僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

ワクチン接種の流れはこんなふう

2021年06月30日 | 心と体と健康と

コロナのワクチン接種については、人を怖がらせるようないろんな情報がテレビなどで流されていますね。

ある人は接種を受けた直後に倒れたとか。
接種が原因で心筋炎(心臓の筋肉に炎症が発生し心不全の原因になる)になったとか、心筋症(全身へ血液を送るポンプ機能が低下)になったとか。
そんな怖い話がいっぱい出ています。特に僕は心房細動と心臓弁膜症という疾患を持っているので、そういうのがとても気になります。

まぁ、そういうきつい副反応が出るのは確率的にはごくごく低くて、まずは大丈夫ということなのですが、それでも僕は怖がり屋で注射も大嫌いなので、一回目のワクチン接種の日が近づいてくると、「あぁ、接種なんてしたくないなぁ」と思ったりしながら、不安が募るばかりでした。

接種の当日はそんな緊張感を少しでも和らげようと、安定剤のデパスを飲んで家を出ました。
僕は怖がりのうえ、気が弱いのです。(ホンマか?)

さて、場所は市立体育館。
いわゆる集団接種、というやつです。
ネットで予約したのが4月の27日で、やっと2ヵ月経ちました。

予約時間は午後3時だったのですが、30分ほど早く行きました。会場には思ったほど人はいなくて係員の人のほうが多く、僕が自転車置き場から入口に入ろうとしたら、「何時のご予約ですか?」と尋ねられ、「3時なんでちょっと早かったですかねぇ?」と言うと、「ど~ぞ」と中に案内されました。時間まで待たされると思ったのですが、そんなことはなく、スムースに流れて行きました。

最初の受付窓口の人に、事前に送られていた接種券などの書類と身分証明書を提示したら、それらに何かの書類を加えてファイルに入れ「どうぞ、ではあちらへ」と、次の場所を示されました。そこへ行って、また何かを受取り、次は2階へ上がり、そこの係員さんが「〇〇番へどうぞ」と言われたブースに入りました。

中に男性の医師が一人いて、僕が事前に書いてきた書類に目を通しながら、
「え~っと、不整脈で血液サラサラの薬を飲んでおられるのですね?」
と言われたので「はい」と答えたら、
「接種が終わったら、5分ほどその部分を押さえておいてください」
と言われた。つまり、注射の後に血が出やすいから絆創膏の上から押さえておけということで、これはもう、僕も言われなくてもわかっていることでした。
さらに医師は「今夜はお風呂に入ってもいいですよ」と言ったので、僕は「じゃぁビールは飲んでいいですか?」と聞いた。
というのはウソです。えへへ。

テレビで、接種が終わった当日の飲酒は「過度でなければ問題ない」と言っていたので、飲んでもいいのは知ってました。この日も、もちろん飲みますよん。

で、そのあと、また1階に降りていよいよ接種会場へ。

ガランとしたその接種会場へ行くと、係の人が「どうぞ、〇〇番へ」と言われ、そのブースへ入って行くと、医師と看護師さんがおられた。医師は女医さんだった。Tシャツをまくり上げて、左腕の肩に近い部分に「チクッとしますよ」と、注射針をブスリ。
怖いんですよね~この瞬間が。
「いてててて!」とはもちろん言っていませんが、
でも、終わってやれやれでした。

接種を終えてまた別の人の案内で廊下を歩き、広い部屋に案内されました。そこには何十人の人たちが椅子に座っていました。これだけ多くの人を見るのはきょう初めて。

接種後、15分以上ここに座って様子をみる、ということで、接種を終えた人たちがいたのです。シーンとして、話し声はほとんど聞こえない。

接種をした左腕は痛かったけれど、ほかにはどこも異常はなく、20分ぐらい経ったのを確かめて、その部屋を出た。出口にまた職員の人たちがいて、僕が持っていたファイルをそこへ提示したら、その書類に、1回目の接種が終わったシールを貼ったりしてくれて、「お疲れさまでした」とねぎらわれ、僕も「お世話になりました」とお礼を言い、それでこの日の予定は終了しました。

前回のブログで、その翌日に左腕が痛んだことを書きましたが、あれから2日。今はもう、ほとんど痛みはなくなりました。左手をサッと真上に上げても大丈夫。左手でアタマも掻けるし、両手を上げて洗濯物を物干しざおに干すこともできます(笑)。

やれやれ、と一安心です。

二回目の接種は3週間後、7月中旬です。

変異株が次々と出てきているようなので、二度のワクチン接種を終えたら感染の恐れは全くないのかというのはわかりませんけど、とりあえず一回目を終えて一応ホッとしているところです。

