僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

世の中バカなのよ ???

2023年05月31日 | ズレズレ草

テレビの歌番組を聴きながら用事をしていたら、僕の好きな水森かおりが出てきたので手を休めてテレビを見た。「鳥取砂丘」とか「五能線」を歌ってくれるのかと思ったら、自分の持ち歌ではなく、昔、日吉ミミが歌ったという
「世迷い言」
という歌を歌ったのだけど、僕の記憶にはない歌だった。
でも作詞が阿久悠で作曲が中島みゆきというので聴いていたらこんな歌詞が

♪  真夜中 世の中 世迷い言
 上から読んでも下から読んでも
 世の中 バカなのよ~

つまり、「ヨノナカバカナノヨ」という回文ですね。
いわゆる「たけやぶやけた」みたいな。
へぇ~ こんな回文の入った歌があったんや、と水森かおりを眺めながら思ったんですけど

僕は回文が好きで、これを聞いた時、村上春樹さんの著書で
「またたび浴びたタマ」という本を思い出した。
この本のタイトル自体がすでに回文ですよね。

ここにはいろんな回文が載っていたのですが、中でも「これは面白い!」と膝を打った回文があり、どうしても忘れられないので今日のブログのネタにします。

「世の中ね 顔かお金か なのよ」
という文章ですわ。上から読んでも下から読んでも、
「よのなかね かおかおかねか なのよ」ですよね~

あまり品の良い文章ではありませんけど、まぁ、言葉の遊びですから笑って済ませましょう。

それにしても、この文も、「世迷い言」の歌詞も
世の中というのは「バカ」だったり、「顔かお金か」だったり。
あまりいいように表現されていませんね。

でも案外、当たっているのかも。
知らんけど(笑)。

 

さて、
5月も今日で終わりですね。
今年は台風の影響とかで早くも梅雨入り宣言があり、ちょっとうっとうしいですね。天候がパッとしないと気持ちも滅入りがち。
つい「世の中バカなのよ」とボヤいてしまいたい?

 

 

 

 

 

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「四国八十八カ所展」を見に行きました。

2023年05月28日 | 日常のいろいろなこと

昨年の6月。
友人の doiron(ドイロン)君が、本町にある大阪市最古の喫茶店で、

「絵手紙がつぶやく展」
というのを開いていたので妻と見に行った話をこのブログに書きました。

「絵手紙がつぶやく展」を見に行きました 去年6月3日

そしてそれから約1年。
同じ場所で、今度は「四国八十八カ所展」という展覧会を行うというハガキをもらったので、先日、またその場所へ妻と行きました。

四国八十八カ所の弘法大師さんの霊場を巡るお遍路さんのことは、知らない人はいないと思いますが、実際に巡ってみるというのは大変ですよね。僕も自転車で四国を一周したことはありますが、お遍路さんは未体験。

ドイロン君はお遍路さんの経験者で、八十八カ所をお得意の「はがき絵」で書き溜めたものを、今回「四国八十八カ所展」として展示されたということです(最近も展示会の準備を兼ねて車で行かれたそうです)。

1年前の展示会の時は、ドイロン君がお店に来る前に僕たちが行き、お店を出た後にドイロン君が来る、という入れ違いになってしまったので会えなかった。でも今回は、お店に入ったら、ドイロン君の姿が見えました!

ちょうど一組のお客さんが来られていて、ドイロン君はその方の応対をしていたのですが、僕は「あっ、よかったぁ~」と思わず口に出してしまいました。

そしてドイロン君がその方たちをお見送りしたあと、僕らのテーブルにやってきて、久しぶりにいろんな話に花が咲き、昔のお笑いエピソードなんかも次々話題に出て、大笑いしながら楽しいひと時を過ごしました。ホント、前に会ったのがいつか思い出せないぐらいほど、めちゃ久しぶりでした。

で、その壁に展示された「四国八十八カ所展」の写真を撮らせてもらったのですが、ちょっとこの画面では見にくいのですが、雰囲気だけでも感じ取っていただいたらいいかな~と思います。


