職員は2階書庫入口に1人、3階のアーカイブ室にパソコンの番人の1人しか。新聞各紙は自由に読め、ここも暇潰し好適地である。


あの激しい遣り取りで俄かに評判となった所為か、報道記者と思える男がいた。
利用客にはアジア・アフリカ系の人が多く交じり、白人もちらほらいる。
研修は名ばかりで、女同士、合コンを楽しんでいる風にも見受けられたのは僻目か。

受付のあるロービーは最高裁風に重厚。退屈しきったような職員は愛想がいい。
最近、「理事長を拝みたい」、という野次馬が多い由。「構内を巡視するので遇えますよ」、と言われたが、壁新聞で見るとかなりな偉丈夫であり、少し怖い。

売店が2箇所ある。双方特色を発揮して品揃えが面白く、手土産に好適だ。
但し発展途上国産品の売店は、次の開店日は............、忘れちゃった。
でも、ここでは珈琲200円。後ろを人が通り落ち着かないが、安さが取り得である。



さて、これをどう仕分けしようか...........。

森生は蓮舫さんも理事長も、ああいう頼れる女性が好きだ。
ヌエックには大勢の女性応援団がいるらしく、活発にボランティアをしているようだ。
仕分け会場にも乗り込んで応援をしたそうで、「潰す」、と決断するのはマズイ。

福島みずほ大臣はここに宿泊し研修を受けたことがあるらしく、擁護発言をした。
森生は早朝の構内で無届けの栗拾いをし、ガランドウの研修棟で受講した恩もある。

........で、この施設を廃止し、民間に切り売りするのは勿体無い、と確信しました。

だがだがだが、落葉掃きなぞはボランティアに任せよう。落葉は周辺住民の堆肥原料に提供できる。外仕事の多くは無償で出来るはずである。ボランティア募集が女性だけ、自分の名前を忘れた、お利口さんだけに限っていることを改めよう。



また、これだけの豪華施設をもっと活用しない手は無い。集客にも努力して欲しい。
周囲に多いゴルフ場と提携し、ゴルフ研修付きで宿泊客を集めれば、稼働率が上がるだろう。森生も以前誤解していたが、ここは男子禁制ではないのだ。

時代は変わった。新婚さんは、決勝点と出発点が入れ替わり、女は強くなり、ニッポンはご覧のとおり。今更女だけを教育することもあるまい。
この際、「女性教育会館」から「女」を外し「性教育会館」にしちゃおう。

そして少子化対策や公序良俗研修施設として、誰でも泊めたらどうだろうか。
周辺にはラブホテルが多い。需要は充分あるはずですよ。

.................こんな結論じゃ、理事長には遇わない方がいいね。

人気の仕分け人たちの判定は「予算削減」だったようだ。
森生の判定はフマジメなものになってしまった。

ここを訪れたのは、実は3回目だが、
あれだけ豪華な施設にしては、利用者がいつも少な過ぎるのではないだろうか。
キチンと管理されてはいるけれど、おじ(い)さんには取っ付きにくく、時代遅れ、と感じました。

「予算よりも事業内容そのものが問題だ」というご意見のブログがあります。
こちら▼の方が「林住記」より役に立ちますので、ご覧下さいね。

                   「社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)


たい平クンの秘密

2009-11-27 | うわごと

上は、林屋たい平クンのヨメは鬼嫁だ、という噂を裏付ける写真です。
「芝浜ゆらゆら」は売れないし、「大喜利」出演くらいでは大して稼げない。
そのために故郷秩父でアルバイトをしてたんです。鬼嫁にせっつかれているのでしょう。

ウィキで身体検査をしたら、たい平クン、ムサビ卒でした。絵が上手いワケすね。
なお、たい平師匠、関東平野の最西(さいはて)飯能市へ、来年早々出稼ぎに来ます。
よろしければ、どうぞ、助けて上げて下さいね。

