昨夜のKBC九州朝日「ドォーモ」にフォーク・デュオの唄人羽(うたいびとはね)が出演していた。随分久しぶりのような気がする。なんでも数年前に再び独立して活動していたらしい。彼らに何があったのか気になった。メジャーデビューしたものの、ビジネスとして求められるものと彼らの追究する音楽性とのギャップに耐えられなくなったらしい。そこで原点に戻るつもりで独立したとのことだ。そういうことだったのか。安岡クンなどは「世界ウルルン滞在記」なんかにも出演していたが、現在はメディアへの露出は極力控えているそうだ。一度だけ、生で彼らの歌を聴いたことがある。3年前になるが、甥の卓が東京で結婚式を挙げた時、卓と幼なじみでサッカー仲間でもある安岡クンが相棒の本多クンと一緒に出席してくれ3曲披露してくれた。とても素朴な彼らの歌が好きになった。これからも自らの信じる道を進んでほしい。
熊本では圧倒的な人気の加藤清正の陰に隠れてあまり評価されることのない戦国武将・小西行長。関ヶ原の戦までは肥後の南半分を治めていた有力大名だった。盟友の石田三成に与したばっかりに、関ヶ原で敗れた後、捕えられ刑死した悲運の武将だ。この小西行長が歴女には意外と好まれるらしい。もともと石田三成が歴女に人気があることに加え、出自は堺の商人でありながら秀吉に取り立てられた才能や、生涯信仰を貫いたキリシタン大名であることなどもその理由のようだ。この小西行長の生涯を描いたドラマが来月30日(日)に放送される。テレビ熊本が制作し、FNS九州7局ネットで放送されるようだ。これまで加藤清正一辺倒の熊本県民にどう受け止められるか注目される。
【出演】葛山信吾、柏原収史、白石美帆、五代高之、吉居亜希子
【脚本】ひかわかよ
【演出】立田大助
【放送】テレビ熊本他FNS九州7局ネット 2011年10月30日(日)16:05~17:20
【出演】葛山信吾、柏原収史、白石美帆、五代高之、吉居亜希子
【脚本】ひかわかよ
【演出】立田大助
【放送】テレビ熊本他FNS九州7局ネット 2011年10月30日(日)16:05~17:20
山鹿市の来民から県道9号・日田鹿本線を日田市方面へ車を走らせていくと、菊鹿町矢谷地区で「番所の棚田」と書かれた看板が見えてくる。その看板から左側の細い道に入ってしばらく行くとつづら折りの急坂が始まる。ここら辺が番所地区だ。その名のとおり、江戸時代、国境の番所があったところである。一昨年、初めて訪れた時にはあまりの美しさに「天国というのはこんなところなんだろうなぁ」と思ったほどだ。急峻の地を切り開き、膨大な石を積み上げて作られた棚田の見事な造形と、こうべを垂れた稲穂の黄金色と真紅の彼岸花の鮮やかなコントラスト。今年の見頃も終わりに近づいており、明日からは天候が崩れそうだとの予報に、今日は合志へ仕事に行ったついでに足を延ばしてみた。
極めて残念なニュースだ。今日、女子プロゴルフの古閑美保が、今季限りで現役引退することを発表した。2008年に賞金女王になってから故障もあって成績はこのところ振るわなかったが、まだ歳も若いし、復活は十分ありうると思っていただけに残念でならない。明るい性格の彼女にも彼女なりの深い悩みがあったのだろう。女子ゴルフの人材の宝庫と言われる熊本出身の選手の中でも彼女の天衣無縫なキャラクターは異彩を放っていた。彼女は小学生時代、男子に混じって野球をやっており、エースで4番だったことは有名だが、その託麻東小学校というのはその昔、小山戸島小学校と言っていた時代に、僕の親父が教員を勤めていたことがある学校で、陸上や野球を教えていたと書き残している。そんなこともあって古閑選手には特に親しみを感じていた。テニスの伊達さんのケースもある。何年か休んでまたいつか現役復帰ということもあながち夢ではないような気もする。