でも、二回目の接種を終えたとしても、感染対策はこれまでと変わらず続けなければね。

東京ではまた感染者数が増えつつありますし、五輪も迫ってきているし、まだまだ絶対に気を抜いてはいけない、と自分自身に強く言い聞かせています。


さて、今日は6月30日。明日から7月です。早いですね~
コロナ・コロナと言っている間に、1年のちょうど半分が過ぎました。
明日からの「後半戦」で、ぜひコロナが収束してくれることを祈ります。

 

 

 

 

 

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新型コロナワクチン接種 1回目を受けました

2021年06月28日 | 心と体と健康と

昨日(27日)新型コロナウィルスの第1回目のワクチン接種を受けました。

4月27日にインターネットで市の集団接種の予約が取れ、1回目が6月27日で2回目がその3週間後、ということで、あれから2ヵ月が経ちました。昨日やっと1回目を無事に受けられてよかったです。
ただ、ちょっとモンダイがありまして

接種を受けた昨日は何ともなかったのですが、今日は朝から注射された左腕が痛みます。腕を上げると痛い。動かしても痛い。注射された部分に軽く触れても痛い。何か用事をしていて、つい左腕を使うと痛むので、全部右手でしなければなりません。

頭がかゆくなって左手で掻こうと腕を上げたら「うっ、痛い!」となるので、右手でボリボリ掻かなければならない。Tシャツを着る時や脱ぐときも、両手を上げたり動かしたりして袖に腕を入れたり出したりするので、そんな時にも、左手が「痛っ」となる。

要するにとにかく左腕を動かすと、痛いのです。歩いていても、両手を前後に振ると、左腕だけが(この場合は少しだけですが)痛む。だから、歩きながら右手は振るけれど、左手だけは動かさない。ヘンな歩き方です(笑)。

それと、今日の午前に妻と買い物に駅前まで歩いたのですが、なぜか足がだるかったので、イオンに着いて、少しフードコートの椅子に座って休憩しました。

昨日、接種を終えた後に職員の方からもらったチラシには、「接種後、数日以内に現れる可能性のある症状について」という項目があって、そこに、「50%以上の人が接種部位の痛み、疲労、頭痛、10%~50%の人が筋肉痛、関節痛、発熱、接種部位の腫れ」などと書かれていました。

足がだるかったのは、ここにある「筋肉痛」だったのかも知れないな、と思っていますが、まぁそれほど強い症状ではありませんでしたけど。

僕より2日前に接種を受けた妻は、翌日だけ左腕が痛かったと言っていましたが痛みの度合いは僕ほどではなく、さらにその次の日、つまり接種から2日後は痛みも消えて全く普通に戻ったと言っています。僕も接種から2日後の明日は、この症状が消えてくれることを祈っています。左手を上に高く上げられないのだから、洗濯物もなかなか干せませんしね~

接種についてはもう少し詳しく書きたいのですが、あまり根を詰めてパタパタとパソコンを打ち続けて調子が悪くなっては困るので、今日はこの辺で(僕は心配性なんですよね)。

調子が戻ったら、またこの続きをアップしますね。

 

 

 

 

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「夫婦の有効期限」 ???

2021年06月25日 | 読書

大阪府では今週の月曜日(21日)に緊急事態宣言が解除され、「まん延防止等重点措置」に移行しましたが、それに伴い、休館中だった図書館が開いたのが僕にとっては一番嬉しいことでした。

で、さっそく羽曳野市の中央図書館へ行ってみました。

そこは開館はされたものの、いくつかの制限があり、ひとつは「館内の滞在は30分以内でお願いします」との張り紙がありました。それと、本棚のそれぞれの列の端にボックスが置いてあって、一度本を手に取った場合はそのまま本棚には戻さず、消毒をするのでそのボックスに入れてください、ということでした。

本を手に取ってパラパラと目を通す度にボックスに入れるのも職員さんに手間をかけるので、今日は本のタイトルだけを見て借りようと、背表紙を目で追いながら館内をウロウロしました。

すると面白いタイトルの本がありました。それは、「夫婦の有効期限」という題名の小説で、作者は「そそぐまこと」という女性作家でした。夫婦の有効期限とはねぇ。どんな小説やろ? と食指が動きました。

その一冊を持って、また次の借りたい本を探し始めると、僕の好きな瀬戸内寂聴さんの著書で「はい、さようなら」という本が目に飛び込んできました。これはまだ読んでいないはずだし、その面白いタイトルにも惹かれたので、2冊目はこれに決定。