最果て、ったって秩父市よりも東京に近いですからね。勿論、甲斐の大月よりも。


吉田さんち

2009-11-27 | お節介



お久し振りの吉田さんち。今日はボランティア作業ではなく、お喋りが目的。
囲炉裏を囲み、見学客と世間話で楽しむのも仕事ですからね。
奥さんは、かんらからから。ご主人とご長男は、今日もにこにこ。



板の間の囲炉裏を囲んで、がやがやと会食中のお母さんたち。
中心に、あれま! 団地で知り合いの先生がいた。やぁ、やぁ、どぅも、どぅも......。
いま、作品を展示中の絵画倶楽部で先生をしているそうだ。



着いた時にはまだ日が当たっていたけれど、ここは山間。秋の日は釣瓶落とし。
3時には、もう日が翳り、真向かいの官の倉山は夕日に輝いていた。
お~い、薪割り担当君、薪が底をついてるぞ。

東武竹沢駅・金勝山・吉田家・官の倉山・石尊山・小川町駅はお勧めハイキングコースです

遠景の左が石尊山、右が官の倉山です。低山ながらキツイ坂が続きます。
前景は電線ばかりなので、削除しました。


武蔵嵐山渓谷へ

2009-11-26 | 風に吹かれて

軽自動車に錆びが出てきたので、ちょっと遠出をした。
快晴。爽快。丘陵が連なる比企郡地帯は、一年中で一番美しい季節になった。
新緑の頃も、同じことを言ってますが.........。

武蔵嵐山渓谷に車を停めて、辺りを暫く歩いた。な~んにも無かった。
高麗の巾着田のように弄くりまわすのも良くないけれど、嵐山渓谷のようにな~んにも無いのもなぁ。せめて渓谷上の流に遡る、細い散策路くらい欲しかった。

一応駐車場(400円)と立派な休憩小屋とバーベキュー設備はあるけれど、開店休業状態でした。いやはや。
桜と水遊びの頃は賑わうらしく、木立の中の平成楼は年中いい湯らしいです。

菅谷城址(県立歴史博物館)を、うっかり通り越してしまいました。また出直します。
蓮舫さんに抗議した、あの理事長のお城と、吉田家へ行きましたが、別の記事にしますね。


同じ構図

2009-11-26 | 床屋放談

美杉台団地から奥の丘陵を切り開き、大規模な宅地造成工事が行なわれている。
近くでは、工事現場の部分しか見えないのでさほどのことは感じないだろう。
しかし、遠くの多峰主山の頂上から見ると、愚かな巨大工事に見える。

多峰主山の頂上に何時も集まる暇人たち。
この惨状を遠望しながら、あれこればらばらに感想を述べまくった。

 ・あんなに飯能駅から遠い場所で、年とったら後悔するぞ。
 ・ゴミ焼却場が隣にある。あの辺は産廃埋め立て地だった。知ってるのかぃ?
 ・東京でも売れないのに大丈夫かねぇ。工事費は売れなくても払うんだろ?
 ・インフラに莫大な投資をしているはずだから、売り値は高いだろうな。
 ・完成後インフラを引き取る飯能市は、維持管理費に苦労するだろうよ。
 ・移住してきた住民が高齢化したら、市は生活をどう支援するのか?
 ・ムダな自然環境大破壊だぞ。
 ・水害は大丈夫かな。デカイ遊水池工事費は原価に含まれるんだ。
 ・隣の美杉台でも最近、空家が多い、とか。
 ・若い人は就職したら出て行って団地には戻らないさ。
 ・あれは公団が作ってる。八ツ場ダムと同じ構図だぃね。

 ・その他がやがや...........。

以上、多峰主山サミットに集まった暇人たちの一致した意見であります。
元高級官僚はスイスで山歩きをしても、多峰主山なぞにはゼッタイ上って来ない。
だから暇人たちは、遠慮会釈無く言いたい放題でした。

