僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

大阪女学院で模擬試験

2017年03月09日 | 日常のいろいろなこと

3月5日の日曜日に、モミィが「五ツ木の模擬試験」を受けるため、3人で試験会場である大阪女学院という学校へ行った。そこは中央区の玉造にある。

玉造といえば、去年の大河ドラマ「真田丸」の舞台となった所でもある。駅前の商店街には今でも「真田丸」の六文銭の幟(のぼり)や、堺雅人の真田幸村の大きなポスターが、あちこちにある。大阪女学院は「真田丸」があったとされる場所に近い上町台地の小高い位置にある。

こういう類の模擬テストを受けるのは、モミィは初めてである。算数、国語、理科、社会の4科目で、時間は8時半から正午まで。

この日、大阪女学院で模擬試験を受けたのは、4月に小学6年生になる子と5年生になる子の2学年で、すべて女の子だった。

女学院の正門をくぐり、受付場所でモミィと分かれ、僕と妻は「保護者控室」である教室へ向かった。そこで本でも読みながらゆっくり過ごすつもりだ。教室へ入る前、トイレに行こうと矢印の方向へ歩いて行くと、女子トイレしかない。近くにいた教員らしき男性に「男子トイレはどこですか?」と聞くと、「2階です。ご不便をおかけしますねぇ、何しろ女子校なもので」と恐縮しておられた。

薄暗くて誰もいない2階へ上がると「男子職員用トイレ」があった。そういえば、いつか英検の会場が女子校で、そこでも男子トイレを探しまわったことがあったっけ。


さて、保護者控室(教室)に案内されてからしばらく経つと、教員の方だと思うが、菅直人元首相に似た顔の男性が、保護者達にあいさつをし、続いて大阪女学院の校長先生のお話があり、それが終わったら、再び菅さん似の男性が前に立ち、「これから大阪女学院についての説明をさせていただきたいと思います。無理にお聞きいただく必要はありませんので、隣の教室のほうへ移動してもらって結構です。どうぞご遠慮なく」と丁寧に言うので、大阪女学院に興味もなく、本を読みたかった僕は、隣へ行こうと思った。妻は「私はここにいるから」と言った。

しかし、他の保護者たちは、誰一人として隣へは行かなかった。これでは、一人だけ席を立って教室を出て行くのは目立ちすぎて恥ずかしい。じゃぁ話を聞いてみるかと、そのまま座っていることにした。

そんな軽い気持で聞き始めた話だったけれど、約1時間、菅さん似の男性の、軽妙でユーモラスな語り口にどんどん引き込まれて行った。モミィの中学受験を1年後に控え、大いに参考になる話が満載で「ふ~ん、そうか」と感心の連続。とても勉強になった。

まぁ学校の宣伝であることには違いなく「ぜひこの大阪女学院も、お嬢さんたちの中学受験の選択肢のひとつとしてお考えいただけたら幸いです」という言葉で締めくくられていたけれど、それでも話の内容は「学校自慢」だけではなく、客観的な話も幅広く盛り込まれ、いろんな意味で興味深かった。

この大阪女学院というのは、中学、高校、そして短期大学(英語科)と大学が、すべてこの敷地内にある。大阪のど真ん中にある場所で、周囲はビルやコンクリートばかりの中で、このキャンパスだけが豊かな緑に包まれて、まるで別世界のように見えた。

そして、ここが英語に力を入れている学校だということも興味深かった。僕は、英語をモミィの「得意技」にしたいと思っているし、本人も英語はお気に入りのようなので。

一流大学を目指して優秀な私立の中高一貫校に入るには、今のモミィにはない相当の学力が必要だし、受験勉強もメチャ厳しい。中には受験が近づくと小学校を休み、塾で集中的に受験勉強をするという子も珍しくないそうだが、学校を休んでまで受験勉強ってねぇ。そういうことは、僕はさせたくないですね。ま、好き好きですが…。

ところで、英検の3級の資格を持っていると入学金を免除とか、準2級だと授業料の全額免除とかという中学校もある。この大阪女学院では、中学入試時、英検3級以上の資格があれば合格基準が少し変わるそうである。つまりテストの点数が多少低くても合格が可能ってこと。(ま、あくまでも「多少」ですが)。3級を持つモミィにとっては、耳寄りな話である。

…ということで、今はいくつかの選択肢がある。

モミィの通う英語塾では、「志望校は早く決めた方がいい」と言い、もう一つの学習塾の先生は「いろんな選択肢を持って、夏ぐらいに決めれば」と言う。妻も僕も後者に賛成である。

僕らの子供の頃は、勉強ばかりしている子を「ガリ勉」と呼んでいた。今はそんな言葉が使われているのかどうか知らないが、モミィを「ガリ勉」だけにはさせたくない。まぁ本人も「ガリ勉」になるほど勉強熱心じゃありませんしね。

あ、そうそう。モミィが試験を終えて出てきたとき、「どうだった?」と尋ねたら、「むずかしかったわ~。全然あかん」と言ってました(笑)。ええがな、ええがな。それで自分の力がわかるんだから。

帰り道、「がんこ寿司」の店があったのでそこに入りました。で、モミィはお寿司と天ぷらを食べて上機嫌。僕もお造りや小エビの唐揚げなどをアテにビールを飲み、気分上々。お天気もよかったし、模擬試験の付き添いというより、なんだか大阪女学院へ遊びに行ったような1日でした。

 

ちなみに女優の北川景子さんは、大阪女学院の中学・高校出身だそうです。

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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