林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

龍崖山へ・おっかなびっくり

2015-04-30 | 風に吹かれて

絶壁の上に坐す御嶽八幡神社には誰もいなかった。
龍崖山に登るには、ガタガタに崩れた石段を慎重に下り、永田の集落に出て、吾妻渓谷を渡らなければならない。

おっかなびっくり着地点を選びながら石段を下りていると、後ろから熊よけの鈴の音が聞こえてきた。
急に近付いてきて、あっという間にじじぃを追い越し、九十九折の石段から飛び出し、一直線に駆け下りていった。
そして間もなく、今度は石段を駆け上って来て、じじぃに挨拶もせず、崖の上の神社に戻って行ったようだ。


や~れやれ、歳はとりたくないね。森生だって若いころは、下駄を履いたまま石段を........

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龍崖山へ・遠足に遭遇

2015-04-29 | 風に吹かれて



目指す龍崖山は、うちの裏山になる多峯主山から御嶽八幡・吾妻峡・八耳堂経由して、直接頂上を極めることにした。

久しぶりの多峯主山は、長い石段と危なっかし岸壁がある西側から登ることに。この道はツウの道です。

途中で下りてくる大猪君に逢った。暫くの間、互いにオノレの体に現れた異変に就いて立ち話。頂上にはいつもの仲間が来ているそうだ。

岸壁に取り付くと頂上が喧しい。小学校の遠足隊が到着したようだ。

頂上は遠足の小学生の叫び声で、騒然としていた。いつものじいさんたちは退却していた。



元気な子供たちを見ていると新しいエネルギーが貰えるが、至近距離で騒がれてはたまらない。



森生も早々に退散することにして、御嶽八幡神社へ向かった。

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龍崖山初登頂

2015-04-28 | 風に吹かれて

龍崖山に初めて登った。
多峯主山から見下ろす龍崖山は、形がいい山だけど、小さくて多峯主山より低いので、タカを括っていた。
ちょちょいのちょいと片足で3時間もあれば充分、と見くびっていた。

しかし実際登り始めて、登り坂がきつくて長いのには閉口した。
下り坂はもっと長く、張り渡したロープに摑まりおっかなびっくり。

結局、朝日山から先の美杉台団地はバスで通過し、6時間以上もかけて飯能駅南口にやっと到着。
バスを乗り換え、
へとへとになって帰宅した。

歩数は何と20054歩! こんなに歩いたのは初めてだ。しかも平地じゃなく山地ですぞ。
写真は233枚も撮ったけれど、多過ぎて何が何だかわけが分からなくなった。
ペットボトルは都合2リットル分を空にした。

 

そういうわけで、詳しいことは明日以降、報告させて下さい。
今夜は綿のように草臥れております。
大分早い時間ですが、お休みなさいませ。

▲▲▲

上の写真は多峯主山系御嶽八幡神社から見た龍崖山(りゅうがいざん)です。
下は多峯主山(とうのすやま)山頂直下の岩場です。

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夏日

2015-04-27 | 高麗便り

 

目が眩むキビシイ日射しに、図書館前の駐輪場にはゴツイ陽炎が。早くも夏日である。



こういう日におじいさんは、何もしないのが安全で安心だ。

・・ご近所の野に陽炎の立つ見えて 省みすればわれ傾きぬ・・
                                                                                          
........ 森生

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風に乗り

2015-04-23 | 林住期

 

陽気が良くなると、人並みにどこかへ出かけたい。
でもなぁ.....。カラダはだるいし、準備がおっくうでもある。

風に吹かれてどこか遠くへ飛んで行きたい、と思う。
たんぽぽの綿毛のように。

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輪切りレモンについて

2015-04-22 | うわごと

    

亜鉛を補充したいので、時々、牡蠣を食う。
近所の饂飩屋のカキフライ定食が、税込み1000円と安くて美味いので、それを食う。

ただし、レモンが薄い輪切りのためへらへらし、レモン汁が絞れないことが不満である。
確かに小指以外の4本の指を使い、ぐにゅっとやれば絞れますよ。また、両手の指を使っても搾れる。
だけどそんなことをしたら、手を洗いに厠へ行かなければならないじゃありませんか。

それに輪切りでは両端にゆくほど輪が小さくなる。お客に出せるレモンは、まるまる1個の何%だろうか? 
つまり、輪切りのレモンはお皿の飾りものにしかなってないのであります。
客の事情も、レモンの涙も、考えてない。

だからレモンは薄い輪切りでなく、上の写真のように、縦に包丁を入れて切り分け、搾り易くしていただきたい。

早昼に牡蠣フライ定食を食い、ひねもす、こんなことを考えていた。
行く春、暇だなぁ。

    ・ 牡蠣食えばひねもすのたりのたりかな ・
                         ............ (
(子規+蕪村)=伸坊)×森生

レモンの写真は「新感覚のおいしい味噌汁レシピ」さまから、
俳句は漱石句選「笑う漱石」から拝借しました。

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お迎え

2015-04-21 | あらら!