今回は3冊程度借りるつもりだったので、あと1冊を探していると、村上春樹さんの本が並ぶところへ来て、「サラダ好きのライオン」というのが目につきました。これは「村上ラヂオ」という軽妙なエッセーシリーズの第3弾で、たぶんこのシリーズは読んだことがあるけれど、この第3弾を読んだかどうかはわからない。まぁ過去に読んでいても村上さんなら何度読んでも面白いので、きょうの3冊目はこれに決め、そろそろ30分になりそうなのでカウンタへ行きました。

図書館であれこれ本を眺めながら、面白そうな本を手に取り、パラパラと内容を見て借りるかどうかを決める、という行為を繰り返すのが楽しみだったけど、コロナ禍のもとではそれも我慢しなければね。

まぁ、開館してくれただけでもありがたいことです。


  
  
これが、借りた3冊です。

最初に読んだのが「夫婦の有効期限」でした。小説の出だしは、ある日、主人公の女性のところへ電話がかかって来る。相手は知らない女で、なんとまぁ「わたし、あなたのご主人とお付き合いしてるんです」と言う。そんなところから始まります。最後のほうで、主人公は探偵社に依頼して夫の浮気の事実をつかみ、相手の女の名前も居場所も判明して、ひそかにその女に「復讐」をする計画を立てるというようなストーリー。150ページほどの読みやすい長さで、2時間ぐらいで一気に読み終えました。

そして今読んでいるのが瀬戸内寂聴さんの「はい、さようなら」。これは僧侶でもある瀬戸内さんが各地で行った法話を集めたもので一昨年に刊行されました。この本の「まえがき」で、「いまはもう何を書いても、何を話しても、全部が遺言です」と書かれていますが、それでタイトルが「はい、さようなら」なんでしょうか。これも面白いタイトルです。本の内容は「生きる智恵」が満載で、とても共感するところが多いです。

寂聴さんと言えば、今年で満99歳。朝日新聞に月に一度「寂聴・残された日々」というエッセーが掲載されていますが、5月の掲載文では、
「さて、いつ死ねることやら、ああ!」
という文で終わっていました。
(何と感想を言えばいいのか

ということで、
「夫婦の有効期限」と「はい、さようなら」は、どちらも面白くかつ気になるタイトルでした。やはり、タイトルは大事ですね~

今日のこのブログには、何というタイトルをつけようかと、今、迷っているところです(笑)。

 

 

 

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「ドラゴン桜」 にハマるモミィ

2021年06月22日 | 日常のいろいろなこと

     

偏差値の低い高校生たちが東大合格をめざすドラマ「ドラゴン桜」は日曜の夜9時放送中ですが、モミィが通う高校のクラスのほぼ全員が見ているという。それも担任の先生が「ぜひ見るように」と言ったというのだから、そりゃ生徒たちも見ますよね。とは言っても、モミィは先生が勧めたからとか、みんなが見ているから、という理由だけでなく、本当にこのドラマにハマっている様子です。

学校から帰ってくる時間も遅いし、それからさらに塾へ行ったりするので、モミィがテレビを見るということはほとんどありませんが、「ドラゴン桜」の録画だけは必ず見ています。その横で僕たちも見ているのですが、大人が見るドラマとしても面白いですね。東大をめざす生徒たちを指導する「桜木先生」の阿部寛がとても豪快でカッコいい。

で、モミィはドラマを見ながら、ぺちゃくちゃとしゃべる。高校生になってまだ数ヵ月だけど、すでに大学進学に強い関心を持っているので、このドラマの中のいろんなシーンやセリフにその都度反応してよくしゃべるのです。見ているこちらは、ドラマと同時進行でモミィのおしゃべりが耳に入ってくるわけ。

たとえば、あるとき、桜木先生が教壇で、
「いいか、お前たち。英語のリスニングの時はメモを取るんじゃねぇぞ」
と言う場面があった。そのセリフを聴いたモミィが、
「そう! ほんまやで。わたしもリスニングでメモを取ったら英語がちゃんと聴き取られへんかったことがあったもん」
とまぁ、そんな調子でドラマを見ています。

確かにドラマの中で桜木先生の熱いセリフは心に響きます。「なるほどなぁ」と思うセリフが次々と桜木先生の口から出る。でも、いちいちそれらのセリフを覚えてはいられない。ビデオを止めてそのセリフをメモしたいぐらいだけど、そんなこともしていられないしね~

