林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

磯部巻き

2008-12-22 | 重箱の隅

 

昼飯は磯部巻きにしよう。

と、買い置いた切り餅を4個、電子レンジで焼くことにした。
この春に設置したIHクッキングヒーターでは、どうやっても上手く焼けないからだ。
電熱機部分は直ぐ真っ黒焦げになるか、いつまで経っても焼けない。
汚れはゼッタイ落とせない。

                      正しい磯部巻き

切り餅の袋に電子レンジでの焼き方が書いてあるので、そのとおりやってみた。

オーブン機能に切り替えて通電し、4~5分待てば焼き色が付く、とあるがウソですね。
餅は少し暖かくなってはいるが、焼き目は付かず、膨らみもしない。

結局何度もやり直し、都合20分位したら、焼き目がつかないまま餅が膨らんできた。
そして4個の餅は互いに激しくくっ付き、皿にもこびり付いてしまっていた。
苦労して皿から剥がすと、切り餅の形状は無くなっていた。

貰い物の味付け海苔で団子になった餅をくるもうとした。
海苔は乾燥し過ぎ、手にするとボロボロに崩れ、調理台は海苔の破片だらけになった。

餅と海苔がごちゃごちゃの団子状になった餅を食い終わった。

餅がくっ付いた電子レンジの皿には、融けた餅がこびり付き、固まっていた。
洗い落とすのに苦労した。

簡単な昼飯にしようとしたが、いつもの10倍の手間がかかってしまった。
IHやレンジが普及すれば、米が売れないわけである。
農協は何故改良を求めないのか?

なお、IHクッキングヒーターでは専用土鍋にしないと雑炊が出来ません。


フレックスカメラ

2008-12-20 | あらら!

 

すっかり見かけなくなった二眼フレックスカメラ。
羽が生えて、秩父に飛んで来てたのだ。

一眼レフデジカメよ、ウチへ飛んで来てくれ。

 

この度、フレックスカメラは二眼フレックスカメラが正しい事を知りました。
一眼レフは一眼レフレックスであることも。


余命

2008-12-19 | 林住期

 

このところ元気が出ない。
朝、布団から出たくないし、坂道を少し歩くだけで胸苦しくなる。
余命いくばくも無いのかも.........。

そういえば秋の検診をしていなかった。
いま検査をしたら、病気になるにちがいない。

今夜は早く寝ます。
ふう。

■09年1月10日追記■

この記事は08年12月19日に完成しましたが、内容が暗いので投稿を控えておりました。
この3日後の22日、心筋梗塞の発作で入院し、09年1月7日まで病院にいました。
私にとっての記録のため、日付はそのままにして、今日1月11日、投稿させて頂きます。


またジャンボ

2008-12-18 | 林住期

西田のオッサンの景気のいいCMを見ていると、1億円がじゃんじゃん当たりそうだ。
だけど、1億円を当てたという人を見たこと無い。本当は1億円を当てた人はいないんじゃなかろうか。

みずほ銀行に「宝くじ当せん金支払依頼書」という伝票があった。
ほらね、金額欄は千万円止まりで、1億円ではない。
もともと2億円も1億円も、当選は出ない仕組みになっているんだ。
西田オッサンのCMは誇大広告だぞ。

ジャンボ発売以来ずっと、年末には30枚買っている。
だけど、300円以上が当たったことは無い。

今年はもう止めようとしていたが、つい西田のオッサンに煽られて、また買ってしまった。
なにしろ買わなきゃ当たらないからね、と今年は20枚にした。



もし2億円か3億円当たったら、コメント下さる方に1万円上げます。


年賀葉書

2008-12-18 | じゃじゃ馬馴らし

雨なので昨夜からずっと寝ていたら、先生から電話である。

  息子が遠くに赴任したので、ウチのパソが動かせない。
  お宅の貸して。

もう年賀葉書を作るそうだ。
パソは型式、年代、その他いろいろあって、互換性なぞまるで無い不便な道具だ。
全然見通しが付かなかったが、とにかくいらっしゃい、と返事した。

遅い朝食が済むと、直ぐやって来た。
流石、書家先生らしく、毛筆で書いた葉書の原稿を持ってきた。
これならカンタンである。CDとかなんとか、ワケが分らぬ小道具を持ち込まれたらお手上げだった。

試行錯誤しながら、筆ぐるめよりカンタンに、2時間弱で100部印刷できた。
なるほど、こういうやり方もアリ、だったのだ。
これなら有り合せの切抜きを貼り合せて、年賀葉書が作れるぞ。
版画を100枚も刷る必要は無く、1枚でいい。

肝心の森男の年賀葉書は、また枚数を減らして、多分ぎりぎりに作ることになるだろう。
毎年、今年こそは12月始めに、と思っているが、毎年、同じ事を繰り返している。
別に用事があるわけもないのに、用事がある不思議。

