林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

オリンピックの弊害

2018-08-31 | 床屋放談

今度は体操むらのゴタゴタである。
宮川紗江18歳。じじぃはどうも釈然としない。オトメ心は秋の空か。
弁護士の差し金か、村の中の縄張り争いではないか。

塚原光男副会長70歳。昔、大選手だったらしいが、18乙女に告発され、随分感情的である。
先ずは軽~くいなすゆとりが欲しい。

はっきりしていることは、東京オリンピックに弊害が多いことである。

  いじめ・暴力・パワハラ・嫉妬・陰謀を誘発する。

  ほんの2週間のために、税金を湯水のように浪費し、その後の維持管理にまた税金を使う。

  運動能力だけが異常に発達した、非常識な人間を量産する。

  オリンピック以上に大切なことを、忘れさせる。

度重なる騒動をいちばん喜んでるのは、安倍官邸だろう。
事実上次の首相を決める、自民党の総裁選を報道する紙面や時間が減るからである。

  夢だ希望だレガシーだ、と東京オリンピックの支持者が多いのは、マスコミが煽るからだ。
  マスコミは目を覚ませ。サマータイムに賛成する普通の人々もね。

 

  挿絵は五味太郎卓上暦から。

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家事多難

2018-08-30 | 林住期

最近、ヒヤリ・ハット・ポカ事例を連発している。

・夜、2階で就寝中、居間のエアコンを点けたままだった。
・炊飯器を空焚きした。慌てて4食分炊いたら、冷凍庫に2食分残ってた。
・買い忘れたはずの枝豆豆腐は、シンクの縁に、一晩置いたままだった。
・風呂場の換気扇を回したまま朝がきた。
・トレペ切れにも拘わらず、思庵で、ブログ記事を考えていた。
・鍵がなかなか開かないのは、鍵を掛け忘れて買物に行ったからだ。
・見つからないサイドブレーキペダルは、ゴム敷きの下にあった。
・歯医者で傘を置き忘れ、靴ベラを持ち出した。

等々重大事故に繋がらなければいいが・・・・・・。

  熱さボケなら涼しくなれば回復するが、不安である。

  

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だんどり

2018-08-29 | 林住期

祭りの日、三爺が先生宅に集まった。

あんちく先輩以下、合計で200歳をラクラク越える。
夜中のこむら返りなど、話題はあちこちに飛び、お墓と最期のだんどりのつけかたになった。
わがまちにも2寺院に共同墓ができたのである。

流れ者森生はお墓を準備する必要がある。
二人は原住民なのでお墓はあるが、その継承に不安があるらしい。
自分の足で歩いてお墓に入れないからね。


しかし、おまけの人生はなるべく機嫌よく愉しく過ごしたい。
深刻な話は愉快な方向に転がし、昼食会の後味は良かった。

ただ先生宅が和室のため、お開きの後、立ち上がるだんどりをどうするか、が直近の問題に。
手足をどこに置き、どういう順番で立ち上がるかを決めておかないと、悲惨な事態になる。

  どっこいしょ、やっこらさ、と。

  

  あんちく先輩はその昔、骨董品を商い、先生は茶道を教えていたらしい。
  床の間には良寛の軸が掛かっていたが、明らかににニセモノ。
  詳しいことは知らぬが仏。三爺とも仲良し古狸です。

  狸の記念写真は「信楽陶苑たぬき村」で、じゃらんさまから拝借。

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大雷雨があったようだ

2018-08-28 | 高麗便り

OB会の打ち合わせのため所沢へ行った。

家から一歩出ると、眼が眩む蒸し熱さ。所沢駅はもっと酷く、殺人的な蒸熱さだった。

愉しく長い打合せの後、新築の駅ビル「グラン・エミオ」へ。
店内にはゆとりがある。休憩所が多く、夕方まで居眠りをするつもりだった。
しかし所沢のじじばばも同じことを考えている。空いた椅子は無かった。

夜、遠くで雷が鳴っている。

おぅ、来たか! と待ち構えていたが、雷はそれでお終い。
お湿り程度の雨が、ザッと降っただけ。
またまたまたまた、空振りだった。

埼玉県にも、北部・南部に竜巻警報が出て、激しい雷雨があったらしい。
わが高麗の里は、南部のはずだけどなぁ........。

   トトロは所沢の住人です。

  東京都内は、全域で大変な雷雨になったようだ。
  落雷・停電・冠水で、帰宅時間の交通機関は大混乱していた。

  驚いたことがある。
  靴を手で持ち、冠水した道路を裸足で歩く女性がいる。
  何かを踏んで怪我をする危険を、全く考えていないようだ。

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この熱さ!