 
 香川県の札所一覧。


   
 こちらは愛媛県。
 実は僕らが行く前日までは徳島県と高知県が展示されており、
 この日は後半の初日で、香川県と愛媛県の札所となりました。
 


前回ブログにも書きましたが、ドイロン君はこの「はがき絵」だけでなく、他にも数多くの趣味を持ち、さらに地域の自治会はじめいろんな分野で活動し、圧倒的な行動力で日々充実した生活を送っている人です。

この「四国八十八カ所はがき絵展」は6月4日まで開かれています。
場所は前述のように本町にある大阪市最古の喫茶店で、
「百年珈琲・平岡珈琲店」というところです。

もう、あまり日がありませんが、お近くへお越しの際は、ぜひどうぞ。
(火曜は定休日だそうです)

【平岡珈琲店】本町駅から徒歩3分|大正十年創業の老舗珈琲店 (cafe-hiraoka.jp)

 

 

 

 

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向精神薬を大量に服用したら

2023年05月22日 | 心と体と健康と

前回に続き、歌舞伎俳優・市川猿之助さんが救急搬送され、ご両親が亡くなったことについてですが、ご両親の死因は薬物の服用で、猿之助さんも同じく何らかの薬物を服用していた疑いがある、と報じられています。

その薬物というのは、「向精神薬」とのことで、いわゆる精神安定剤とか睡眠剤という種類の薬のようです。これらを大量に服用したら死ぬんですね。
怖いですわ。まぁ「大量」と言ってもどれほどの量かわかりませんけど。

実は僕も15年以上前からデパスという抗精神薬を服用しています。ある夜、急に耳鳴りに襲われて、それ以来、24時間、左耳がキーンと鳴り続け、当面眠ることもできないほどの症状に見舞われ、病院へ行ったのですが、
「耳鳴りの治療法はありません」と言われガッカリ。
少しでも気分が和らぐようにとデパスを処方され、それ以来、今も毎日1~2錠服用している状態です。(トロリと甘く、水がなくても飲める薬ですけどね)。

さて、猿之助さんとご両親がどんな薬を服用されたかは知りませんが、デパス同様の向精神薬であることは間違いないということです。

しかし、一体何錠ぐらい飲んだら死に至るのだろう?
テレビではたとえ一度に100錠飲んだとしても、命を落とすとは考えにくい、と言う専門家もいましたが、高齢者や基礎疾患を持つ人と、若くて健康な人とは違うので一概に断定はできない、という声も出ていました。

それにしても、それだけ多くの向精神薬をどこから集めてきたのだろうか、というのも大きな謎です。市販はされていませんしね。

僕は3ヵ月に一度、徳〇会病院松原へ通っていますが、そこで不整脈の薬、血圧を下げる薬、血液をサラサラにする薬と併せて、デパスを処方してもらっています。

デパスは法的に無制限には出してもらえないので、僕の場合、毎回120錠となっています。診察は3ヵ月に一度だから約90日。その90日間で120錠を服用するわけですから、前述のように1日に1~2錠です。

でも、そのデパスをもらった時点では120錠あるのですから、それを一度に飲んだらホント、どうなるの? と思ってしまう。猿之助さんの両親のように死亡するのか、もっと飲まなければ死なないのか? 

いずれにしても、一家3人がそれだけの量の薬を飲んだのに、家の中には薬の容器もなかったし、錠剤が入っていたシートも大量に残っているはずなのに見つかっていない、というからこれも不思議です。

第三者がいたのかも知れないけど、その形跡も無し。
不思議なことだらけの出来事です。

それにしても、たとえば僕がもらっている90日分のデパス120錠を一度に飲むなんてこと、普通の人はできるのだろうか?
喉が詰まって吐き出してしまいそうですけど。
僕はデパスを一回に1錠以上飲んだことはありませんが、これは想像ですけど、もしまとめて10錠くらい口に入れたら気が遠くなるんじゃないか、なんて思います。
それが「死ぬほど」の量を飲むんですからね~ 

真相はこれからも究明されていくと思いますが、
果たしてどうなりますことやら。


  

 ベッドの枕元にもデパスを置いています。
 睡眠導入剤の役割も果たしてくれるので、
 夜中に目覚めて眠れない時も服用しています。

 

 

 

 

 

 