お駄賃は大きな林檎と蜜柑だった。
先生の年賀葉書は、年越し前に1枚頂いた。

  ★月末には必ず忘れているので、操作方法を下に書いておく。

  1.スキャナーでスキャンし、マイピクチャー(MP)に取り込む。
  2.MPからペイントを開き、「変形」画面から、
葉書大に縮小しMPに「上書き」する。
  3.MP画面の「画像のタスク」にある「この画像を印刷する」、を選ぶ。
  4.印刷ウィザード画面が出るので、「次へ」。そして印刷する画像を選択する。また「次へ」。
  5.印刷オプション画面で「印刷の基本設定」ボタンを押す。
  6.基本設定タブ画面で「インクジェット官製はがき」を選ぶ。
  7.頁設定タブ画面で用紙サイズは「はがき」を選び、印刷枚数を入力する。そして「OK」。

印刷は試刷りをし、10枚、10枚、20枚、と増やし、まとめて100枚、とはしないこと。

▲挿絵は氏原忠夫。「にっぽんいろは絵本」(ダヴィッド社刊)より。


忘年会

2008-12-16 | お節介

里山を守る会の忘年会だった。何と8回目である。

会は公園の麓に住む会長夫妻が、あまりの荒廃を見かねて手入れを始め、それを見た近所の住人が協力し.......、という経緯で、今や会員数は100人を越えた。

公園を所有する市は、新住民に何が出来るもんか、と始めの内は迷惑視していたようだが、目を瞠る実績に最近では一目置くようになった。

出席した会員は、初期・前期・中期・後期高嶺者ばかり。
たった一人、働き盛りのパパが加入し、若いママと小さな子たちを連れて来た。
子どもたちは可愛い動作で、たちまちじじばばのアイドルになった。

残念なことがあった。会長が健康上の理由で、辞任することになったのだ。
百人の会を維持するための心労は大きかった、と思う。慰留、再就任の声が続いた。

夫人が一人ひとりに感謝の挨拶をして回った。
会長も偉大だが、包容力のある夫人の内助外助の功も大きかった。

忘年会の場所は、これまでの駅前居酒屋を、今回は住宅街の和風レストランに。
部屋は広く、掘りごたつ風椅子席は初~後期高嶺者にとっては有難い。
しかも送迎マイクロバス付きだった。これは当面会長代行を務める事務局長の計らい。

但し料理の分量がちと足りぬ。入歯をしっかり装着し、蛸でも烏賊でも持って来いだったが、久し振りの栄養補給のアテが外れた。マイクロバスに3皿位回ったのだろう。
ま、それもいいか、と感じる楽しい忘年会だった。

新年安全祈願祭は公園の麓で11日の由。
作業より、祭りが主になるはずである。

▲上の中華風料理写真は、あくまでもイメージで、借り物ですからね。                        


矜持

2008-12-15 | 重箱の隅

国会中継を見ていたら、漢字を知らない太郎くんが、

   年収1億円もある人が定額給付金を受け取るのは「さもしい」。
   矜持(=きょうじ、ちゃんと読めた!)の問題だ。

と唸ってた。何を今更、よく言うよ、だね。

キミを含めて、センセイがた全員、ボーナスを貰って、返上も寄付も無し。法律で縛られてるのだろうがまさに、さもしい、ね。お~い、矜持はどこへ行った?
また、民間は青息吐息なのに、国家公務員はシッカリとボーナスを手にした。

      $$$

今、毎月の入院費が払えなくなった高齢者が増えており、高齢者施設そのものも維持するのが困難になっている、とか。
大雑把に見積もって、当面の対策に4000億円あれば何とかなる由。

公明党の要求で決めた定額給付金は総額2兆円で、他に事務費が800億円もかかる、と聞いている。
2兆円ばら撒きを決めてから状況は大分変わったが、公明党のセンセイは、それでも定額給付金は支給したい由。公明党って、ほんとに弱者の味方かぃ? 矜持ってあるのかぃ?

      $$$

くれるものなら、早く貰いたい。
だが、こういう報道に接すると、さもしい心も萎えてしまう。
あ、収入は1億も無いや。だからやっぱり貰うっ!

