僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

信貴山より寅年へ 愛をこめて

2021年12月29日 | ウォーク・自転車

昨日(28日)。
大阪と奈良をまたぐ山で、わが家から比較的近くにある信貴山(しぎさん)へ山登りをしてきました。かつての勤務先の先輩で、長年お世話になってきたFさんに誘われて行ったのでした。

僕はここ数年、山登りをしていないので、結構きつかったですけど、街の中をウオーキングするのとはまた違い、シーンとした山の中を登って行くのも、なかなか妙味のあるものでした(でも、しんどかった~)。

信貴山の頂上近くに朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)という有名なお寺があり、一般には信貴山寺と呼ばれています。ここは聖徳太子が創建されたお寺だと伝えられており、御本尊は毘沙門天です。

そして、言い伝えによると、聖徳太子がここで毘沙門天王を感得され、後利益をいただいたのが寅の年、寅の日、寅の刻であったといわれています。その故事から、信貴山の毘沙門さまに寅の縁日にお参りすると、聖徳太子にあやかって良いご利益を授かるとして昔から信仰を集めてきたそうなんです。

で、それにちなんで、お寺のそばに大きな寅の張り子があります。以前、ここへ来たのはどれほど前なのか? 思い出せないほどの年月が経っていますが、それだけに、すご~く懐かしかったです。

久しぶりにこの虎(寅)の張り子の前に立ち、両手を合わせました。

あと数日で新しい年を迎えますが、来年は寅年!
つまりこの信貴山は、寅年にピッタリなんですよね。

記念に、ここでFさんと、お互いに写真を撮り合いました。

それがこの写真です。

 

 
  何と言っても記念写真のポイントなので、
  撮影するのに少し順番を待ちました。


ということで、今年も明後日で終わりですね。

このブログをお読みくださった皆さま。

どうか良い寅年の新年を迎られますよう、
心からお祈り申し上げま~す。

 

★追伸  ~ここにもトラが~

お寺の前に、寅の形をしたこんな郵便ポストがありました。
むろん、本物のポストですよ。

 

 

 

 

 

 

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このブログも15年目になりました

2021年12月25日 | 日常のいろいろなこと

今年もあと1週間になりました。
早いですね~

モミィも昨日終業式で今日から冬休み。と言っても所属クラブ(吹奏楽部)の学内コンサートがあるというので登校していましたけど。

さて、このブログを始めたのが2007年(平成19年)の12月1日でした。

 自己紹介と近況報告 -  

それから14年が経ったことになります。はぁ、もう14年ですわ。
そしてこれまでの記事の数は「2,027件」となっています。
つまり今日のブログは2,028回目というわけですね。
えっ、もうそんなになるの? と信じられない思いと共に、
これまで、2千回以上もいったい何を書いてきたんだろ?
と、自分でも不思議に思います。

だから、ブログを始めて14年と言ってもピンときません。

でも、ブログを始めた時、モミィは2歳でした。
それが今は高校一年生の16歳だから。
やはりそれだけの年月が経っているんですね~

そして今はこのブログも15年目に入ってきたわけですが、
さ~て、このあと、どれくらい続けて行けるのだろうか?

ふと、そんなことを思ったりしています。

 

 

 

 

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懐かしい人たちとウォーキング

2021年12月23日 | ウォーク・自転車

今日もまた、ウオーキングの話題です。

先月、このブログで、久しぶりに元の職場の松原市役所へ行って職員OB会の総会に出たことを書きました。実はその時、かつての職場の上司から、「『歩こう会』というのを毎月やっているので来てみないか?」と誘われました。で、案内状をもらい、行くことにしました。その「歩こう会」の日が一昨日の21日でした。

で、今日はその話です。

この日は大阪市内を10数キロ余り歩くコースで、集合時間は午後1時。集合場所は近鉄阿部野橋駅の改札口付近。どんな人たちが来ているんだろう? ちょっと緊張しながら集合場所に行きました。