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市川猿之助の事件は謎だらけ

2023年05月19日 | ニュース・時事

なんとなく、しんどい毎日です。 
ブログの更新も何となく億劫になっちゃって。

身体が悪いのか、心が重いのか、それもわかりまへ~ん。
といっても、医者へ行くほどでもないと思っているし

と、まぁ、そんな毎日ですけど、
そんなとき、昨日(18日)の朝日新聞の朝刊を見たら、
「女性セブン」の広告でこんなことが書いてありました。



 

「歌舞伎激震の性被害 猿之助濃厚セクハラ」
と、あります。

これで思い出したのが、香川照之のセクハラで、彼はそれ以来テレビから姿を消しています。今回の市川猿之助は香川照之の従弟(いとこ)です。

で、猿之助がまたそんなことをして、香川照之のようにテレビ界から姿を消してしまうのでは、とその週刊誌欄を見て思っていたら、
驚いたことに

その日の朝のニュースやワイドショーで、
「猿之助さんの両親が死亡、猿之助さん自身も意識不明で病院へ搬送」
と出たのでビックリ。
猿之助さんのご両親が死亡していたのです。
猿之助さんは病院に搬送されたが、命に別条はないとのことでした。

でもねぇ。
不思議な事件ですけど、
これって、誰が見ても、その日に発売された「女性セブン」の記事と関係あるんじゃ?、と思ってしまいますが、テレビではなぜか、ほとんどそのことには触れないままでした。

市川猿之助さんの、これまでの活躍ぶりの映像を繰り返し、まるで猿之助さんが亡くなったのかのような放送ぶり。ご両親が亡くなっているのに、それには触れず、「女性セブン」の記事のこともほとんど報じない。とにかく猿之助さんのこれまでの功績を繰り返し放送するだけでした。

ご両親の司法解剖も行われているということで、近いうちに真実が明かされると思いますが。もし、週刊誌に報じられたことが原因で起きた事件なら「まさかなぁ、そこまで」と思うんですが、では、なぜその週刊誌の発売日にこんなことが起きたのかというのも、不思議ですね。

関係ないとは思えないんですけどね。
きっと、多くの人がそう思っているはずです。

また、猿之助さんがご両親を殺したとか(???)

そして、さらに不思議なことは、
猿之助さんは遺書らしきものも書いていたとのこと。
その内容は、
「遺産は親族ではなく別の人に譲る」という内容だそうです。

いよいよ、わけがわかりません。

まぁ、明日ぐらいには真相の一端は明かされるのかもしれませんけど。

 

 

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ロバート・デ・ニーロ はすごい~

2023年05月10日 | 映画の話やTVの話など

今朝のテレビワイドショーで、
「79歳になるロバート・デ・ニーロさんが
と言ったので、見ていた僕は、ハッとして画面にくぎ付けになった。
あのアメリカの、僕の大好きな俳優が、もしかして、死んだ??

「ゴッドファーザー・2」で、ドン・コルレオーネの若い頃を演じたあの映画から、僕はずっと彼のファンだった。
その後、「タクシードライバー」とか「ケープ・フィアー」とか「アンタッチャブル」とかで、怖い役を演じていたのも印象深い。

その「ロバート・デ・ニーロ」がというので、てっきり死んだのかと。

と、思ってテレビに眼を凝らしたら、
「7人目のお子さんが誕生したということです」という話だった。

あぁ~あ。
ビックリさせんといて。

しかし、なに? お子さんができた?
じぇじぇじぇじぇじぇ~!

つまり、ロバート・デ・ニーロに子供さんができたというニュースでした。
それも79歳ですよ。すご~いですね。

見ていたテレビは羽鳥慎一さんの「モーニングショー」だったのですが、コメンテーターの玉川徹さんが、
「え? それって、養子ということじゃないの?」
と怪訝な表情で言ったら、羽鳥さんが、
「いや、養子ではニュースになりませんよね」。
つまり、正真正銘、79歳のロバート・デ・ニーロさんに7人目の子供さんが生まれたということなのでした(奥さんは3人目だそうですが)。

いや、すごいですね~

ロバート・デ・ニーロの映画の中で一番好きなのを上げろと言われたら、そうですね~、やっぱり「恋におちて」でしょうか。相手役はメリル・ストリーブ。
お互いに家庭を持つ男女が恋に落ちるという、まぁ「不倫もの」ですけど、とても素敵な映画でした。何度見ても感動します。

   