2018-08-27 | 高麗便り

このクソ熱さ!  耐えられませんな。
何かの祟りではないだろうか。

この3日間、エアコンで冷やした部屋に閉じ篭っていた。
ひたすら水を飲み、少しものを食い、時々思庵に通う。

思庵は熱くて5分と居られない。小型の扇風機は熱気を掻きまわすだけだ。

腸は怠け、出るべきモノが出ず、胸がつかえる。

徒歩での外出は、危険なので控えていた。
車だって、目玉焼きができる熱さだった。

予報士クンよ、何故熱いのかはもぅ分かっている。
あちこちなんて無責任なことを言わず、たまには雷雨をこっちに寄越してくれぇ。

  

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マラソンという迷惑

2018-08-24 | 床屋放談

クソ熱い日に、マラソンで皇居を一周する人々がいる。
体力を浪費せず、尾畑さんのように災害地に駆け付けろ。急ぎの用なら、バスを使え。

マラソンを一人で楽しむなら構わない。
だけど集団で走るマラソンや、競技マラソンは、傍迷惑である。
交通を止め、警察官を集中させ、税金を使う。

東京オリンピックのマラソンの暑さ対策として、サマータイム制導入は、凶器の沙汰である。

  

サマータイムが健康に悪影響があることが分かった。
経済効果は逆効果と相殺しない丼勘定だったことも分かった。
先行するヨーロッパではフィンランドから廃止論が出て、EUで検討し始めた。

ゴルフが楽しめると言ってた恵MDも、どっちでも良かった長嶋一茂くんも、サマータイム反対派に変わった。
サマータイムを詳しく知れば、まともな人は反対論者になる。

  

安倍は賛成が多いという認識だが、アンケート調査方法に問題がある。
熱い盛り場で「熱さ対策としてのサマータイムに賛成か」と問われれば、つい「賛成」となる。

老害・森喜朗は、サマータイムを自分のレガシーにしたくてガマンできない。
視野狭窄なじじぃには、オリンピックのマラソンしか眼中にない。
自分が首相に選ばれた時のように、裏口から運動を始めた。

栃木県選出の船田元議員は首相の意向を忖度し、真面目な日本人には問題なく導入できる、と発信。
ネット世論の反撃にさらされた。ネットでは何故か賛成論が殆ど見当たらない。

  

猛暑に日本人の脳味噌は融け、自民のセンセイたちはヒラメになり永田町を泳ぐだけ。
安倍周辺の忖度役人が屁理屈をこね、サマータイムを導入させる恐れがある。

森生はマラソンは午前5時にスタートさせればいいと思う。全国民を巻き添えにしないでくれ。
そもそも7月開催がマチガイで、秋に延期するよう、何故IOCに働きかけないのか。

もしかすると、2年後は、記録的冷夏かもしれないけどね。

  

  挿絵は五味太郎卓上暦から。

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しみじみ

2018-08-23 | 病院巡り

  

2本抜歯した直後、鋤焼きパーティでパクパク鋤焼きを食った猛者がいた。
猛者は故永六輔氏の従弟で、同じ職場で働いていた。

森生はそういう真似はできない。
抜歯後数日は、冷奴やヨーグルトしか食えない。

この夏3本目の抜歯をする前日、栄養を摂るために牛丼屋で鰻重を食した。
この店の鰻重は余白が広く、ご飯が残るのでしじみ汁を追加した。

しじみも小さい。こんなものまで食っていては、鰻同様絶滅危惧種になる恐れがある。
また、小さな貝殻に中身は殆ど入っていなかった。
事前に抜き取り、サプリメント業者に納入したのかも。

しかし、しじみの味はした。

長い前書きになりましたが、今日、この夏3本目の歯を抜きました。

先生は説明責任を果たし、丁寧で優しく、抜歯は鮮やかだった。

しかしながら抜歯は抜歯。暴力行為にほかならぬ。
当然、昼飯は抜かざるを得なかった。

終日、ドラキュラ伯爵気分だった。
新たに3本欠けた口腔内に、血生臭い風が吹いている。

  ・歯三本抜かれじじぃは秋を知る
                 ......... 猫額亭森生

  おいとまするまでに、あと何本抜かれるのだろうか。
  しみじみ

  写真はイメージで、こちらさまから拝借しました。

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楽しいことだけ

2018-08-22 | 林住期

  