ところで、ネット検索をすると「飯能ビッグヒルズ」というHPがありました。

これによると、以前、街路樹が見事だ、と褒め上げた記事の団地が「美杉台」。
その坂上のまだ空地だらけの隣接団地が「飯能めぐみの丘」。
そして「めぐみの丘」の先に造成工事中の場所が「飯能大河原」団地になるようだ。

以上3団地は「UR都市機構」=「特別行政法人 都市再生機構」が販売中である。
工事は都市再生機構が、と使い分け、「公団」ではなかったが、ややこしい。

本名の「都市再生機構」は「日本住宅公団」が何度か名前を変えた。
更に「地域振興整備公団」を吸収し、92年に現在の組織に「歩んできた」、と読める。

そして役員氏等の前職を見ると、ヤッパリなぁ、でした。............ふう。

どうもこの「機構」の事業は、都市「再生」より自然破壊を優先している。
造成した土地の販売後は飯能市に全てお任せ、という構図に読めますね。

多峰主山に集まる暇人たちは、海千山千。花も嵐も踏み越えて、今じゃシガラミは無く、老眼でも意外に遠くが見えています。

こうなったら土砂対策だけ完成させ、宅地化工事は即中止。そのままにしておいて年月の力で、段々畑状の雑木林を再生させる。
今の内に止めた方がトク、と思いますが.......。

     

上の地図は「飯能ビッグヒルズ」HPから拝借しました。飯能駅は右端で、長さをチョン切っています。
飯能美杉台=「飯能南台」、飯能南台第二=「飯能美杉台めぐみの丘」で、「」内が商品名です。
これに造成工事中の飯能大河原を纏めて「飯能ビッグヒルズ」と言うようです。
飯能大河原は、「飯能めぐみの丘はるかヒルズ」とでも名付けるのでしょう。
ああややこし。


邪馬台国はどこ?

2009-11-25 | うわごと

奈良県の纏向(まきむく)遺跡で巨大建造物跡が発掘され、卑弥呼の宮殿だから、邪馬台国はここだ、ということになっている。
邪馬台国畿内説派はご機嫌だ。あちこちで喋くりまくっている。

卑弥呼の宮殿はここにあった。宮殿の間取りはこうこうで、卑弥呼はこの部屋おり、弟はここにいて、ご託宣をジンミンに伝えた、などと昨日見てきたようなことを言う。
柱の穴の跡だけで、よくもまぁ.......、と吃驚する。

巨大建造物跡というが、仮に柱が8本あったとしても、必ずしも巨大な1軒とは言えぬ。4本ずつの小屋が2軒だったかも知れないではないか。8本の柱を繋ぐ床や梁や屋根瓦は見つかってないだろ?

一方、邪馬台国北九州説派はオカンムリ。証拠不十分、とケチを付けまくっている。
果たして邪馬台国は畿内にあったのか、それとも北九州吉野ヶ里か?
森生は艦長さんに義理立てし、吉野ヶ里かと思ってましたが.......。

ところがここに新説を唱える先生がいます。蘊恥庵庵主先生(とりあえず読めないので次からは「先生」だけにさせて頂きます)です。

先生によると、「邪馬台国は心の中にある」、だ。へ~!、でした。
実は先生、お住まいの場所に我田引水し、邪馬台国富士山北麓説をお持ちのようだが、流石にそれは抑えて、「心の中」としている。

何故かというと、どっちの説も、魏志倭人伝の数行をチマチマ穿り返し、ああでもないこうでもない、と論争をしているだけ。魏志倭人伝はトンデモ本だ、と決め付け、それは原典をよく読めば分る、そうだ。

つまり、魏国皇帝にとっては、チビな倭人なんかケモノ同様、どうでもいい東夷。
......以下は長くなるので、先生のブログを先ずはお読み下さい。

不二草紙 本日のおすすめ 「邪馬台国はどこにあったのか?」

な~るほど、そうか!、でしょう?
要はあれこれそういうことだから邪馬台国がどこか、なんてムダな詮索は止めよう。「邪馬台国は心の中にある」、としときましょ、というご提案(のよう)です。