集合場所に到着したら、驚きの連続でした。先日市役所で会った人も数人いましたが、ほとんどは10年以上会っていない人たちでした。しかも、メンバーは僕より全員年上。僕が退職した時点ですでに退職されており、中には20年以上会っていない人もいました。だから顔を見てもすぐにはわからない。しかもマスクをして帽子を被っているので余計にわからない。

「おぅ、珍しいな。なんで来たんや?」とか、
「オレ誰かわかるか? わからんやろ」
な~んて言われたりしました。

しかし少し話すと、顔の輪郭や声で、大体の人はわかりました。僕が市役所に入った当時にお世話になった先輩も大勢おられました。

これはもう、「懐かしい」という表現を通り越していました。

と、まぁ、古い古い昔の先輩たちと、大阪市内を歩いた次第です。

 ……………………………………………………………………………

コースはまず地下鉄で天王寺から谷町線に乗り、南森町というところで下車。
地下鉄の中では懐かしい先輩方から「毎日、どうしてるん?」と聞かれ、モミィのことを話したりしました。もちろん、この人たちは僕が妻とモミィの3人で暮らしていることなど、知りませんよね、そんなことを話していると、あっと言う間に到着。降りたのは地下鉄の南森町という駅でした。

 

 

まず大阪天満宮へ。
前回、わが家から近い道明寺天満宮のことを書いたのに、また今度は大阪天満宮です。天神さんばっかりですね。



ここから日本一長い商店街である天神橋筋商店街を歩き、南へ。


高麗橋。ここは江戸時代の交通要所で、
明治時代には「里程元標」が置かれ、ここを起点に、
西日本の主要道路の距離計算が行われたそうです。
みんな、ここの碑に見入っていました。




そのあと、御堂筋の淀屋橋に近い御霊神社へ。
右に見えるのは「肌守りの木」と呼ばれ、
拝むと肌によいと言い伝えられています。



そして、御堂筋を難波の方に歩きます。

 


やがて道頓堀へ。右の向こうにグリコの看板が見えます。
この橋から下に降りて、川に沿って歩きます。


 
道頓堀川へ降りて、そこを歩きました。
これを「とんぼりリバーウオーク」というそうです。
この写真は、戎橋の真下です。
戎橋には数え切れないほど来ていますが、
この下を歩いたのは、生まれて初めてですわ。

そして

道頓堀を過ぎ、谷町筋へ出ると、終点の阿倍野はもうすぐ。


谷町筋から、はるか前方に「あべのハルカス」が見えてきました。

そのハルカスがゴールでした。

この「歩こう会」をず~っと企画・主催し続けて来られた寺〇さんは、僕が松原市役所の議会事務局の平職員だった時に、次長をしておられ、とてもお世話になった方でした。毎日のように飲みに連れてもらったりもしました。

その寺〇さんも今は84歳のご高齢。それでも、毎月のように「歩こう会」を企画して、今回のような会を主催されています。

この先輩と一緒に歩けただけでも幸せでした。

ただ、寺〇先輩は耳が遠く、ほとんど聞こえないとのことなので、歩きながら、僕は話しかけるのに大声を出し続けていました(笑)。

いや~
それにしても

お陰さまで、本当に懐かしい先輩方と話しながらウオーキングをできたことで、貴重な経験をさせてもらいました。

ただ、歩き終tえた後は、本来なら「年忘れ会」があるところ、コロナなのでそれは中止。阿倍野の道路上で「お疲れさまでした~」と解散して、あとはバラバラに別れました。中には飲みに行くグループもいて僕も誘われたのですが、お断りし、電車のホームに直行。まっすぐ帰宅し、家で、妻やモミィに今日のことを話しながら、ゆっくり飲んだ次第です。

 

 

 