  年寄りがうじゃうじゃいる。
  不況下の出版業界がようやくその事実に気付き、年寄りを対象にした本の出版が多い。

幻冬舎が「65歳 何もしない勇気」を発売した。

その新聞広告は箇条書きになっている。
森生には千両箱も過去の栄光もないが、今、実行しようとしていることばかりである。

以下、箇条書きの夫々は。

  まじめでなくていい
  他人に従わなくていい
  リップサービスはしなくていい
  大勢の中の一人でいい
  見栄を張らなくていい
  予定変更が前提でいい
  電話するだけの仲間でいい
  自慢していい
  運転しなくていい
  練習しても上達しなくていい
  過去の栄光にしがみついていい
  トシのせいにしていい
  我慢しない無理しない
  運動しなくていい
  家族と理解し合わなくていい
  気をつかわなくていい
  年寄りらしくしなくていい

そして締めくくり。

  もう嫌なことはしない、楽しいことだけする!

自己採点したら実行率は60%くらいですかね。
現実はいろいろ差し障りがありまして.........。

  だけど、まわりの人は「90%だ」と言うかも。

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雨傘じじぃ

2018-08-21 | 林住期

猛烈な熱さが続いたこの夏。
ようやく男も日傘を差すようになったようだ。

朝日新聞は、日傘をさす紳士を「日傘男子」と書く。カラカイ気分が濃厚で失礼ある。
森生はね、3年も前から「男も日傘」と提案し、自ら実行している。

熱い日中、団地内を歩く男は殆どいないが、日傘をさして歩く紳士がちらほらいる。
わが団地の日傘率は、東京より進んでいるのではないか、と誇りに思う。

  

某業者が埼玉県庁に、男物の日傘を70本も寄付した。これは贈賄ではないだろうか。
県知事(後列左から2人目)閣下以下、背広を着ている。お役人は熱さを感じていないようだ。
熱さでバテてる森生に、1本くらい分けて欲しい。

酷暑は商機をもたらした。
だが関東平野の西果てにあるわが町では、ぼんやりしていて男物の日傘を売っていない。
というより、お店がないのね。隣の飯能だって、お祭に熱を上げるだけだ。

通販の雨傘はまだ「効果>費用」になってはおらず、おいそれと手が出ない。

  

日傘を差す森生は、もはや男子でも紳士でもなく、じじぃにすぎない。
それに、日傘は日傘ではなく雨傘なので、いうならば「雨傘じじぃ」です。

雨傘でも炎天下では帽子よりはずーっと涼しい。
ただ、日差しは薄い布地を突き抜け、頭の周りに熱気が漂う。

今日は曇が多いが、午後から日が差し猛暑復活とか。
どこかに日傘の忘れ物がないかなぁ。

  

  写真は東京新聞から。記事はこちらをどうぞ。

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休み明け

2018-08-20 | 林住期

お盆休みは、漫画本を3冊読んだだけで終わった。
どこへも出かけず、エアコンで冷やした部屋でぐーたらしていた
冷蔵庫が空になった時だけ、車で近所のスーパーへは行った。

ぼんやり頭をスッキリするために、行きつけの床屋へも行った。
夏場は短く刈ってくれるご主人が切腹入院していて、明日、退院するとか。
呆け予防に休まず仕事を続けてよね、と自分のことは棚に上げ、奥さんに言っておいた。

だらけたお盆休みだった。
今日から81。ずいぶん生き永らえたものだ。

お盆休みが明けても、仕事が待っているわけではなく、毎日がお休みである。
林住記を利用し、ただジィジィ
鳴いているだけ。

  ブログが呆け進行予防になってるのかもな。

  

