陸上への移行に成功した後の幼体の成長過程に関する研究は、まったく行われてこなかった。野外で発見される幼体は種や性の判別が難しく、研究対象として扱い難いと考えられる(下田,2001)
と、いうわけで、研究者泣かせの琴絵さんなのだけど、性の判別はともかく、うっとこの個体は両親ともにムラサキオカヤドカリだから、紛うことなきムラサキオカヤドカリの幼体である(笑)
5月3日現在で孵化から55日目。
上陸して約2週間。
グラウコトエは加齢とともにますます乾燥に耐え、乾燥抵抗に対する行動的・形態的機能強化がオカヤドカリ類の陸への移行を促進した(Brodie,2000)
ここまで、しっかりしてきたら、もう「稚ヤドカリ」と呼んでいいかな?
身体も宿貝も、一回り大きくなってるし。
本日、陸上で6匹の生存を確認。
goo blog お知らせ
プロフィール
カテゴリー
- 2017年ムラサキオカヤドカリ繁殖記録(24)
- オカヤドカリの飼い方(14)
- 新・ほろ酔いキッチン(415)
- 生き物の話(502)
- 日々の戯れ(120)
- 【復刻版 あーまんの話】(4)
なんせ小さいので、ケージ内でも探すのが一苦労で(笑)
まあ、先を考えれば6匹でも多いくらいなんですけどね。
>もう「稚ヤドカリ」と呼んでいいかな?
十分でしょう。脱皮をしてなくても、陸上で餌を採り出したら、「稚ヤドカリ」でいいんじゃないですか。
>本日、陸上で6匹の生存を確認。
ん?そうすると、20匹は淘汰されたということですかね?
ゾエアの頃だけでなく稚ヤドカリでも、共食いするということかな。
それでも、6匹ならば、自然界では、奇跡的な生存率なのでしょうが