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ウオーキングで道明寺天満宮に寄る

2021年12月21日 | ウォーク・自転車

先週の土曜日(18日)のことですが、
久しぶりに大和川の堤防に上がって、そこからその支流である石川の河川敷に沿って延びる「南河内サイクルライン」を歩きました。

このコースはジョギングにも最適で、マラソンをしていた頃は、休日に、このサイクルラインのコースを何時間もかけて走ったものだった。起点となるのがわが家の近くの大正橋で、終点は21キロ先の河内長野。つまり片道が21キロだから往復42キロで、フルマラソンとほぼ同じ。僕も何カ月に一度かはこのコースを行って帰るフルマラソンの距離をジョギングしたものでした。

今はもうそんなことは無理だけど、もっぱらウオーキングでこのコースを楽しんでいる。でも最近はあまり行かなかったので、この日は久しぶりにそこを歩こうと思い立ったわけです。

10時半頃に家を出て、大和川と石川の分岐点で歩行者専用の橋を渡り、石川沿いのコースに入る。



南河内サイクルライン。左側が大和川の支流・石川です。
この日は青空の中に白い雲がポカポカ浮かんでいました。

12時前に道明寺の近くへ来たので、いったん道明寺駅方面に歩いて、スーパーでパンと飲み物を買い、道明寺天満宮の休憩所で食べることに。

この天満宮は毎年初詣に来るところだけど、今年のお正月はコロナ禍もあり、日をずらして1月7日にお参りに来た(さすがに空いていましたね)。

さて、道明寺天満宮で休憩した後、拝殿のほうを見ると、七五三のお祝いなのでしょうか、着物を着た女の子がチラホラと見受けられらました。
七五三といえば11月だったと思うのですが、今はそれに縛られることなく、10月や12月にもご祈禱に来られる方が多いそうです。

 

 
 着物姿で七五三のお参りの子供さんに、思わず頬が緩みます。


そういえばこのコロナ禍で「幸先詣(さいさきもうで)」というのがよく言われている。お正月は混雑が予想されるので、12月にひと足先に初詣をするそうだ。

道明寺天満宮にも来年の干支の虎の絵が描かれた看板があった。
お正月用のものが、幸先詣のためにもう
出されているんですね。


そして、
天満宮から再び南河内サイクルラインに戻って、テクテク歩く。

起点から約10キロ地点を過ぎた所まで歩いた後、橋が架かる道路でサイクルラインに別れを告げて右折。普通の道に入り帰る方角へ向かう。そこからは国道沿いの歩道を歩き、「リックはびきの」という羽曳野市立生活文化情報センターへ行った。

ここには羽曳野市中央図書館が入っていて、僕みたいな藤井寺市民でも利用できるありがたい図書館です。僕はいろんなルートをウオーキングしているけれど、なるべくここを経由するコースを考えます。ゆっくり休憩することができるうえ、なにせ図書館だから本の山である。気に入った本を借りることもできるので、僕にとっては最高の場所です。

図書館に30分ほどいて、2冊の本を借り、再び出発。
途中イオンに寄ってちょっとした食材を買い、4時頃に帰宅しました。
所要時間は5時間半。
歩いた距離はだいたい20キロぐらいだと思います。
まずまず、歩けました。

 

 

 

 

 

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えっ、この写真の顏はなに?

2021年12月18日 | 日常のいろいろなこと

先日、テーブルの上に1枚の写真が置いてあったので、
何の写真だろうと思って手に取って見たら、こんなんでした。


   

なに? この少女漫画みたいなのは?

妻によるとモミィが友だちと遊びに出掛けた時に撮った写真とのこと。
ということは、このうちのどちらかがモミィということになる。
でも僕には、わからない。

聞けば左がモミィで、右が仲良しのマナちゃんということでした。
2人で遊びに出掛けた時に撮ったものだという。

へぇ~~~。それにしても…。
なんですか、2人のこの顔?

