徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

芸能余話

2020-02-28 20:14:33 | 音楽芸能
 43年前に他界した僕の祖母は寡婦として二人の子どもを育て上げ、苦労が絶えなかったわりには趣味人だった。おそらく裕福な娘時代の名残りなのだろう。ラジオでは落語、浪曲、肥後にわか、歌謡曲など何でも聴いていたし、たまに坪井の芝居小屋にも僕を連れて行った。僕が幼稚園だった昭和25年頃だと思うが、何度か桜町の熊本市公会堂に歌謡ショーを見に連れて行ってくれた。出演者の何人かは憶えているが、かなり記憶があやふやだ。ハッキリ憶えているのは川田晴久とダイナブラザース、渡辺はま子、菅原都々子など。川田晴久が歌謡界の女王・美空ひばりの原型をつくった人だと知るのはずっと後のことだ。渡辺はま子は幼心に色の白い美しい人だなという印象が残っているが、後にクォーターだと知る。菅原都々子は何と言ってもあの独特の歌声が今でも耳に残る。その他にも何人かの歌手を見ているはずなのだが誰だったのか残念ながら確認できない。


熊本市公会堂(熊本市民会館の前身)

     ▼支那の夜 渡辺はま子