で、先日、新聞のテレビ番組欄のBSプレミアムで「恋におちて」とあったので、また見ようと思って録画をして、昨日、それを見たのです。

しかし、ワクワクしながら見始めたのに
それは僕が思っていたその映画ではなく、確かにロバート・デ・ニーロが主演でしたが、全然別の刑事ドラマでした。
で、不思議に思って新聞のテレビ欄をよ~く見たら、
「恋におちて」ではなく、
「恋におちたら」でした。

なんとまぁ、紛らわしい邦題をつけるんでしょうねぇ。
ストーリーも、ドジばかり踏んでいる刑事が最後に手柄を立てるというような安直なもので、見終えてガッカリしました。

   

とまぁ、ごく最近、ロバート・デ・ニーロにそんな思いを抱いていた矢先、きょうの「7人目の子供さんができました」というニュースを見たので、ついつい今日はその話題を取り上げることになりました。

それにしても、
79歳で子供をつくる。

さすが~、ロバート・デ・ニーロ!

 

 

 

 

 

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ゴールデンウィークと 昭和100年

2023年05月04日 | 雑記

今やゴールデンウィーク真っ最中、というところですが、昨日の、
「羽鳥慎一モーニングショー」
を見ていたら、観光客で大混雑していた羽田空港の第二ターミナルの様子がテレビで映し出されていました。
この羽田空港の第二ターミナルと言えば、
先日、イギリスから帰国するモミィを迎えに伊丹空港から羽田の第二ターミナルに着き、そこから国際線の第三ターミナルへ移動してモミィを迎え、また第二ターミナルに戻って、そこから大阪の伊丹空港へ帰って来たということをブログに書きました。それを思い出します。

あの時の第二ターミナルは全然混雑していなかったのに
昨日のテレビで出発ロビーを見たらものすごい人の数でした。自動チェックイン機の前にもズラ~っと大勢の人の列。また、今はスマホに登録するだけで飛行機に乗れるそうですが、テレビを見ていると、年配の人が懸命にスマホを操作しながら「え~っと、どうするんだっけ?」とチェックインが出来ず困っている人の姿も映っていました。
僕は紙のチケットでないと飛行機にはよう乗りませんわ。
(しかしまぁ、今は何でもスマホなんですよねぇ)。

テレビでは他にも高速道路の渋滞状況などを伝えていましたが、どこの観光地も人・人・人で、さすがにゴールデンウィークってのはすごいんですねぇ。

ここでちょっと余談ですが、
「ゴールデンウィーク」という言葉は、映画が全盛期だったむかし、大映という映画会社が5月の連休に大勢のお客さんに来てもらおうと、「ゴールデンウィーク」という言葉を宣伝用語として使ったのが最初だそうです。それで、これが一民間企業の宣伝用語だということで、公共放送であるNHKはこの言葉は決して使わず、半世紀以上経った今でも使っていません。気をつけて聞いていたらわかりますが、NHKでは決して「ゴールデンウィーク」とは言わず、「大型連休」と言っていますもんね。

それに関係した話で、
山口百恵が「プレイバックパート2」という大ヒット曲を紅白歌合戦で歌ったのですが、その出だしですが、
♪  緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ~」というのを、
民間の名称を出させないように、というNHKの意向で、
♪  真っ赤な車~」に言い換えて歌ったといわれています。
(僕自身は、はっきりした記憶はありませんけど)。

さて今年のゴールデンウィークは、9連休の会社も沢山あるそうですね。

僕は地方公務員だったので、正式な祝日しか休めなかったんですけど、連休の間に挟まれた平日も休みにしてしまう会社が、だんだん増えてきているのでしょうかねぇ。

ところで、きょう4日は何の祝日? 
昨日の3日は憲法記念日で明日5日はこどもの日。
それはわかる。で、今日は?
カレンダーを見たら、「みどりの日」とあります。あ、そうだったね~
でも、以前、たしか4月29日が「みどりの日」だった。
昭和の時代は「天皇誕生日」だったのが、昭和天皇が崩御されて「みどりの日」に変わったんですよね。その「みどりの日」が今の5月4日に変更され、4月29日は「昭和の日」になった。いつからか? と、調べてみると、2007年からそうなったようです。どうもややこしいことですわ。

さて、「昭和の日」にちなんで、話はコロコロ変わりますが、
今年は昭和でいえば98年です。それを覚えていれば、昭和〇〇年生まれ、と言われたら、98から引けばいいのですから年齢がわかりやすい。昭和30年生まれなら68歳、40年生まれなら58歳(誕生日後の年齢ですけど)。
僕はずっとそんな計算をしていました。

そして、あと2年すれば昭和100年になるんですよね。

昭和100年!