どうしたらこんな写真になるのか。
モミィが言うには、
「す
ごい簡単やで」
「こんなん、誰でもやってるで」
ということだそうです。

そういえば、テレビなんかを見ていると、普通の写真よりこんなメイクの写真の方が多くなっているような気もします。

う~ん。
こういうのが「新時代」なんでしょうか、

 

 

 

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思いがけなくマイナンバーカードを申請

2021年12月16日 | 日常のいろいろなこと

きょう、妻が駅前の銀行へ行きたいと言うので、ではイオンへの買い物がてら、一緒に行こうと、午前9時半頃に2人で家を出た。家から駅へ歩いて行くのにはいくつかのルートがあるけれど、今日は市役所の横を通る道を行くことにした。

やがて市役所が見えた時、ふとマイナンバーカードのことが頭に浮かんだ。

これまでも、買い物に行く時、市役所の横をよく通っているし、夏の暑い時期は冷房の効いた市役所の中を通り抜けて裏口へ出たりしている。だから市役所を入ってすぐのところに「マイナンバーカード受付コーナー」というのがあるのも知っていた。こんな特設コーナーを作って市民にマイナンバーカードの作成を促しているんだなぁと思っていた。

僕らはマイナンバーカードは持っていないし、特に持つ必要もないだろ、と思っている。ただ、国や地方自治体がマイナンバーカードを作ることを奨励していることは、もちろん知っている。

目前に近づいて来る市役所を眺めながらそんなことを思い浮かべ、ふと妻に、
「マイナンバーカードを作るとしたら、何が必要なのか参考に聞いてみる?」
と言った。ホントに単純な思いつきだった。
妻が「そうやね」と言ったので、僕たちは市役所に入った。

入口に特設されている「マイナンバーカード受付コーナー」にいた女子職員の人に「すみませ~ん」と声をかけ、
「マイナンバーカードを申請するとしたら何が必要ですか?」
と、尋ねた。
僕たちは単にそれを聞きたかっただけだったのに

するとその女性職員の人は、
「あ、申請ですね。どうぞ、こちらにお座りください」
と言われたので座ると、彼女は、
「申請には3つの方法がございます」と説明を始めた。

「ひとつは、この申請書をお持ち帰りいただき、顔写真を添付していただき、必要事項を書き込まれたうえで郵送でこちらに送っていただく方法です」
「もうひとつは、スマホからの申請です。スマホでこの申請書のQRコードを読み取り、申請用のウエブサイトにアクセスして、メールアドレスを登録していただき」と、難しいことを言うのだった。そして、
「で、3つめは、今ここで申請していただく方法です。お写真もここでお撮りしますし、書類も全部ここでお書きいただいて申請ができます」

な~んだ。
それだったら、最後の方法がいいに決まってるじゃん。

でも、今日はマイナンバーカードを作りに来たのではない。もし作るとしたら何を持ってくればいいかを軽~い気持ちで聞きに来ただけなのにね。

僕も妻もモジモジしていたら、
「では、今ここでお写真をお撮りして、申請なさいます?」
と、いつのまにかそんな空気になり、僕らも、
「あ、えぇ、そうですね」と、流れにつられ、
結局この場で申請することになった次第です。

僕は言われるままに身分証明書である運転経歴証明書を見せ、
「ここにどうぞ」と出された申請書に、僕たち家族の住所氏名電話番号や生年月日などを記入した(書いたのは僕より字が上手な妻ですけど)。

その各項目をパソコン画面で照合した女子職員さんが、それを終えた後、モバイルをこちらに向け、
「ハイ、行きま~す」カシャッと、妻と僕の顔写真を撮ってくれた。

カードを申請したのはわが家の3人だけど、モミィだけいなかったので、また改めてここに来て写真を撮ってもらうことになる。

それで、僕たち2人は、約1か月後にわが家にハガキが送られてくるので、それを市役所に持参すればマイナンバーカードがもらえる、ということになりました。

ま、そんなことで

マイナンバーカードなんか、いらん、と妻と言い合っていたのに、
もののはずみで、こんなことになってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

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サグラダファミリアがついに完成?