先生のお説で、魏志倭人伝の著者が陳寿氏だった、と初めて知った。気にしてもいなかった。そして、陳寿氏は偉い、と思った。
テキトーに書いた本が、八ツ場ダムよりも遥かに長い間、多くの倭人のために、発掘と研究と論争という雇用を創出し、歴史浪漫をモタラシタのだから。

これまで日本史の先生の教えに呪縛され、魏志倭人伝を疑ってかかることはなかった。しかしこの度、先生のブログに感動し、目を覚ましたのです。
早速「邪馬台国心の中派」に日和ることにした。そして、心の中説シンパとして心派を応援したい。すなわち..........。

そもそも、遺跡は何故土の中にあるのか?

答え。.......それは大昔の家は低い土地にあったからである。
時々近所の側溝を掃除をしているけれど、雨の後、土砂がU字溝の底にドッサリ堆積しているのを見ると、低い土地は土砂でよく埋まる、ということがよく分る。

卑弥呼は偉かった。肉体労働をしないので汗をかかない。だから風呂に入らぬ卑弥呼の宮殿は、ムシムシする低湿地を避け、乾燥する高所にあった。

宮殿が低地にあるのは、ペルーの首都リマ(だったかな?)だけである。高所は空気が薄く低所の方が空気が濃かったからである。軽井沢に住む人の鼻が高いのもその所為ですからね。倭人は概ね鼻ペチャでしょうよ。

倭国では富士山頂など山岳地帯以外は、多少の高所では空気が薄いことはない。
多少の高所にあった卑弥呼宮殿跡に土砂は堆積せず、風雨に晒されるので遺跡にはならなかった。地滑りで土砂に埋まったとしても、宮殿は土地そのものが動いてしまい遺跡にはならなかった。

仮に宮殿の柱の跡が残ったとしても、狭い倭国の倭人どもは現代のニッポン人同様に宅地分譲か工場用地に造成し、卑弥呼の宮殿の跡が残るワケが無い、のでした。

卑弥呼の宮殿跡の発掘などいう、無いものを探す愚かな作業は止め、これからは心の発掘をしよう。邪馬台国が今更どこにあっても、倭人の子孫が当面の生活に困ることはない。
むしろ永遠の謎にしておいて、ケンケンガクガクする方が有益である。
それをどこかに決めてしまえば、反対派は失業するではないか。

このたびの「大発見」で、文科省の遺跡発掘予算が増額されるかもしれない。
仕分け人の方々、ここは慎重にお願いしますね。

と書いて、もう一度先生のブログを読み直しました。
「邪馬台国心の中」説を応援するつもりの「林住記」は、すっかり先生のブログに呪縛されている。
先生が称揚する木村鷹太郎センセイのような、思考の飛翔が無い。
しかし、今日的な話題に無理矢理結びつけている点を、少しは評価して下さいね


もう年賀状

2009-11-24 | 林住期

  

カタギの人間なら、そろそろ年賀状の準備を考える頃になった。
しかし郵便会社は心配性なのか、余程儲かってるのか、早くも10月末に、朝日に全15段で、年賀状を沢山出しましょ、という広告を掲載した。それによると......。

  年賀状。  

  初めて出す相手が多い年は、

  きっといい年です。

  年賀状を書くことは、
  あなたが一生けんめいに生きたこの一年に、
  感謝をするということです。
  初めて出会った人。とても力をくれた人。
  あたたかく叱ってくれた人。遠くで見守ってくれた人。
  あなたにそそぎこまれた、そんないくつもの愛への「ありがとう」。
  大きな声ではないけれど、
  年賀状は、あなたのそんな気持ちをしっかりと伝えます。