そこで、インターネットで「『ドラゴン桜』の名言集」というのを検索してみたら、出るわ出るわ、山ほど出てきました。

そのセリフをひとつひとつ読んでいくと、そのときのドラマの場面が浮かんできます。いくつかを紹介すると

「勉強ってのはなぁ、この国で許された唯一の平等なんだ。今お前らは運がいい。今お前らにはこの俺がいる。どんなにバカで間抜けな奴でも、やる気さえあれば東大に合格させてやる。いいか、搾取されるだけの人間になりたくなければ、不満ばかり言う人生を送りたくなければ、お前ら勉強しろ!バカとブスこそ東大に行け!」
これはこのドラマの中でもよく知られたセリフです。

「勝負に勝つにはまず弱点を知ること。それも、己の弱点を知ることだ。つまり、苦手な分野を徹底的に反復して克服する。それが合格への一番の近道だ」
モミィは国語と英語は得意ですが、理科と数学が苦手です。このシーンも熱心に見ていましたが、理科と数学を「徹底的に反復して克服」は、まだ全然できていないようですわ(笑)。

その数学の苦手な生徒たちに、桜木先生はこう言う。
「お前らが戻るのは小学校2年生だ。お前らが数学を苦手に感じてるのは、計算力が決定的に不足しているからだ。そしてその分かれ目が小学校2年生だ」
モミィよ、小学2年生の算数からもう一度やり直すかい?

「成績アップに必要なのは、苦労じゃない。楽しい努力だ」
そういうことやでモミィ。努力を楽しみや(難しいかな?)。

最後に、
「いいか、勉強ってのはな、飛行機と同じなんだ。飛行機は飛ぶために滑走路を走らなきゃならないだろ。走って走って浮力が溜まりフワッと浮き上がるとあっという間に上昇していく。お前らもいつかその力が溜まり、必ず上昇する時が来る。勝負はこっからだ」
モミィよ。この言葉をいつも頭の中に入れておこうね。


まぁ、モミィも高校生になってより一層、勉強に意欲を燃やしているようですけど、このドラマでそれがさらに上がってくれたらいいな~と思っています。

「ドラゴン桜」も、来週の日曜日、いよいよ最終回ですね。

ドラマは終わっても、モミィの大学入試へのチャレンジはこれからです。
めざすのはもちろん東大じゃありませんけどね
(当たり前でしょ)。

 

 

 

 

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カラオケパブやネットカフェでの20代女性の受難

2021年06月19日 | ニュース・時事

先日14日、大阪市の天満(てんま)で、カラオケパブの経営者である25歳の女性が店の中で遺体で発見されたという衝撃的なニュースが流れました。つまり、殺人事件ですよね。

で、その犯人として、連日そのパブに通っていた56歳の男が逮捕されました。彼女を目当てに、毎日毎日店を訪れ、しつこく言い寄っていたそうです。彼女のほうはメチャ嫌がっていたと周囲の人たちは言っています。男はそれが気に入らなかったのか、店に侵入して彼女を刃物で何十カ所も刺して殺したという残虐な事件でした。そんな動機で人を殺すのか、という本当に怖い話です。

そして今度は埼玉県・大宮のインターネットカフェで、男が20代の女性従業員を人質にして立てこもったという事件が報じられました。立てこもったのは「ネットカフェの個室」ということです。「ネットカフェ」なんて、僕は行ったこともないので、どういうところか知りません。ニュースでは、個室は1人がちょうどの大きさで、2人では窮屈だろう、という程度のスペースとのこと。そんな狭苦しいところに、男は女性を人質にとって立てこもったということです。

その立てこもりは、昨晩男が逮捕されるまで、33時間余りも続いたというのだから驚きです。33時間余りとは。なんという長時間。
密閉された狭い個室だというから、トイレもないだろうしね。警察は途中で、軽食と飲み物を差し入れしたというけれど、どこのスペースからそんな食べ物や飲み物を中へ入れたんだろう? と、これまた不思議です。

でも、まぁとにかく30時間以上眠っていないと、身体も疲れますよね。で、男が眠り始めたことを察知した警察が、ドアの鍵を破壊して中に突入して無事女性を救出し、男も逮捕されたということです。よかった~

犯人は住所不定の40歳の男。テレビの映像では、顔を伏せて連行されるところが見えましたが、丸刈りのおっさん風でした。

大阪のカラオケパブ殺人事件の容疑者は56歳の男で、これも「おっさん」。
これもおっさん、あれもおっさん。
被害者はいずれも20代の女性です。

20代の女性は、くれぐれも「おっさん」には気をつけてください。

え? 僕もおっさん?