2021年12月13日 | 旅行

   
   サグラダファミリア(ウキペディアより)

先日、テレビでニュースを見ていたら、
スペインのバルセロナの大聖堂「サグラダ・ファミリア」が完成
との字幕が流れ、その映像が出たのでビックリしました。

「サグラダ・ファミリア」が完成! 
ほんまかいな?
にわかには、信じられなかった。

この大聖堂の存在を初めて知ったのが、1992年のバルセロナオリンピックの時だった。オリンピックのテレビ中継でバルセロナの街が紹介され、中でも世界的な建築家であるアントニオ・ガウディが設計したというサグラダ・ファミリアが何度も映し出されていたのです。

そして驚くべきことに、その建物は1882年に着工されてから110年が経つのにまだ建築中だということでした。

着工から110年でまだ建築中!
ウソやろ、と思う話ですよね。
でも、本当だった。まだ建築中だった。
そのことが今も強く印象に残っています。

そしてそのバルセロナオリンピックから約30年が経った今、テレビで、そのサグラダ・ファミリアがついに完成と言ったのだから、そりゃぁ驚きますよ。

しかし
よく聞いてみたら「完成」ではなかった。

この大聖堂には塔が沢山あるのですが、そのうちの一つ「マリアの塔」と呼ばれる新たな塔がこのたび完成したというニュースだったのです。最終的にいくつの塔が出来たら本当の「完成」になるのか知らないけど、サグラダ・ファミリアそのものは、まだ完成ではないということでした。

な~んだ。
まったく~。
紛らわしい字幕を出すテレビだ。

しかし、それでサグラダ・ファミリアを懐かしく思い出したこともまた事実でしたけどね。

 ………………………………………………………………………………

そのバルセロナ五輪から9年経った2001年。つまり今から20年前ですが、僕は妻とスペインへ旅行し、バルセロナにも行ってサグラダ・ファミリアを実際にこの目で見ました。これには本当に感激しました。


  
その時の写真です。
後ろに写っているのがサグラダ・ファミリアです。

で、実際にはいつ全部が完成するのかと調べてみたら、2026年に完成が見込まれているということです(この年はガウディの没後100年となるそうです)。

2026年といえば、あと5年ですよね。でも、新型コロナの感染拡大で、工事が一時中断していたということも言われているので、まだまだどうなるかわからないそうです。

それにしても、着工から140年経った今もまだ建設中というのだから、日本ではとうてい考えられない話ですよね。とてつもなく壮大なロマンを感じます。

 

 

 

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「ノーマスク議員」に思うこと

2021年12月10日 | 議会&役所

大分県臼杵(うすき)市の「ノーマスク議員」のニュースを見ていると、首をかしげたくなるというか、呆れるというか

    

ご承知のように、この臼杵市の若林という市議会議員が、マスクをつけないで議場に入り、質問をしようとした。議長が「マスクを着用してください」と注意しても、無視。何度注意しても、言うことをきかない。
「マスクを着用しないなら、議場の外に退去を命じます」
と言っても、知らんぷり。退場もしない。
その結果、予定されていた一般質問は許可されなかった。
そんなことで、今、ここの議会はとても混乱しているようだ。

やれやれと、ためいきが出る。

議会で質問をするのは、市民から選ばれた立場の人間として最も大切なことであるにもかかわらず、マスクをしない故に質問ができないのなら、なぜマスクをして質問に臨もうとしないのか。その神経が理解できない。

若林というこの議員は、
「マスクに苦しんでいる人の代表として、自分もマスクをせずに議会に出た」
と言っていた。
それが「理由」なんだそうだ。

確かに「マスク着用」は法律で義務付けられてはいない。
しかし、もう2年近くなる新型コロナ禍で、どれだけマスク着用の必要性が叫ばれてきたことだろう。マスク着用は単なるマナーではなく「義務」だと考えているので、僕なんかもマスクは蒸れるので苦手だけれど、他の人たちと同様、外出時には必ず着用している。みんな頑張ってそうしているんです。