30年前、この辺りは鼯(むささび)が棲んでいた。
昼なお暗い
林を伐採し、カレーライス屋が開店し、「鼯亭」と名乗りました。
最近、欅の下の藪を切り開いたら、あらら。

あちら側へのお迎えみたいだ。

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ぺんぺん草

2015-04-20 | 林住期

ぺんぺん草が好きだ。
カタカナ名前のケバケバしい洋花なんかより、ずっと可憐で、美しい。
ぺんぺん草が好きなのは、幼い頃、ぺんぺん草に囲まれて育ったからだろう。

ぺんぺん草の花期は長い。
春先から何回も写真に撮っているが、花も実も茎も小さく細いので、パソコンで確認すると、たいていがピンボケである。
ピント合わせを手動にしても、目玉が焦点を結ばなくなっているから、やはりピンボケにかわりはない。

ぺんぺん草を撮るには、しゃがんでカメラを近づけなくてはならない。
この姿勢が結構苦しいんですね。腹が邪魔でピント合わせに拘っていると息苦しくなる。そして膝が固まり立ち上がれない。
立ったまま、股覗きの要領でカメラを地面近くに持っていくと頭に血が上り、...... いや下がり、クラクラする。

 こんなに苦労しても、ぺんぺん草の写真は地味でちっとも見栄えがしないね。
所詮、ぺんぺん草はぺんぺん草ですなぁ、ぺんぺん

                                  ・ねころんでぺんぺん草をむしりけり・ ..... 寺田寅彦

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万有引力

2015-04-17 | うわごと

 

  質量を有するすべての物体間に作用する引力。両物体の質量の積に比例し、距離の平方に逆比例する。
  ニュートンが導入し、これによって天体の運行を説明した。

以上は今から46年前に購入した古い広辞苑(第2版第1刷)による万有引力の説明であります。
この説明、お分かりですか? 
じじぃにはサッパリ分かりまへんですな。

ま、分かり易く噛み砕き、絵解きで表せば、こういうことなんですかね▲▼。

そうそう、逢引(あいびき=デートのこと)も男女間における万有引力といえましょう。

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減塩で長生き

2015-04-16 | 重箱の隅

おばばたちに、少人数のおじじが加わったかぼちゃの会。
今月の昼飯も皆で手作りしたものです。彩りが綺麗で、春爛漫でしょ?

白和えの緑色は、当地特産の「のらぼう菜」。知る人ぞ知る優秀な葉物野菜。

海苔巻と稲荷寿司。白和えと共に見た目はいいけど、味はごくごく、ご~く薄味。
写真には撮らなかった味噌汁なんぞ、メダカが飼えるんじゃないか、と。



会の主導権は当然おばば。中でもミチ......むにゃむにゃ。
留守番おじぃは、おうちで高鼾だろうよ。

おじじとしてはここまで生きて来たんだから、もう美味いものを食って、その勢いでぽっくり逝ってもいい。
だけどおばばは、違うんですねぇ。減塩で、まだまだ、灰になるまで生き延びたいらしいのだ。

じじたちがおっかさんの監督の下で拵えた、デザートのぼたもちです▼
いびつだけど、腹に入れろば、はぁ同じだぃね。

今月の献立。海苔巻・稲荷寿司・のらぼうの白和え・独活のきんぴら・味噌汁・ぼたもち2個。

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また

2015-04-14 | 高麗便り

 

今日もまた雨が降っている。
じじぃはうんざりして、今日もまた引き籠る。

時間はたっぷりあり、朝から退屈だ。
時間がたっぷりあればいろいろできるかといえば、な~んにもする気にならないのね。

では、また。

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春は日替わり

2015-04-13 | 高麗便り

 

久しぶりに弱い日が差した。さぁ里歩きだ。


 ここ何日も家に引き籠り、春の装いが日毎に変化するのを、やきもきしながら見張っていた。


100枚以上撮ったけど、淡く明るく瑞々しい実際の風景は撮れないなぁ。

 

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