違います。

僕は、おっさんは、もうとっくの昔に卒業しています。

 

 

 

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人生いろいろ ビールもいろいろ

2021年06月17日 | 旅行

海外に行くと、日本の常識では計り知れないようなビックリすることばかりですけど、ホントにねぇ、ビールひとつ見ても、いろいろですわ。

★北京の街で、ある食堂へ入ってビールを注文した。しばらくしてテーブルにドンと置かれた瓶ビールをさわって驚いた。冷えていないのだ。
こんな生ぬるいビールを出すなんて何かの間違いじゃないかと思ったら、案内をしてくれていた日本人留学生の女の子が「こちらではビールは冷やさないみたいです」と説明してくれたので二度ビックリ。北京の食堂では、ビールは冷やさずそのまま出すという。後日ほかの人からも、中国は北京だけじゃなく、どこへ行ってもビールは冷えていない、と聞きました。まったくねぇ

★次はラスベガスへ旅行した時のこと。
まずサンフランシスコ空港まで行き、そこから乗り換えてラスベガスに向かうわけですが、空港での待ち時間にカフェに入り、カウンタでサンドイッチとビールとコーヒーを注文した。お金を支払い、妻がサンドイッチとコーヒーを受取り、僕は瓶ビールとグラスをもらった。しかし瓶ビールには栓がしたままだったので栓抜きなしでは開けられない。それで、レジの女性に栓を指差して「オープン・プリーズ」と言った。すると女性は「手で回せ」というジェスチャーをしたのです。「はぁ?」と首をかしげると、彼女は面倒くさそうに僕からビールを取り上げ、栓にタオルを当ててギュッと回すと、栓が開いたのでした。あれまぁ。瓶ビールがネジの栓とは。レジの女性は「そんなことも知らんのかい」という顔をしてました。知らんがな、そんなこと。瓶ビールの栓をペットボトルのフタのように回して開けるなんてねぇ。

★ま、しかし、アメリカでも「ビアー・プリーズ」と言えばそれでOKかというと、なかなかそうもいきません。
「ビア・プリーズ」
「あいよ!」
となればいいんですが、店の人からは「あいよ!」の代わりに、「ビアー? 何のビアーだね? ハイネケンかい? バドワイザーかい?」などと、辛気くさそうに聞き返されることが多いのです。ビールに限らず、外国へ行くとモノを買ったり、食事や飲み物を注文したりする時、たいてい愛想が悪いし、時には「はぁ? あんた、何言うてんねん?」のような顔をされたりと、いろいろ大変です。(その点、日本の店員の方の接客態度の良さは世界一ですよね)。

★それにしても、旅先のちょっとした出来事がいつまでも心に残るってこと、ありますよね。これは2005年1月、イタリアのフィレンツェに行った時の話です。

フィレンツェの街を歩き回ったあと、小腹が減ったので通りがかった小さなお店に入りました。そこにはお客さんはおらず、店のおばさんが一人いました。僕はそのおばさんに、いちおうイタリア語でビールを注文、「ビッラ・ペルファボール」と言ったのです。しかしおばさんはすぐに返事を返してくれず、「ビッラ? ムニャムニャ?」と何やら僕に尋ねるのです。何だろう?と考えていると、おばさんは通じないと思ったのか、今度はわかりやすくジェスチャーをしてくれました。

そのジェスチャーで「瓶ビールか生ビールか?」と尋ねてくれたことが判明したのです。それで、僕も身振りで「生ビールです」と伝えたら、おばさんはウンウンとうなずいて生ビールを持ってきてくれました。あ~、その生ビールのよく冷えていておいしかったこと!

飲みながら、こっそりイタリア語の辞書を出し「生ビール」がイタリア語で「スピーナ」だということを知りました。そして2杯目を頼もうと、またおばさんのいるカウンタへ行き、「ビッラ」と言いました。
おばさんがこちらを見た時に、僕は「スピーナ!」 と叫んだのです。

するとそのおばさんの表情が驚きになり、次に輝くような笑顔で、
「オー、スピーナ。ブラボ~ッ!!」
と、店中に響き渡るような声を上げ、喜んでくれたのです。
「ブラボ!」という叫び声が今も忘れられません。

まるで「アンタ。いつのまにその言葉を覚えたの。すごいわねぇ!」という表情でした。単語ひとつ覚えただけで、あんなに喜んでもらえたことって、これまでなかったことでした。

フィレンツェの街の中を流れるアルノ川の川沿いにあった小さなお店でしたが、本当に懐かしい思い出です。

ビール好きの方が海外旅行をされる時は、ぜひその国のビールの単語と、さらに「生ビール」と「瓶ビール」の言葉も覚えておかれるといいですね(笑)。

ど~も、失礼しました~!