それをこの市議は、普段だけでなく、議会の場でもしない。

長年、市議会事務局に勤めていた僕は、こんな非常識で身勝手で周りを考えない議員など、これまで見たことも聞いたこともない。普通の人以上に周囲の空気を読まなければならない仕事をしているのに、この「マスクをしないこと」が周りの人たちの「空気」と考えているような発言をする。何だろうねぇその神経。

「マスク着用に法的義務はないから」という人は多い。
橋本徹なども、「今は感染拡大が収まってるのでマスクを強制的に着けなきゃいけないのは疑問です」と言っていたけれど、これだから「法律万能主義」の弁護士はイヤなのだ。何でも「法律、法律」でモノを言う。ワイドショーに出ている元検事なども「法的に問題はない」とノーマスク議員の言動を肯定したりする。

しかし、民間人ならともかく、市議会議員が議場という公の場所でノーマスクというのが問題だと思うのです。

じゃぁ、日本国民がみんな「法律違反じゃないからマスクはしない」と言い出したらどうするの?

今回のこの「ノーマスク議員」の一件は、この議員を擁護する声も結構あるようだけど、市民から選ばれた議員がこんなことをすると、この人物を選んだ市民の人たちがみんな「マスク反対」なのだろうか、なんて思ってしまいます。せめて議会の場ぐらいはマスクをしろよ、と言いたい。

自己顕示欲を振り回すより、住民への奉仕の心が大事だろう。

議会での質問を通して、市の行政を批判したり、応援したり、アドバイスをしたりして、その地域を少しでも良くしようとするのが議員本来の仕事なのだ。

それを「ノーマスク」で議会を混乱させ、また議会のほうもこの問題ですったもんだして、肝心の市にとって大事な諸問題が放置されてしまい、逆に議会側も批判を浴びている始末である。

「どっちもどっち、という感じですねぇ」
と、テレビでコメンテーターが言っていたけど、ま、それもそうかも知らないけど、原因を作ったのはこの議員であることは間違いないのである。

ホンマにねぇ。
議員として、ノーマスクよりも、もっと重要な仕事があるやろ。
市民の税金で報酬(給与)や政務活動費をもらってるんやで。

そんなこともわからんのか、このおっさんは。

 

 

 

 

 

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いろんなところにガタが出てくるとどうなる?

2021年12月08日 | 映画の話やTVの話など

NHK大河ドラマ「青天を衝け」も大詰めを迎えてきた。そして前回(5日)の放送では、日清戦争に勝利した頃の日本の政界や財界の様子が描かれていた。

そのドラマの最後のほうで、主人公の渋沢栄一が伊藤博文と話す場面があった。
伊藤博文はこれからの日本の躍進を熱い口調で語るのだけど、渋沢はそれに応じず自分の体力の衰えを漏らす、というシーンだった。それが妙に印象に残ったのです。

渋沢は伊藤博文の熱弁を耳にしながら、ソファにもたれて、
「いろんなところにガタが出てくる」
「もう、すっかり年寄りだ」
と気弱なことを口にする。
「なんの。まだ気張ってもらわんといかん」
と伊藤は渋沢を懸命に励ます。
そんなシーンでした。

「いろんなところにガタが出てくる」と言った「ガタ」という言葉。
久しぶりに聞く言葉です。
そういえば、僕も最近「ガタ」を感じることが多くなりました。
耳鳴りと不整脈は以前からの「ガタ」ですが、このごろは腰痛を感じたり、左手の5本の指がこわばってギュッと曲げると痛みを感じたり、胸のあたりが時々キュンと痛くなったり、左腕を上げると肩が痛んだり、椅子から立ち上がろうとしたら膝が痛かったり。まぁ、いずれも大した症状ではないんですが、それこそ渋沢栄一がドラマの中で「いろんなところにガタが出てくる」と言ったのと同じですわ。