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風立ちぬ

2018-08-19 | 高麗便り

秋一番。北風が吹き荒れ、突然、秋が来た。
湿気の蓋が外れた青空に、流れる雲。


明け方、肌寒く夏掛け1枚にタオルケットを重ね、朝のお勤めでは、便座の冷たさに驚いた。
室内に入り始めた日射しは、まだ厳しい。

乾燥した風に吹き飛ばされるように、公園へ行った。
日陰は爽やか。生き返る心地良さ。

突然の梅雨明け以降、炎熱地獄だった2階の納戸から、夏用スリッパを出し玄関に。
出したままだった毛布や長袖は.......、そのまま。直ぐ冬かもしれないからね。
気分は、

  いざ 生きめやも

  

   「風立ちぬ いざ 生きめやも」について、間違いだ、という説があります。
  こちらをご覧ください。

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小さな展覧会

2018-08-18 | 高麗便り

団地内の旧ショッピングセンターで、小さな展覧会を見つけた。
展示作品は団地の子どもたちが作った寄木細工である。
どれも棚飾りや下駄箱の上の飾りにいいようだ。

この微笑ましい展覧会を開催した人に拍手したい。



少子高齢化が進み、放っておけば寂れる一方の旧ショッピングセンターである。
こういう活動の積み重ねが、団地を活性化させるはずだ。

閉鎖した店のシャッターの前で、絵手紙展やL判写真展を開くのはどうだろうか。
家庭菜園で採れ過ぎた野菜の、即売会や交換会もいいと思う。

  

  会期はあした、19日まで、と書いてありました。

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百物語

2018-08-17 | 色めがね

  古より百物語という事の侍る。
  不思議なる物語の百話集う処、必ずばけもの現れ出ずると.......。
  理性では説明のつかぬ不思議なものの存在が、まだ信じられていた江戸の時代。
  当時流行した怪異譚集のかたちを借りて描く〈あやかしの物語〉。

と杉浦日向子が描いた漫画本の腰巻に書いてある。

で、盆休み中に読んでみたけれど、残念ながら化け物は現れず、ちっとも怖くなかった。
むしろ、ほんわか、まったりとしている。

絵は巧いが、ごく短い文章(特に文語体の場合)に違和感がある。
また3巻、全99話が、入口とお終いだけで中身がなく、宙ぶらりんにさせられる。
しかし、この百物語は名作漫画とされる。

実際、各巻末尾で高橋克彦・高橋源一郎・高橋治が絶賛している。

森生はそうかなぁと思った。
......もっとも、読み方がいけなかったのかもしれない。

読んだ時間は、エアコンで涼しくしていた真昼間。
うつらうつらしながら1日1冊1時間余り、計3~4時間で読み終えた。

壱・弐・参巻にもなる「百物語」。
灯りを暗くした夜中、じっくり読むべきだったようだ。
そして、一度に読むのはせいぜい2~3話にしておくべきだった。

作者が敢えて省略した中身を想像しながら。

   絵は「狸の僧の話」から。 
  
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神隠し

2018-08-16 | 拍手

山口県周防大島。
行方不明だった2歳の男の子が、山中で発見された。
酷暑のさ中、68時間も飲まず食わずだったのに殆ど無傷。意識もしっかりしていた。

森生が小学生のころ、時々聞いた「神隠し」という言葉を思い出した。

男の子を発見し、救出したのは尾畑春夫さん。なんと78歳
65歳の誕生日に魚屋を畳み、以後、日本中の災害地をボランティアとして東奔西走。
笑顔に飾らない言葉、汗にまみれた精悍な身体。

記者からの取材中、指先にトンボが止まった。
まさに神さまのようなお人だ。だらけきった森生は恥ずかしくなった。

神隠しで思い出した鎌鼬。
敗戦直後、同居していた従兄弟が鎌鼬に遭い、通りがかった米兵に応急処置をして貰った。
鬼畜米英と言っていた校長先生が、一転、アメリカを褒め始めたことを覚えている。

敗戦後73年。戦没者追悼式。戦没者は310万人。

森生は、昭和天皇に戦争責任はあった、と思っている。ない、とする方が失礼だ。
今上天皇皇后の平和への願いはホンモノだ。

しかし、安倍首相ほどこの式典に相応しくない人もいまい
原稿を棒読みした式辞の、なんという白々しさよ。

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この空を飛びたい

2018-08-12 | 歌の翼に

  

  お盆休み。
  じじぃも2~3日休みます。

  この熱さ。
  何をするのも億劫で.........。

  鳥になって、空を飛んでみたい。

    この空を飛べたら  あの日に帰りたい

    翼をください

    

    鴎の写真はかもめーるから。

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