社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社会民主党 中央規律委員 野崎靖仁、55歳。
日々の思いを綴ります。
 



明日は東京で社民党の全国代表者会議が開かれます。

議案書として、次の4本の文書がのメールで送られてきたので、読んでいます。

・幹事長報告(案)
・第24回参議院選挙闘争総括(案)
・第48回衆議院総選挙闘争方針(案)
・当面の取り組みについて(案)

議案書を読んで、思ったことを書き連ねます。

<幹事長報告について>

今年2月の全国大会以降の活動についての報告です。

末尾に吉田党首の慰留について経緯が書かれています。

党首が非議員であることに異存はありませんが、
現職の国会議員とは異なり、議員会館に事務所を持ったり、
議員宿舎で生活することはできません。

つまり、全国連合から給料を支払うなどの経済的サポートがないと、
党首としての任務を全うできないのではないか、という問題です。
(地元の大分県連の専従になる、という問題でもないでしょう)

常任幹事の一人、愛知県江南市議の山としひろさんは
東京で開かれる常任幹事会に出席するため、
毎週木曜日に愛知から東京まで通っています。

ヒラの常任幹事ならば毎週地元から東京へ通う、ということでもいいでしょうが、
吉田党首も毎週大分から東京へ通う、というわけにはいかないでしょう。

非議員で党首選に立候補した人ならば「自前で用意しろ」でよいかもしれませんが、
常任幹事会の決定で慰留している以上は、全国連合として、
吉田党首の待遇について財政的な裏付けがあるはずです。

末端構成員の私が心配することでもないのですが、
今後、非議員党首が誕生した時のためにも、
党首に対する財政的なサポート体制の確立は必要です。
(党にカネがないのは百も承知で言ってる話ですが…)

党首は国会議員か、非(国会)議員でも東京の通勤圏内に居住する人でないと、
現実問題として不可能であることは理解しています。

その意味で、石川大我豊島区議は党首選挙の候補者として「適格」でした。

<参院選総括について>

近畿ブロックとしては、2府4県の選挙区で公認候補を擁立することができず、
全国比例候補として桂川悟京都府連代表を立てるにとどまりました。

なんとかブロックとして最低限の使命を果たした、というところです。

全国連合として全国比例候補の擁立に尽力したのか、
著名人や支持団体へ立候補の可能性を追求したのか、
など言いたいことはありますが、それはやめておきます。
(「全逓、全日農を引き留める努力を全国連合はやったのか!」)

残念ながら、今回の参院選では吉田党首が議席を失い、
生活の党との院内会派を組むことになりました。

それが「社民共生」(とても語呂がいい)4野党の連携強化への布石となるのか、
民進党との合流路線を常任幹事会で否定している以上は、
「社・民・共・生各党が議席を増やすWin-Winの共闘をめざす」ことを
再度執行部の見解として確認してほしいものです。

「社民党の再建」とは、党所属の議員を増やすこと。
党所属の議員を増やすには、党籍を持つ候補者を増やすこと。

民進党内のフラクションとして勢力を維持しよう、などという考えは
ハッキリと否定した上で党改革・再建に臨むべし、です。

<衆議院総選挙闘争方針について>

「社民共生」4党の「すみ分け」での公認候補擁立をめざしています。
議案書には書いてありませんが、「沖縄方式」と呼んでいいと思います。

「すみ分け」するにも社民党の立候補予定者を決めて話し合いをしないと、
どんどん他党の候補者で空白区が埋められてしまいます。

非議員党首は問題ないとしても、吉田党首の国政復帰は追求すべきです。

無茶振りな話ですが、現職参議である福島副党首と又市幹事長が
次期衆院選に鞍替えする、という選択肢があってもいいのではないでしょうか。
(当選したばかりの福島さんを引っ張り出すのは気が引けますが)

まず、執行部の「本気度」が明確に伝わります。

「具体的にどの選挙区で立候補するのか」が難しいところですが、
それは誰が立候補するにしても同じ課題です。

もし福島副党首と又市幹事長が衆院選に立候補すれば、自動的に参議は失職。
個人票で2位の吉田党首と山城博治さんが繰上当選になります。

これで吉田党首の国政復帰が実現。
辺野古新基地建設反対の先頭に立つ山城さんが参議になることで、
反対運動も盛り上がることでしょう。

当然、吉田党首の衆院選立候補も検討すべきですが、
インパクトとしては現職参議の衆院鞍替え、の方が大きいでしょう。

これは全国代表者会議では発言できないなあ…
(このくらいブッ飛んだことを言わないとダメかも)

<当面の取り組みについて>

今年2月の全国大会で運動方針を決めたばかりであり、
その補強なので特に言うことはありません。

野党共闘を進めつつ、社民党独自の勢力拡大も図る、という
難しい課題はあるのですが。

「政党とは党員を議員にする組織」という基本を確認すればいいかな、
というところです。


議案書について思うところを書いてみましたが、
具体的に何を質問しようか思案しています。

これは新幹線の車中で考えないといけないかな…

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