詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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20世紀を代表する写真家『ロバート・キャパ写真集』

2018年01月19日 | 物語
20世紀を代表する写真家
●『ロバート・キャパ写真集』(ICP ロバート・キャパ・アーカイブ編 岩波文庫)評者=志真秀弘ーhttp://www.labornetjp.org/news/2018/0118hon



無期転換逃れの雇止めは言語同断!〜「雇止めホットライン」開設へ

 *左から全国ユニオン関口さん・雇止めに遭った渡辺さん・派遣労働ネットワーク鈴木さん(厚労省会見室)

動画(7分40秒)

 今年4月から実施される有期契約労働者(5年以上勤続)の無期転換、10月から実施される派遣労働者(3年以上勤続)の直接雇用を前に、これらの措置を免れようと企業の雇止めが頻発している。1月15日厚生労働省で、不当な雇止めに対抗する「雇止めホットライン」開設についての記者会見があった。

 全国ユニオン事務局長の関口達矢さんによれば、昨年9月から12月までに東京ユニオンに寄せられた雇止めの相談は30件以上で、ふだんの2倍を超えている。「雇用の安定が法改正の趣旨なのに、雇止めは言語同断」と訴えた。派遣労働ネットワークの鈴木信さんは、まだまだ無期転換の制度自体を知らない人も多い。ホットラインでアピールしていきたいと語った。

 会見では雇止めされた当事者のアピールがあった。派遣労働者の渡辺照子さん(58歳)は、昨年12月末で雇止めになった。3か月更新をくりかえし16年8か月働いた。それが昨年10月30日、派遣元の営業マンの「次の更新はありません」の一言で、何の理由も告げられず雇止めになった。勤務は正社員とまったく同じだったが、派遣にはボーナスも退職金も、交通費さえ出ない。「裸一貫で放り出された」と渡辺さん。しかし彼女は、「派遣切りでやっと労組に入れた」とも話す。3か月更新で、たえず雇止めにされないかとビクビクしていたので、労組に入ることはできなかった。皮肉にも雇止めに遭ってその不安から解放されたと。組合では、1月4日に派遣先に就労闘争をした。しかし受付の電話に出た会社側は「何年働いても関係ない」と言い放った。「私の人間としての存在、人生を否定された。これこそ派遣への差別だ。派遣先を訴えたい」と渡辺さんは力強く語った。

 リコーロジスティクスの板橋物流センターに5年近く勤務していた契約労働者のAさん(50歳/写真)は、「勤務態度が悪い」という理由で昨年9月30日に雇止めになった。労働組合に入っているという理由でずっといやがらせを受けてきた。「雇止めの屈辱は許せない。無期雇用になることを願っていた。会社にもどってもう一度仕事がしたい」と訴えた。

 「雇止めホットライン」は1月27日(土)~28日(日)午前10時から午後8時まで。電話番号:050-5808-9835、主催は全国ユニオン、NPO派遣労働ネットワーク。「雇止めホットライン」に先立ち「ホットライン勉強会」も開催される。1月16日(火)午後7時から。場所は、ユニオン運動センター内会議室。ホットライン、勉強会とも問い合わせは、関口達矢(全国ユニオン事務局長)、03-5354-6251(東京ユニオン)/携帯 080-5486-1195 〔佐々木有美〕