◎知ったかぶり=「矜持」は、「きんじ」と読んでもいいそうです。

▲挿絵は山藤章二。「新イラスト紳士録」(文藝春秋刊)より。


肥満

2008-12-15 | 床屋放談

近頃のお寺はどこも裕福らしい。立派な本堂を建てている。

僧侶も社会問題に積極的に関わろう、という気運がやっと生まれてきた、とか、。
それなら先ず、「やきとりじいさん体操」を実行すること。お坊さんのメタボ対策になる。
こんなに肥ってたんじゃ、不景気な街を歩けないからね。  


乾く娘

2008-12-14 | 重箱の隅

隣に座った針金娘が、ストローで蓋付き紙コップからチュウチュウと液体を吸った。

やがて、紙コップを華奢な手で掴んだまま、舟を漕ぎ出した。
グラッと揺れて目を覚まし、またチューチュー。

何度か繰り返すうちに紙コップが指から外れ、森男の膝に落ちてきた。
そうなるだろうと構えていたから、サッと受け止め、事なきを得た。

肩をひっぱだいたら、目を覚ました。耳元で、

  バカモノ!
  あんた、その歳でまだ赤ちゃんか? 電車の中の2~30分くらい我慢しろッ。
  このコップをそのハンドバッグの中に仕舞えッ。

と罵ってやった。
渋谷で立ち上がったので、仕返しされるのか、と身構えたら。

  ごめんなさい。

と言って下りていった。やれやれ、助かった。
この頃の娘って怖いもんな。


我慢

2008-12-13 | 先輩のお言葉

  「姫」池田満寿夫画。

美容家のIKKOさんに注目している。
多くの人はゲテモノと見るかもしれない。森男も始めはそうだったので、以前冷やかし混じりの記事を書いたことがあった。

だが、どうもこの人、ホンモノですね。ほんとうはニセモノなのにややこしいですが。
そこで先月末、ファッションブランド求人広告の添え物として載っていた、IKKOさんのお言葉の内、感心したところを掻い摘みます。

(前略).......。

現代は昔よりファッション情報が増えたので、若い人のセンスは良くなった。
だけど、美に関わる業界でステップアップできない人も増えてる。

それは成長するための我慢ができないからです。

才能やセンスは磨かなければ仕事に生かせません。
そのためには先輩に教えを受けて階段を上がって行かなくちゃダメ。
自分の常識の範囲内では考えられないような価値観も、ぐっと我慢して飲み込まなくてはならない。

自分の理屈や常識が全てでは、もうそこから成長できません。
覚えておいて欲しい。

一つのステップを上がる時には、一つの我慢を乗り越えるということを。

どうだい、お若ぇの、よく読んどけよ。立派な助言じゃぁないか。
以上の他、あと3点、素晴らしいことを言ってるので、お暇があったら、11月30日(日)付け朝日新聞朝刊30頁をお読み下さいね。

                

なお、森男は近頃、大先輩と思われる方のブログ「翁のそれゆけ念々」を愛読している。
わが猫額亭近く、サイタマ県西部山里の「隠宅」にお住まいらしいが、どうしてどうして決して「隠宅」ではありません。視野は広く、遠くの方まで見通しておられる。

もう一つは「後期高齢者」と自称しているのが信じられないお姉さまの「日々の暮らしの中で」です。この方、「高貴高嶺者」です。
話題は広く、話しかける。ホンワカとして、世相批判でさえも、心が和むブログです。

この翁さんとお姉さまを見習わなくちゃ、と思いますが、我慢が足らず、階段踏み外しっぱなしで、こんな記事書いてます......。


酒粕クッキー

2008-12-12 | 拍手

小川町は小京都どす、と役場が言ってるのは言い過ぎ、と思う。
だが、この町の老舗の人々の接客態度は、しみじみとして好もしく、京都以上。
晴に雲とは少し矛盾した名前だが、「晴雲酒造」もその一つである。

この酒屋さんがやっている「玉井屋」という食堂が、数年前から好きだった。
風格がある古い店を改装し、蔵造りの画廊を併設している。
志は高く、値段は低く、味は良く、店員さんは美人で親切、寛げる。言うこと無し。
お茶の代わりに自慢の水を出していた。

                            

ところが「水曜定休日」だとさ。ふんっ。
この前は「臨時休業中」だった。したがって今年は一度も食ってない。
そりゃ、調べず行くのが悪いんだけど、も一寸恐縮して欲しい断固拒絶看板ですな。

自家製の酒など、物販はやっていた。酒蔵も見せていた。
御自慢の水が自然(?)に湧き出していて、柄杓で自由に飲める。
そりゃぁ不味くはないよ、だけどそんなに美味いかねぇ........、とは水曜定休日の恨み。

で、片隅にあった酒粕クッキー200円を買った。
隣町有名豆腐屋のおからドーナツはボソボソで頂けないが、ここのクッキーはコクがあり、美味い! これ、もっと拡販できるはずだ。

                             

残念御膳の写真は、そういう訳で、玉井屋さんのHPのものです。
クッキーは美味くて全部食っちゃいました。だから紙袋だけの写真です。
酒はどうした?という方は、晴雲酒造のHPをご覧下さいね。

この町のもう一つの老舗については、「老舗割烹旅館の味」とその他をどうぞ。