 
 フィレンツェで最も有名な建物「ドゥオモ」の前で。
 ドゥオモ、失礼しました~(面白ないわ)。


 
 そしてこれが、スピーナ(生ビール)のお店です。
 結構いい気持になってきているようで、たぶん2杯目。

 

 

 

 

 

 

 

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ビールのことをスペイン語では何と言う?

2021年06月15日 | 旅行

今日もまたタイトルの中に「ビール」が入っていますが

コロナ禍では海外旅行などは夢のまた夢。いつになったらまた誰もが海外へ行けるようになるのか、と思うこのごろですが、僕はこれまで行った旅行の記憶をたどって楽しんだりしています。

海外旅行で楽しいのは、まず旅の計画を立てる準備段階、次が旅行本番の時、そしてその後に旅の思い出を楽しむという、3段階の楽しみがあります。今はもう、その3番目の楽しみしかありませんが、中でもよく思い出すのは、旅先でビールばかり飲んでいたなぁ、ということです。だから、旅行先で「ビールください」という言葉をまず覚えなければなりません(笑)。

「ビール」っていう外国語は

英語    → ビア
イタリア語 → ビッラ
フランス語 → ビエール
ドイツ語  → ビーア
韓国語   → メクチュ

中国語   → ビーチュー

というように、韓国語以外は「ビ」という音から始まるので「ビア」と言ってグイっと飲むポーズをすると、店の人にはほぼ通じます。でも、これまで行った欧米諸国の中で、スペイン語だけは「ビ」から始まらないのです。

きょうはそのお話で

むかし、フランスのパリからTGV(日本の新幹線のような列車)に乗って、スペインのサンセバスチャンというところまで行ったことがあります。列車の中ではビュッフェに行き、 「ビエール・シルブプレ」 とフランス語でビールを注文します。まぁ、英語で「ビア・プリーズ」と言っても通じるでしょうけど、そこは恰好つけちゃってフランス語です。へへっ。

さて、途中でローカル鉄道に乗り換えて、国境を越え、スペインのサンセバスチャンに到着しました。ホテルにチェックインしたあと、妻と二人でぶらっと外に出て、一軒のカフェを見つけました。そして店のドアに貼ってあったスペイン語のメニューを眺め、上から順に指でたどりながら、飲みたいものを探しました。妻はいつものようにコーヒー。これはスペイン語でも「カフェ」だからわかる。しかし、僕が飲みたいビールの文字が見つからない。考えてみれば、その時まだ僕は「ビール」のスペイン語の綴りを知らなかったのです。まぁ、でも、どうせ 「Beer」 とか 「Bier」みたいな綴りだろうと思っていたんですね。

しかし何度見ても、それらしい単語が見当たらない。そこでその場に妻を残したままホテルの部屋に戻り、荷物の中から「6ヶ国語会話集」を取り出して、それを持って再び店の前へ行きました。そしてその本で調べて初めてビールのスペイン語が「cerveza」(セルヴェッサ)だと知ったのです。

前述のように、欧米諸国の主要な言語では、ビールは、
「ビア、ビッラ、ビエール、ビーラ」
というよく似た綴りと発音なのに、なぜかスペイン語だけは、セルヴェッサ。
そして、その店のドアに貼られたメニューを再び目で追って行くと、ありましたねぇ「cerveza」(セルヴェッサ)の文字が。よっしゃ~!
いやまぁ、海外旅行中にこれほど嬉しい思いをしたことは初めてでした(少しおおげさ?)。

そして僕たちはその小さなカフェに入り、カウンタにいたお姉さんに、
「カフェ・ウノ、セルヴェッサ・ウノ、ポルファボール」
(ウノは数字の1、ポルファボールは英語のプリーズ)

と伝え、お姉さんの顔を窺うと、お姉さんは、「シー」(はい)と、ニッコリ笑ってくれたので、やった~、無事に注文は成功したのでした。

よく冷えたビールをもらって外の景色が見える席に座り、妻と歓談しながらグイっと飲んだ時のおいしさは、今も忘れられません。

海外旅行でのビールの思い出は山ほどありますが、まず最初に思い出すのはこの時のことですね。

では、次回はまた、ほかの国でのビールの話を
(ビールばっかりやがな)


 
赤いマークの場所がサンセバスチャンです。
フランスからスペインに入るとすぐ。
まぁ言わば「国境の街」ですね。

 

 
 サンセバスチャンは海と山に囲まれた、とても美しい街でした。


で、なぜここへ来たのかと言うと、今はアルゼンチンに住みレストランのシェフをしている甥のヒロユキが、当時はこのサンセバスチャンで料理の修業をしていたので、彼に会うため、パリに旅行したついでにここまで足を延ばしたというわけです。この写真もヒロユキが撮ってくれました。サンセバスチャンでは2泊して、また二人でパリに戻りました。

