詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

最新の詩を三編

2009年03月28日 | 日記
   塀の中

塀の中では
何も見つかるはずがない
いつの時代だって
塀の中だった自分や日本人たちに
言いたいことはそれだけ

塀の中で奴隷であるよりも
塀の外で
そぼ降る雨の冷たさに濡れながら
自由でありたい
それが憲法の精神
それこそが
宮澤賢治が目指したもの


   夕焼けの空のしたで

遠く海を望む山峡に
ワイングラスみたいな三日月が昇ってきた

絵の具のすべてを
ぶちまけた夕焼けの下では
還る場所がないという孤児のこころと
明日にも死んでゆく身という諦らめが
交差するカオスへの入り口

生活に追われるばかりだった日々に
ギターを弾くことも
君のために作った唄も
もうすべて
忘れてしまった

死者たちの想い出で
一杯になり  
すべてをぶちまけて
粉々になってしまいそうな
ぼくの脆いワイングラス

号泣こそ
燃えさかる夕焼けに相応しいものというのに
泣きかたなど
とうの昔に忘れてしまった


    「土神と狐」(宮澤賢治)

ついさっき
春のコートという言葉から
きみとあいつを連想してしまった

きみは
宮澤賢治「土神と狐」の樺の樹で
ぼくは土神で
あいつは狐だったんだなと
今頃になって思う

ぼくのコートの取れそうなボタンを
「さあ脱いで」と言って
縫ってくれた娘だった

「あの人は合格したのか?」と聞いたら
三角的関係状態だったあいつは
「ああ・・」と言ってた

帰り道で時々
話し合う君らの姿を見かけたので
いつも
遠回りして帰るぼくだった

海に向かって
「○○が好きだ!」というあいつの話を聞いて以来
きみたちの幸せを祈っていたのに・・

もうはるかに昔の
18歳の頃の思い出だけど
誰かから
愛されるなんてのが初めてだった
18歳の頃の自分が
愛おしくもある


◆小沢一郎氏の「説明責任」よりも、無茶苦茶な違法行為を繰り返すマスコミやその情報源の検察。もう数日間「関係者の話し」というマスコミ報道の垂れ流しだけど・・関係者っていったい誰なんだ!いい加減なことばっかり言っててはマスコミの死だと思う。検察も、あることないことをマスゴミに流しては公務員の守秘義務違反だろう!

それ以上に情けないのが、民主党の前原派だ。偽メール事件で同僚を死へと追いやり、民主党を崩壊寸前へと追いやった君らの行動を日本人の誰もがわすれないだろう。そこからやっと、小沢氏がここまで民主党を立て直したという恩人ではないのか?恥を知るにんげんなら、小沢氏こそ君らを救った人間として、最近のような小沢批判が最も出来ない人間たちが前原派ではないのか?いい加減にしろよ前原派!!!

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