ま、「ガタ」で終わればいいけど「ガタガタ」にはならないように。

ということで、「青天を衝け」の前回放送分では、渋沢栄一のこのセリフが強く印象に残ってしまったわけです。

ところで、
「もうすっかり年寄りだ」と言った渋沢栄一はこの時何歳だったのか? 
と広辞苑で調べてみたのですが、1840年生まれでした。天保の時代ですね。そして前回放送分の渋沢と伊藤博文との会話が交わされたのが日清戦争直後なので、1895年。ということは、つまりこの時、渋沢栄一は55歳だったということになります。

55歳といえば、今ではバリバリの現役ですが、明治時代だったらもう高齢者の部類に属していたのでしょうね。だから「もうすっかり年寄りだ」と言っても不思議ではなかったわけです。

しかし、驚いたことにこの渋沢さま。なんと91歳まで生きておられた!
広辞苑に「1840年~1931年(昭和6年)」と載っています。

「いろんなところにガタが出てくる」と言ってからあと、36年も生き延びられたのだから、すご~い。

結局「ガタ」ぐらいは大したこっちゃない、
ということですかね。




 そのシーンです(わが家のテレビ画面から)

 

 

 

 

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コインロック式ショッピングカートを見て!

2021年12月06日 | 思い出すこと

2000年(平成12年)、オーストリアのウィーンへ旅行した時のことですが

ウィーン市内の百貨店の地下食料品売り場へ行って買い物をしようと、入り口付近に並んでいたショッピングカートを引っぱり出そうとしたら、チェーンで他のカートとつながっている。つまりロックされていて、カートが引き出せない。
「えっ? なんで?」
と不思議に思い、よ~く見ると、お金(硬貨)を入れるとロックが解除されて引き出せる仕組みになっていた。そして、カートを返す時に元どおりにロックしたらそのお金が戻って来るという仕組みだった。
むろん、そんなの、これまで見たこともなかった。

「なんでこんな手間なこと、せなあかんの?」
と、妻にブツブツ言いながら、しぶしぶ10シリング硬貨を1枚、カートの手元にあるコイン入れに入れたら、チェーンロックが外れて使える状態になった(当時まだオーストリアの通貨はユーロではなくシリングだった)。

そして買い物をしてレジを済ませ、カートを戻そうとした時にまた予期せぬことが起きた。一人の男性が近づいてきて僕のカートに手をかけ「貸してくれ」とのジェスチャーをする。僕が一瞬ポカンとしたら、男性が10シリング硬貨を僕の手に握らせた。つまり男性は、カート置き場でお金を入れて取り出すのが面倒だったのか、僕に10シリングを渡してそのカートを使おうというわけだ。

まぁ、僕としてもカートを元に戻してロックすると10シリングが戻るのだから、同じことだし、むしろ面倒が省ける。ま、こういうことはこの国ではしょっちゅうあるんだろうな、と思いました。

そんなことを、かつてのウィーン旅行で経験したのですが、先日、そのことを久しぶりに思い出したのです。

先月から、僕らがいつも行く藤井寺駅前のイオンの前に、「サンディ」というスーパーがオープンしました。食料品がかなり安いお店です。そしてそこのカート置き場を見ると、鎖でつながれていました。100円を入れるとロックが解除されて使えるようになるという仕組みで、まさにあのウィーンでの出来事を思い出させるものでした。

  
  コインロック式のショッピングカート。
  (ネット写真から)


そんな時、今度はわが家から歩いて30分ぐらいのところにある「イズミヤ」というスーパーが、リニューアル・オープンしたというので、先週、妻と散歩がてら行ってみました。すると、なんとまぁ、そこも同じようにショッピングカートがチェーンでつながれ、100円入れなければ出せない仕組みになっていたので、またもやビックリしました。

ウィーンで目にして以来、20年以上も見たことがなかったスーパーのコインロック式カートを、つい最近、2度も続けて見るとはねぇ。

でも、なぜそんなことをするのだろうか?
お客さんに面倒くさいと思われるんじゃない?