 

 

 

 

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早くお店でビールを飲みた~い

2021年06月12日 | 日常のいろいろなこと

前回、マスク生活も1年以上経過し、顔の上半分しかわからないのが当たり前になると「一目惚れ」は成り立たないのでは、という三谷幸喜さんの文章を紹介しました。でも今はいろんなマスクが登場し、「顔見えマスク」というのも出てきているようです。

こんな感じのものです。

  

でもこれはもう「マスク」と呼べるものではありませんね。

マスクというのは、「タイガーマスク」じゃありませんが、顔が見えなくなるように覆うもの、というイメージもあるので、こんな透明で顔が丸見えでは、もはやマスクと呼べないのでは、な~んて思ってしまいます。

さて
新型コロナの感染拡大の影響で、もう1年以上、ウオーキングと買い物以外はほとんど外出をしない日が続いています。世間では今や「家にいること」が最大の美徳とされていますが、これもなんだかヘンだなぁ、という気がしてなりません。これまでなら「ずっと家にいるのが好きです」という人は、ちょっと変わった人、と思われたりしていましたしね。

まあ、僕はもともと家にいるのは嫌いではなく、本を読んだりテレビを見たりするのが好きな人間なんですが、それでも、やはりこうして「不要不急の外出は自粛!」という生活になると、イマイチ気持ちに弾みがつきません。

たとえば本を読んでいても、何となく落ち着かない。家でやることがいろいろと浮かんでくる。つまり家の中は集中力が緩むのです。

以前、スポーツジムに通っているとき、ヨガ教室で顔見知りの奥さんが、みんなでストレッチなどをしているとき、
「こういう体操は家でも出来そうなものやけど、家やったら、ほかの用事をせなあかんと思うてしまうから、なかなかでけへんねん」
と横で言っていたことを思い出します。だからこういう教室へ通うのだと言われていました。

で、僕も同じようなもので、本を読むにしても、家の中で読むよりも、図書館の自習室へ行って読むほうが集中できるんですよね。まず図書館に入って本棚を前をブラブラしながら眺め歩き、そのあとは自習室に入って本を読む、というのが以前の日課のひとつにもなっていました。ここへ来ると本当に落ち着きました。

しかし、今は緊急事態宣言下でどこの図書館も休館しているので、それができない。なら自宅で読めばいいじゃないか、と言われるかも知れないけれど、それが違うんですよね。家にいると、前述の奥さんのように、やることがいっぱい思い浮かんできて集中できない。「やること」というのは、家事のような仕事だけではなく、娯楽も含んでのことです。

本も読みたいけどテレビも見たい、スマホやパソコンもやりたい、片付けやいろんな雑用もしなけば、というふうにあれやこれやと頭に浮かんできます。

で、結局ゴロゴロしてテレビを見ながら居眠りをしてしまうなんてこともあります。そんなふうに、家にいなければならない、と決めつけられると、日常のリズムも微妙に狂ってくるんですよね。

早くウィルスが収まって、制約のない生活を送りたい。大阪市内や京都や奈良あたりの街並みを、自由気ままにウロウロと歩き回りたいし、外食先でビールも飲みたい。

この夏が過ぎればコロナは収まるか、と思いたいのですが、東京でオリンピックが開催されたら、またそれが元で感染拡大が起きるかも知れませんしね。
まだまだ、一寸先は闇、と言ったところでしょうか。

早く早く、普通の生活に戻りた~い。
ですよね。

 

 

 

 

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マスク社会で 「一目惚れ」 はなくなる?

2021年06月09日 | 日常のいろいろなこと

僕はうっかり人間だからマスクをつけ忘れて外に出ることが時々ある。妻と二人で出かける時は「マスク忘れてるよ」と言ってくれるので大丈夫だけど、先日、一人で歩きに出た時は、5分ほど経ってからマスクを忘れたことに気づき、また家まで取りに戻った。外出時にはたいていリュックを背負っているし、その中にマスクを数枚入れているので、普通なら家まで取りに帰らなくてもよかったのだけれど、この時はリュックを背負わずに出たのでUターンするハメになったわけです。

この間は、散髪に行ってそこでマスクを外していたものだから、店から出てもマスクをつけるのを忘れ、隣にあるイオンショッピングセンターにそのまま入ってしまい、店内で気がついてあわててマスクをつけた、ということもありました。周りにいた人たちでマスクをつけていない人は誰もいなかったので、あの時は本当に冷や汗が出ました。