スペインの闘牛が動物愛護などの理由から禁止の方向にあるそうな。もっとも今のところはバルセロナを首都とするカタルーニャ州だけのようだが。僕はスペインに行ったことも闘牛を見たこともないが、闘牛と聞くとすぐに想い出すのは子供の頃見た映画「日はまた昇る」の闘牛シーンだ。ヘミングウェイの「日はまた昇る」の舞台となったのはナバラ州のパンプローナという町だが、大群衆の興奮と歓声、怒り狂った牛の目、そして剣を突き立てられ倒れる牛、濃厚な色彩などが幼な心に強烈な印象として残ったものだ。このカタルーニャ州の闘牛禁止には、もともとスペインからの独立を願うカスティーリャ人の政治的な思惑も絡んでいるという。闘牛禁止の動きがスペイン全土に広がるのかどうか予断を許さないが、「日はまた昇る」を始め、多くの小説や映画などの題材となったスペインの伝統的な風習も消えていく運命にあるのかもしれない。
「日はまた昇る(1957)」のエヴァ・ガードナーとタイロン・パワー
「日はまた昇る(1957)」のエヴァ・ガードナーとタイロン・パワー
益城ルネサンス熊本FCのサポーターに登録して初めての試合観戦に行った。と言っても女子サッカーの試合を生で見ること自体初めてだ。益城町総合運動公園陸上競技場で行われた九州女子サッカーリーグの公式戦、なでしこリーグの下の下の地域リーグだ。技術的なレベルがどうなのか興味があった。想像していたよりも高い。そりゃあ男子に比べればパワーやスピードでは見劣りするが、スキルの面では結構しっかりしている。やっぱりそんなところがトップチームのなでしこジャパンにつながっていて、それがW杯を獲れた要因なのだろう。今はなでしこブームという女子サッカーにとって基盤を固めるまたとないチャンス。これを一過性のブームに終わらせないようにするため、われわれサポーターもただチームの勝敗に一喜一憂するだけでなく、長い目でチームを育てていくというマインドが一番必要なんだろうなぁ。試合を見ながらそんなことを考えていた。
今月から始まった熊本城・本丸御殿の「秋夜の宴」にザ・わらべが初登場。こわらべちゃんたちの前座の後、初っ端に踊ったのは「座頭市」。先月7日の「植木町はってん祭」で初めて見た演目だったが、その時はくるみちゃんが学業のため欠席、かえちゃん、あやのちゃんの二人での踊りだった。今夜は3人そろっての踊りでやはり期待どおりの迫力だった。その他、「ポンポコニャ」「牛深三下り」「あんたがたどこさ」「熊本サプライズ」などお得意の演目を次々と披露し、連休中日とあってか大広間いっぱいに入ったお客さんたちを喜ばせた。
今年は好きな俳優さんが数多く旅立った。細川俊之さん、坂上二郎さん、田中好子さん、児玉清さん、長門裕之さん、原田芳雄さん、竹脇無我さん等々。そしてまた杉浦直樹さんも。いずれも僕らの若い頃から映画やテレビドラマで大いに楽しませていただいた方たちだ。
一昨日他界された杉浦さんは映画や舞台でも活躍されたが、やはり僕はテレビドラマが印象深い。中でも、向田邦子作の「父の詫び状」「あ・うん」、そして山田太一作の「今朝の秋」「岸辺のアルバム」の4本はテレビドラマ史上に残る傑作だと思うが、このすべてに出演されていることは凄いことだと思う。この中の一つでもいいから、追悼番組として放送してもらえればありがたいのだが。
※写真は「父の詫び状」(1986、NHK)における杉浦直樹さん
一昨日他界された杉浦さんは映画や舞台でも活躍されたが、やはり僕はテレビドラマが印象深い。中でも、向田邦子作の「父の詫び状」「あ・うん」、そして山田太一作の「今朝の秋」「岸辺のアルバム」の4本はテレビドラマ史上に残る傑作だと思うが、このすべてに出演されていることは凄いことだと思う。この中の一つでもいいから、追悼番組として放送してもらえればありがたいのだが。
※写真は「父の詫び状」(1986、NHK)における杉浦直樹さん
今日から熊本県立美術館で始まった「印象派の誕生」展を観に行く。初日しかも休日とあって入場者も多い。もともと僕の好きなルノワールは予想どおりだったが、予想を超えたのはミレー。中でも「ひと匙」や「子どもにお粥を作る若い母親」などは、19世紀フランス農家の母子の強い絆を、その深い色調と陰影で見事に表現し感動を呼ぶ。じっと見入って時間の経つのも忘れるほどだった。
