「権腐十年」とは、
権力は十年で腐敗するという、朝鮮の格言です。
私の尊敬する人物に、阪本勝 元兵庫県知事がいます。
日本社会党の大先輩で、兵庫県議、衆議院議員、
尼崎市長を経て、兵庫県知事を二期八年務めた人物です。
阪本さんは多選の弊害を訴え、選挙公約として、
「二期八年で知事の職を退く」と明言しました。
二期目の任期が終わるころ、三選を勧める周囲の声を振り切り、
公約通り二期で退任したのです。
京都府の蜷川虎三も革新知事として有名でしたが、
7期28年。
蜷川府政を評価する人でも、多選の弊害を認めざるを得ません。
自治体の首長、特に知事や政令指定都市の市長は、
条例で多選を禁止すべきです。
2期8年にすべきか、3期12年かは議論が分かれるでしょうが、
社民党が積極的に取り組んでもよい政策でしょう。
たとえ革新政権であっても、権力を縛るルールを定める。
それが立憲主義であり、護憲の基本ではないでしょうか。
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