理由を調べてみると、カートを元に戻さないお客さんが結構いるみたいです。駐車場のあちこちにそのまま置かれていたり、店内でもその辺に放置されていたり、というのが多いという。そしてこれらを所定の場所に戻す作業を、店員さんや警備員さんがされており、それが案外重労働であったりする、というようなことだそうです。人手不足のスーパーだと、散らばったカートをひとつひとつ回収するのも案外大変なことなのかも知れません。

それでこういう手段を取るようになったということ。

でもお客さんが100円硬貨を持ち合わせていなかったらどうするの?
と思ったら、「イズミヤ」では、カート置き場の隣に100円玉の両替機が置かれていました。なるほどねぇ。

僕らはまだ一度もコインロック式のカートは使っていませんが、そのうち、買い物を終えた人のカートを、その人に100円渡して「それ、もらいまっせ」とやっちゃおうかな、な~んてことを思ったりしています(笑)。

 

 

今日の1枚は、上の記事にちなんで、
ウィーンのシェーンブルン宮殿での写真です。
(2000年10月16日)

 

ここはマリー・アントワネットが少女時代を過ごした宮殿でもあります。

 

 

 

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「大阪いらっしゃいキャンペーン」とオミクロン株

2021年12月03日 | 日常のいろいろなこと

いま大阪府では「大阪いらっしゃいキャンペーン」というのが実施されているそうです。妻が「お正月にこれを使ってどこかのホテルへ泊まりたいね」と言ったので初めてそういうキャンペーンがあることを知りました。

その「大阪いらっしゃいませキャンペーン」とは

妻によると、大阪府民が大阪府内のホテルに宿泊したら、ひとり1泊あたり最大で5千円の割引と、さらにクーポン券最大3千円分がついてくる、というプランなのだそうです。たとえば、ひとり1泊1万2千円のホテルに泊まったら、宿泊料金が5千円割引かれると共に3千円のクーポンがもらえる。つまり、普通なら1万2千円かかるところがクーポンを含めて8千円分が返ってくるというのだから、これはずいぶんお得な話である。大阪の経済活性化のために打ち出されたプランなんでしょうね。

「じゃ、どこのホテルに泊まるか、モミィと相談しながら探してみるね」
ということになり、数日後、ホテルも決まったということでした。

そこで一昨日(12月1日)、その予約を取るため、2人でアベノにあるJTBへ出かけました。他府県に旅行するのはまだちょっと早いかなと思うけれど、大阪のホテルに泊まるのならいいだろう、という思いでした。

JTBではもっぱら妻が係の人と予約に関するやり取りをし、僕は横で座っているだけでしたが、ちょっと残念なことがありました。

僕たちの宿泊予定日はお正月でしたが、JTBの係の人が、
「このキャンペーンは12月31日までなんですよ」
ということだったのです。妻はそのことを知らなかったようです。
「でも、おひとり5千円の割引はありませんが、3千円のクーポンのほうは1月末まで付きますので」との説明を受け、僕たちは、どちらにしても行く日と泊まるホテルは決めていたので、そのまま予約をお願いしました。

予約する際、ワクチン接種をしたという証明も3人分提示しました。今はどこへ行くのも、身分証明書のほかに、この接種の証明書が必要なんですね。

まぁ、そんなことで、
外泊するのも実に久しぶりなので、いい気分転換になりそうで、今から楽しみにしているのですが

今度は「オミクロン株」というのが世界で拡大の兆しを見せ、それが昨日・今日と大きく報道され始めています。せっかくコロナも収まりかけたと喜んでいたのに、また「緊急事態」に逆戻りしないだろうな、と不安です。

今日はまた、早朝に関東地方で地震が発生し、数時間後にはこちらでも地震が起きて、不安ですね。
不安なことばっかり。
やれやれ
思わずためいきが出ますわ。

では皆さま、安らかな週末をお過ごしください。

 

 

 

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