熊本市の政令指定都市移行を記念して、来年2月19日に行われる「第1回熊本城マラソン」の出場受け付けが、今日から始まったが、3種目のうち「城下町4キロ」の受け付けはなんと開始15分で定員1000名に達し、打ち切られたそうだ。今回は出るつもりもなかったのでどうということはないが、次回以降、もし出ようと思ったらこりゃ大変だ。それはさておき、どんなコースなのか試歩してみた。
【城下町4キロコース図】
スタート地点の通町筋電停前
スタートするとすぐに左折して上通りに入る。大集団でのカーブ大丈夫だろうか。
上通りを通り抜け、並木坂から広町を左折。
信愛女学院の前を通って坪井橋で左折。
坪井川に沿って南下する。
市役所前に出て左折。
再び通町筋を通って右折、今度は下通りに入る。
下通りを南下。
銀座通りも通り過ぎ
シャワー通りの手前で右折してサンロードに入る。
サンロードを通り抜け
電車通りを通り抜けて県民百貨店前で右折。
交通センター前を通り
行幸橋を渡って行幸坂を登る。
頬当御門までは最大の難所の急坂。
宇土櫓・加藤神社を通り過ぎ
監物台樹木園の角を曲がると
ゴールの二の丸公園が見えてくる
【城下町4キロコース図】
スタート地点の通町筋電停前
スタートするとすぐに左折して上通りに入る。大集団でのカーブ大丈夫だろうか。
上通りを通り抜け、並木坂から広町を左折。
信愛女学院の前を通って坪井橋で左折。
坪井川に沿って南下する。
市役所前に出て左折。
再び通町筋を通って右折、今度は下通りに入る。
下通りを南下。
銀座通りも通り過ぎ
シャワー通りの手前で右折してサンロードに入る。
サンロードを通り抜け
電車通りを通り抜けて県民百貨店前で右折。
交通センター前を通り
行幸橋を渡って行幸坂を登る。
頬当御門までは最大の難所の急坂。
宇土櫓・加藤神社を通り過ぎ
監物台樹木園の角を曲がると
ゴールの二の丸公園が見えてくる
今年2月の第53回グラミー賞におけるパフォーマンス。過去20回受賞したというアレサ・フランクリンをリスペクトして、現在各ジャンルで人気の5人のディーバによる「アレサ・フランクリン トリビュート」。唄い出し順にジェニファー・ハドソン、マルティナ・マクブライド、ヨランダ・アダムス、フローレンス・ウェルチ、クリスティナ・アギレラ。R&B、ソウル、ゴスペル、ロック、カントリー、ポップスなど多彩なジャンルのアーティストたちだが、アレサ・フランクリンの名曲を圧倒的な歌唱力で謳い上げる。60年代から70年代初めの、僕が若い頃聴いていた懐かしいナンバーばかりだ。最近、日本や韓国などガールズ・グループ全盛でそれなりに楽しませてくれるが、ここまでとは言わないけれど、やはりプロはプロらしい歌唱力を磨き上げていってほしいものだ。
■曲順
「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」(1967)
「Ain't No Way」(1968)
「Until You Come Back to Me」(1973)
「Think」(1968)
「Respect」(1967)
「Spirit in the Dark」(1970)
「Sisters Are Doin' It For Themselves」(1985)
Aretha Franklin Tribute
■曲順
「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」(1967)
「Ain't No Way」(1968)
「Until You Come Back to Me」(1973)
「Think」(1968)
「Respect」(1967)
「Spirit in the Dark」(1970)
「Sisters Are Doin' It For Themselves」(1985)
Aretha Franklin Tribute