  年賀状は、贈り物だと思う。

だとさ、ふんっ。
つまりですね、森生のような余剰ニンゲンは、相手にしてないんですね、これは。

  

南伸坊先輩は、年賀状はメンドクサイから一斉に止めたらどうか、と提案しているけれど、貰うとウレシイとも言っておられる。

かってはイモ判で作ってたが大変なので、この頃は変装写真を夫婦で撮り、それを印刷に廻しているそうだ。
これまで、お獅子、ドラゴン、蛇年は備え餅(上手いなぁ、見てみたい)、とやった由。

それでも宛名を書いてるとアルバイターのような気分になる、とか。
そりゃそうなので、森生は5年前から「筆ぐるめ」です。
これだと、アルバイト気分ではなく、正社員くらいの気分になれます。

筆ぐるめはワンサと絵柄を用意して得意になってるが、お子さま用ばかりで物足りない。はっきり言うとノータリンイラストばかり。
それで四苦八苦しながら自分のものを作っていて、これが難しい。
なんせ年一回の操作なので、遣り繰りを忘れている。何とかなりませんかね。

毎年、今年こそは早めに準備しよう、と年末に決意するけれど、そこはハトヤマさんだ。
いつも先に延ばして押し詰まってしまい、方針はなし崩しだ。

でもねこの頃、押し詰まるのも悪くない、と達観するようになった。
何故なら、お互い百近くにもなれば、いつバタンQと逝くか、分ったもんじゃない。
正月早々、あの世からのご挨拶ではね。

来年は寅年、とか。
だからと言って虎と梅ではマンネリチンプ。猫でもいいが、猫は鼠年に使いたい。
何か、いいアイデアないでしょうか? おコメントお待ちしてます。

南伸坊さんの年賀状対策は「笑う茶碗(筑摩書房刊)」の「おかめひょっとこ」に載ってます。
知ったかぶりですが、亥年は日本だけで、豚年がグローバルスタンダードだ、とか。
なお、暦と二つの絵は、氏原忠夫作品です。


土木工事だっ

2009-11-23 | 高麗便り

天気がいいので、清流高麗川に架かる、お気に入りの鹿台橋に行ったら.........。

ヤ・ヤ・ヤ! 堰堤下流にブルトーザーが3台入り、河川敷を引っ掻き廻している!
落ち葉の筏を掻き回す釣り人どころの騒ぎではない、土木工事だっ。

近くには「堰堤改修工事」と小さな立て看板があった。
改修と言っても、素人目にはコンクリ表面が風化磨耗しただけでヒビなぞ見当たらぬ。
市の広報に工事予告記事は無かったが、河川敷は国有地だからか。

ここ鹿台堰堤には洪水調節機能は無いはずだ。
灌漑用水取水機能は、巾着田が既に、駐車場や、趣味の菜園や、馬場や、蛍養殖用小川に変わってしまったので、これまでどおりで問題は無いだろう。
現在は、美しい景観形成にだけに役立っているのでは、と思う。

それにしても、祭日返上の突貫工事である。
緊急ではないと思われる工事に、よくもまぁ、の潤沢な工事予算である。前原大臣もここまでは目が届かないだろう。

下流の広い河川敷は、既に土砂を大移動させて平坦にし、広大な「臨時駐車場適地」に変わっていた。
関係者は、堰堤修復工事だ、と言い張るだろうね。
それを信じたい。

でもなぁ、駐車場拡張は、これまでもなし崩しだった。これからもなし崩しだろうさ。
それに、堰堤修復工事のためとしても、あんなに広く整地する必要があるのだろうか? 工事用資材を一時的に置くにしても、大雨が降れば流されてしまう。

