徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

坪井川と清正公の腰掛石

2020-02-11 21:37:52 | 熊本
 春の温かい日差しに誘われて、母の入院先から自宅まで約4㌔の道を歩いて帰った。コースのほとんどが坪井川の土手道。僕らが子供の頃、広がっていた田畑は今では遊水地となり、足を踏み入れるのを憚る原野となってしまった。高校時代の通学に毎日渡っていた永康橋は当時は小さな木橋だったが今では立派な鉄筋コンクリート製。昔の風景を思い出しながらちょっと複雑な想いも。瀬戸坂の登り口にある眞光寺には昨年御堂ができた。ここは加藤清正公が訪れて境内の庭池に咲くハスを眺めた時に腰かけたと伝わる腰掛石が残る。御堂の中には腰掛石とともに加藤家、細川家から拝領した地蔵尊三体が納められている。約1時間半の行程の中でいろんな時代に思いを馳せた。


遊水地に咲く菜の花


坪井川と永康橋


眞光寺の御堂


御堂の内部(清正公の腰掛石と地蔵尊)