人口わずか3千数百名の山口県の小さな町が今、日本中から注目されている。それは山口県熊毛郡上関町(かみのせきちょう)。中国電力が原子力発電所の新設計画を進めている町だ。そして来週、原発建設の是非が争点となる町長選挙が行われる。福島原発の事故後、原発の新設を問う自治体の首長選は初めてであり、今後の日本の原発の方向性を占う選挙とも言える。
かつて僕が勤務していた工場があるのが防府市の中関(なかのせき)。そして姉妹工場があるのが下関(しものせき)。その昔、瀬戸内海を航行する船の荷物を検査する番所が三か所あり、都に近い方から上関、中関、下関が置かれていた。そんなこともあって、一国民としての原発問題に対する関心以上のものがある。まずは町民がどういう結論を出すか注目したい。
上関町
防府市中関
かつて僕が勤務していた工場があるのが防府市の中関(なかのせき)。そして姉妹工場があるのが下関(しものせき)。その昔、瀬戸内海を航行する船の荷物を検査する番所が三か所あり、都に近い方から上関、中関、下関が置かれていた。そんなこともあって、一国民としての原発問題に対する関心以上のものがある。まずは町民がどういう結論を出すか注目したい。
上関町
防府市中関
今夜のNHK総合「鶴瓶の家族に乾杯」は青森県外ヶ浜町の後編。ゲストの飯島直子が竜飛崎の「津軽海峡・冬景色」の歌碑を訪れる。歌碑のボタンを押すと石川さゆりの歌が流れるしくみになっている。そう言えばいつだったか、栃木県足利市を紹介するドキュメント番組の中で、渡良瀬川にかかる渡良瀬橋のたもとには森高千里の「渡良瀬橋」が流れる歌碑があったっけ。
話変わって、現在、NHK熊本放送局では「くまもと歌物語 ~わが心の熊本メロディー~」と題して、「心に残る熊本の歌」や「熊本ゆかりの歌」を募集している。これは言い換えれば、これという熊本の歌がまだないということだ。石川さゆりも森高千里も熊本出身。彼女たちがそれぞれ青森県と栃木県を代表するような歌を歌っていることは熊本人として、羨ましくもあり、残念な気もする。いつの日か、熊本と言えばこれ!というような歌ができないものかと常日頃思っている。
話変わって、現在、NHK熊本放送局では「くまもと歌物語 ~わが心の熊本メロディー~」と題して、「心に残る熊本の歌」や「熊本ゆかりの歌」を募集している。これは言い換えれば、これという熊本の歌がまだないということだ。石川さゆりも森高千里も熊本出身。彼女たちがそれぞれ青森県と栃木県を代表するような歌を歌っていることは熊本人として、羨ましくもあり、残念な気もする。いつの日か、熊本と言えばこれ!というような歌ができないものかと常日頃思っている。
朝5時に目が覚めると昨夜からの雨がまだ降り続いている。例年、神幸行列のスタート地点である藤崎八旛宮周辺へ見に行くのだが、天気の回復を待って新町の御旅所周辺で見ることにした。案の定、雨は次第に弱くなったので家族そろって新町へ。藤崎八旛宮周辺のような混雑もなく、御旅所を覗いたり、夕隋兵に備えて参加者たちが公園で休憩したり、昼食をとったりしている場面にも遭遇したり、祭りの裏側を見た気がした。熊本はこの祭りが終わると気分はすっかり秋になる。
昨日から熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING)で行われている全九州高等学校陸上競技対校選手権大会熊本県予選を見に行った。僕の注目ポイントは女子100mの野林祐実(九州学院)がはたして復調しているかどうかだった。予選、準決勝ともに12秒02で順当に決勝に進んだ野林は今シーズン最高の走りで11秒83をマークし、復調ぶりを見せてくれた。昨年の国体で11秒73のタイムで少年女子Bで優勝した時以来の会心のレースだった。いつも明るい表情の彼女も精神的に相当苦しかったのだろう、走り終わった野林は喜びがはじけた。今シーズンの開幕から彼女のレースをほとんどウォッチしてきたが、ケガの影響もあってか不完全燃焼のレースが続いていたが、やっとここにきて実力を再確認させてくれた。しかし、ライバルの同じ高校1年生、土井杏南(埼玉栄)は今シーズンコンスタントに11秒台で走っている。まだ国体も残っているが、来シーズンこそ土井をとらえてほしいものだ。