僕が高校生の頃、お正月明けの学校の新学期の朝礼の場で、
朝礼台に立った校長先生が、
「諸君、今年は明治100年となる記念すべき年であります!」
と力をこめて言われたことを思い出します。

それから幾星霜。
なんと、まもなく昭和100年ですわ。

何かもう、今は夢の中にいるような気分です(笑)。

 

 

 

 

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鯉のぼりと 鯨のぼり??

2023年05月02日 | 思い出すこと

僕が高校生の頃(大昔ですけど)、「文通」というのが流行していました。
会ったこともない人と手紙のやりとりをするわけですが、若い者向けの雑誌にも、「文通コーナー」というのがあって、そこに登録すると住所・氏名・年齢等が雑誌に掲載されて、それを見た人がその中の誰かに手紙を出し、「文通」が始まるというような形でした。

で、僕の場合は、高校生だった僕に、近所の薬屋さんのお姉ちゃんが、
「うちの親戚の女の子と文通せえへん?」と言ってきたのでOKしました。
その親戚の子というのは、徳島県の穴吹というところに住んでいました。
住所と氏名を聞いて僕は手紙を出しました。
「三宅知子」という人でした(よ~く覚えているでしょ、へへっ)。

1年間ぐらい、手紙のやりとりをしたのですが、結局会うことはなかったです。
ところで

その手紙で、僕は恥ずかしい間違いをしてしまった。
今日はその話なのですが、その間違いは何かというと

季節がちょうど今頃で、あちらこちらに鯉のぼりが見えていました。それを僕は手紙に書いたのですが、えらい間違いをしてしまいました。
「鯉のぼり」を間違って「鯨(くじら)のぼり」と書いたのです(笑)。
漢字の「鯉」と書くところを「鯨」と書いてしまったんですよね。
今はパソコンだから「こいのぼり」と打てば「鯉のぼり」と出ますが、当時は全部筆記だったのでね。漢字の書き間違いもありますよね~

「そろそろ鯨のぼりの季節になりましたが、お元気ですか?」
と書いたのだと思います。
すると相手の人が、
「『鯨のぼり』って面白いですねぇ」
と書いてきたのです。

それを見て「しまった。えらい間違いをした!」
僕は、穴があったら入りたいくらい恥ずかしい思いをしました。
「すみませ~ん。『鯨』ではなく『鯉』でしたね~」
というような返信をしたと思います。

そしてそんな記憶の底に消えかかっていた大昔のエピソードを、つい最近思い出したのです。
それは、NHKの「列島ニュース」という番組を見た時でした。
九州・宮崎市の佐土原町という町で、
「くじらのぼり」が掲げられているというニュースでした。
それを聞いて僕は「くじらのぼりだって?」とビックリ仰天。高校生の頃の文通相手の人に「鯨のぼり」と手紙に書いたあのことが、電光の如くよみがえってきたのです。

ニュースによると、宮崎市・佐土原町の「くじらのぼり」は、同町の商工会青年部が毎年「こどもの日」に向けて掲げているもので、鯨のようにたくましく育ってほしいという願いが込められており、この地方の名物になっているとのことでした。

文通の話は50年以上昔のことですが、まさかこの年になって「鯨のぼり」という存在を知り、実に感慨深いものがありました。

まぁ、そんなことでしたけど。
しかし「文通」と言うのも、今は死語となりましたね。

SNSのような形で、ネットで見知らぬ同士がつながるというのが今の時代ですけれど、かつてはこういう「文通」というのがあったんですよね。現代社会ではSNSがきっかけとなった犯罪が多発していますが、当時は「文通」で犯罪が起きたなんてこと聞いたことがありません。

やっぱり昔は、それなりの風情があって、良かったですねぇ(笑)。


 

 宮崎市・佐土原町の「くじらのぼり」の写真です。
 「鯉のぼり」ではなく、「鯨のぼり」ですよ(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

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