滋賀 浜街道沿いの「食堂」 恨飯屋 !!？

 

琵琶湖岸の草津　　浜街道沿いにある　緑の看板でゴルフ練習場近傍にある何の変哲もない一軒の食堂
毎月一度は　前を通って15年　それ以前も含めるとかれこれ　30年　　前を通るたびにとある食堂で　２０年以上前に受けた仕打ちを　恨みを　今でも思い出す・・・
（食い物の恨みは恐ろしい　 何年か前にも書いた気がする）

もう　はるか昔のその日は朝から琵琶湖に行く予定が　寝坊して出発が遅れたため　たまに行く　途中の飯屋で食ったらいいかと朝飯も食わずに出発！

いつもはコンビニ弁当だが　贅沢してもいい気分の時は何度か行ったことあって　次回は焼きそば定食が候補に挙がっていた　布団から出る時にはすでに

途中の食堂で　今日は焼きそば定食を食うぞ～　っと　口は完全に焼きそばに　胃袋もスタンバイ　全身焼そば欲しい状態
道中　だんだん腹が減ってくるにつき　逆に焼きそばへの思いは二乗で膨らみ極限状態そんな状態で　

着きました　着きました　よっしゃ～！！！　　っと店内に

ちょうどお昼時で客はほぼ満席　おじさんとおばさんで忙しそう
「なににします？」とおばさんが聞いてきた　　心の中で何聞くん？　朝から決まってるやん！　すかさずメニューを確認して「焼きそば定食！」

ところが おばさん「焼きそばは出来ないねん！」って忙しいからか愛想もなく冷たくはき捨てるように突き離した返事　　ガ～～～～ン！！！

２０年以上経ったいまでも　その時の地獄への急降下　期待からの失望感は今でもそれを上回るものは出現していない・・

仕方なく失意のどん底で　半ば放心状態で頭真っ白　想定外で次に何をしていいのかも判らない精神状態のなか　訳も分からず　その場は適当に良く考えずに前に喰った他の定食を注文した　そんな定食が美味しい訳もなく

腹は減っているのに無理に食い物を押し込んでいるような 辛くて泣きたい気持ち　「メニューにあるやん・・・なんで」

(本来ここの飯は旨いだけにコンビニ弁当でなく奮発して焼きそば定食にした期待は尋常ではなかった）

そんな時　後から客がきた　おばさんが「何にします？」と注文をとった
客が「焼きそば定食」と言ってるのが聞こえた

俺は　「あ～俺と同じく　あいつも可哀想にな～　欲しいもの食えないって辛いよな」　と思ったそのとき
おばさんの返事は「焼きそば定食!」　っと予想外に　事もなげに言った？？？？

「え～　確かにオーダー通ったなあ！！？？？」
俺は　今 打ちひしがれて　しかたなく食いたくない定食を押し込んでる　まさかの聞き間違い　きっとそうだ　そう思うことにした　

しかし　おじさんが間違いなく焼そばに取りかかった途中から　腹の底からマグマのように怒りが噴出してきた　あれほど急激に怒りがこみ上げた事は　今現在でもない　さっきの急降下の反動が数倍になって急上昇って感じ
俺は　箸を静かに置いて

おばさんに　
「なんで俺の時は焼きそば定食　出来なくて今は出来るん？」と頼んだ客に恨みはないので　燃え上がる怒りを押えて静かに押し殺すように言ったら
　
おばはんは（くっそばばは！）
「さっきは混んでたからや!　」　と平然と 悪びれずもせず　さっきと同様に吐き捨てるように　いけしゃあしゃあとぬかしよった　（思い出したら　また怒りが蘇ってきた）　申し訳なかったという気持ちはこれっぽっちもない。。

30分ほど待ったら　焼きそば定食食えたんか？　はらわたが煮えくりかえって
「それやったら　さっきそう言え！」と言って　俺は食いかけの食いたくもないわざわざ無駄な高い定食をそのままに　金払って店を出た。　その日は一日気分悪かった

ホンマ　待って焼きそば食えるんやったらあの時の俺の状態やったら　1時間は余裕で待てたな～（1時間どころか　今思い出しても一旦どこかで時間つぶして3時間後に再来してでも　焼きそば定食が喰いたかった）いや、もっと待っても喰えるなら喰いたかった

それ以来　この食堂には行ってない。俺一人行っても行かんでも関係ないけど

もう永い年月が流れた事だし　俺も充分大人になった今こそ「焼きそば定食」食って　毎回前を通るたびに嫌な思い出を　恨みを水に流そうか…なんて　先日前を通って思ってみたりした

今　その食堂をググってみたら　メニューに焼きそばは無くなってるようだ
俺の心中を精算するチャンスは もはや消滅したんか～

よく「私は他人に恨まれるような事　した覚えはない」　と言う人がいますが
そりゃそうだ　他人に余程の事をしたという自覚がない限り　そういうのが普通ってもんだ
だが　実際は　「おっのれが！　知らんだけや～！！！！」

今では　幻の焼きそばになったか・・・　裏メニューにないのか　あの日の気持ちに戻って食いたい。

※　その後　今でも　店の前通過するたびにムカついてくる
　　死ぬまでに　許せるように　修行かなこれも・・・

※　6年たった2000年　毎月店の前を通るたび　今でも修業は出来ていないで　　　　　毎回思い出してムカつく

　　しかし　この件以来　最初に欲しいと思った品物が無い時　別の物でもいいかと違う物で妥協すると　結局また最初の物が気になって買い直したりと一生後悔する事を学んだ

　　今なら焼きそば定食　出来ないと言われた時　それじゃ出来る時にまた来ますと言って帰るだろう。

　　そんなありがたい人生訓をおばさんは教えてくれたのか　んな訳ないやろ！！

俺は絶対許さん！！！　　自分の過去の記憶に腹を立ててるだけとは理解しているが　おばはんの人間として鬼畜の所業は許せん。

 

※2021年　

　　今でも毎月前を通るたびに自分の修行の出来てなさに思いだしてムカつく。

　　この悔しさを例えると

あなたが限定商品の発売日に朝から並んで自分の所で売り切れになったと想定しよう　諦めて帰ろうとしたところで後の人に　店員が「あっ！　１個有りました」と次の人に売ったらどう思う？　あんたがもう本当に無いですかと確認しなかったからや　なんて言われたらむかつきません？　そんな感じです。

あのおばはんは死ぬまで許せん　いや死んでも許せん！

悟りへの道は遠い

まだまだ前を通るたびに思い起こして修行は続きそうだ