日高市民の方々、首都圏住民で巾着田が好きな方々。
油断せず、工事の行く末を見守ってやって下さいね。......ふぅ。

また、憎まれ口でした。以下はお口直しに、あいあい橋付近の撮り立てほやほや写真です▼



樹間に見えるは河川敷駐車場と、旧新井邸家屋群。そして白く輝く邸の正面入口▼


そして、いくつも建っているガラクタ小屋の向こうには、高麗川対岸の美しい丘陵が見えます▼

旧新井邸については「新井邸を覗く」をご覧下さいね。


ななかまど

2009-11-23 | じゃじゃ馬馴らし

 

    

 

・・ ななかまど朱をまとへどもいつだって 思ふほどには思はれてゐず ・・

                                                                                     今野 寿美

ななかまどは七回竈にくべても燃えない、と言ふ。
深い雪の中でも鮮やかな赤い実を落とさず、ひたすら耐えている、と言ふ。
まるで、煮ても焼いても食へない自分のやうに健気だ、と思ふ。

ななかまどの赤いは、苦くて鳥に好かれないやうだ。
甘い世の中、日に記事を2本も3本も投稿しても、一向に効果は上がらない。
特に土日祭日はガックリと........。

goo ブログ事務局は、一番目に付くところにきのうのブログ番付を書き出す。
大きな御世話だが、順位がきのうより下がらないやうに 無理矢理2~3本捻り出して投稿する、といふ愚かな毎日。

その結果、記事1本当たり客数はデフレスパイラル...........。
もうこんなプアな生活止めたい。

・・ ななかまど記事を3本出したって 思ふほどには読まれてはゐず ・・

                                       猫額亭森生

今野 寿美さま、たいへん失礼しました。
今野(こんの)さんは端正でたおやか、古典の美しさをもった作品を発表しているそうです。

北欧のステキな生活を教えて下さるChakyさま
七竈の実の調理法を有り難うございました。


民主党マークについて

2009-11-22 | うわごと

寒いので外へ出ずに考えた。民主党の例のお団子を重ねたロゴマークのことです。
マークは浅葉克己氏が考案した。団子のイミは、

 ・タミのチカラの結集を象徴する。
 ・無限大記号を縦にした。
 ・下の円がぐちゃぐちゃしてるのは、
    ・漲る力で動いたり育ったりして生命体のように成長しつつ、
    ・融合し新しい形を生み出す、様子を表している。

........のだそうです。    

しかし森生は、円を上下にしたのが気に入りません。
結合部分に隙間があるのも感心しません。もしかすると、上が小沢さん、下が鳩山さんたち、っていうことでせうか? それとも上が党で下がタミ?
また、上の円が漲らず、育たず、生命体のようではなく、新しい形を生み出さず、固まってるのもヤです。

鳩山さんが友愛を説くなら、上下関係は止めにして平等に横一列に並んで欲しい。
次にふにゃふにゃした軟弱な円ではなく、頑丈な四角にして下さい。
そして、先が見通せるようにあらまほしい。

ご町内で発見した、タミのチカラをご参考にして下さいね。


友愛について

2009-11-22 | 先輩のお言葉

鳩山さんがよく口にする「友愛」はコッ恥ずかしい。何不自由なく育ち、順風満帆に過ごしてきた鳩山さんならともかく、下賎の者にとってはコソバユイ言葉だ。

冷やかしてみたかったが、なかなかつかみどころがなく、セッシヤクワンしていたら、老人力を発揮して、赤瀬川原平さんが朝日新聞で語りました。
「実体伴えば威力持つ言葉に」、と大見出しが付いた今朝の朝日新聞の写しです。

流石だ!上手いこと言うなぁ........。

今日は時々冷たい雨が降っている。部屋の中でも寒くて、「林住記」を書く気になれません。なら、休載にすればいいけれど、いよいよ臨終期か、とも思われそうで.........。

洗濯物が乾かないので、赤瀬川先生のふんどし、いや失礼、お言葉、そのまんま借りときましたね。

なお、同じ紙面には、「甘い言葉より信念を示せ」、というやなせ たかしさんのお言葉もあり、
これも、なかなかスルドイ!、です。