それにしても、外に出ると、あの人も、この人も、どの人もマスクをしている光景が1年以上続くと、もうそれがごく当たり前の光景になって来ていますね。

道を歩いていたら向こうから自転車の乗った人がすれ違いざまに挨拶をされることがよくあります。マスクで顔半分が見えないので「えっ? 誰だっけ?」とわからないまま挨拶を返したりしています(笑)。買い物に行く時は妻と2人で歩いていることが多いので、相手の人から見ると僕たちのことがわかりやすいようで、後ろから自転車で追い越していく人からも挨拶されることがあります。一瞬その人の顔を見るのですが、マスクが邪魔して、僕も妻も、それが誰だかわからない。

こんなマスク生活が1年以上続くと、これまで想像もしなかったようなことも起きるようですね。ニュースで見たのですが、ある大学生などは、去年の4月に入学し、もう1年以上経つというのに大勢の学友たちの顔が覚えられない。なぜならみんなマスクをしているから。マスクを外した顔を見ようと思えば一緒に食事に行くぐらいしかないです、と語っていました。こんなことになるんですよね。

そんなマスクに関して、三谷幸喜さんが面白い話を書いていました。

マスク生活も1年以上経過し、この間に知り合った人は顔の上半分しかわからないので、いわゆる「一目惚(ぼ)れ」というのは成り立たないのではないか。出会って一瞬にして相手を好きになるのが「一目惚れ」だけど、顔の上半分だけ見て好きになってしまうことってあるのだろうか。もし上半分は好みの顏だとしても下半分がそうでなかったとしたらそんな危険な賭けをしてまで誰かを好きになることがあるのだろうか。

というような話で、笑っちゃいました。面白い発想ですよね。

でもね。僕の印象では、女性がマスクをつけると顔が神秘的になり、キリっとして凛々しかったり、知的だったりしてカッコいい…という印象を受けるんです。

三谷幸喜さんもそのあたりに触れていて、
「逆に、上半分しか見えないからこそ想像が膨らみ、むしろ『一目惚れ』率が上昇する可能性もなくはないが」
とも書かれていました。
ま、そういうことです(どういうことや?)。

さて女性の方たちも、マスクをするとメイクが簡単でラクチンと言っておられる方も多いようです。うちの妻も同様の理由で「マスク大好き」と喜んでおります。なんだかもう「マスクなしでは生きていけないわ」という感じです(笑)。

というわけで、今やすっかりマスクは人の「顏の一部」になってきましたが、しかしまぁいつまでこんなことが続くのでしょうね。

ひょっとすると、コロナが過ぎ去っても、ほとんどの人がマスクをし続けるのではないか、な~んてことも想像します。クセになる、ってやつですかね。

 

 

 

 

 

 

 

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耳鳴りと 「うつ」 の関係

2021年06月06日 | 心と体と健康と

前回、深キョンと大坂なおみ選手の適応障害と「うつ」について書きましたが、今日は自分のことです。

僕はこれまでの人生で心の病にかかったことはなかったと言いたいところですが、それに近いようなことは経験しています。

このブログの第一回目「自己紹介と近況報告」(2007年12月1日)という記事の中で詳しく書いていますが、あの頃が僕にとって一番つらい時期でした。僕のこのブログは、そのつらさを紛らわすために始めたと言っても過言ではありません。

この年の8月。近畿大学病院で心房細動(不整脈)のカテーテル手術を受けたのですが、手術中、カテーテルの先が心臓を突き破りそうになった(という病院側の説明)とのことで急きょ中止になり、結局手術は失敗に終わりました。

再び手術を受けるかどうか迷いに迷っていた時、忘れもしない9月下旬の夜のこと。風呂の湯舟に浸かったとたん、左耳の奥のほうでキーンという高い音の耳鳴りが勃発したのです。その夜は一睡もできず、動悸や吐き気もしました。

翌日、耳鼻科へ行きましたが、医師に「耳鳴りがするんですけど」と言うと、イヤな顔をされ、「薬を出しておきます」と、ビタミン剤を出されただけ。頭がおかしくなりそうなほどの症状なのに、何もしてもらえなかった。

次に隣の市の大きな病院へ行き、耳鳴りのために気分がすぐれない、ということを伝えると、そこで言われたのが「不安症でしょう」という答えでした。

どうすれば耳鳴りが治るのか、ということには全く言及せず、
「この症状は、うつですね。自律神経失調とか、男の更年期のようなものです。ですから、心療内科の診察を受けることを勧めます」
と言われるたのです。
耳鼻科じゃなく心療内科? なんや、それは。

耳鳴りで受診したのに、あっさり「心の病」として片づけられました。今から思えば、ストレスが耳鳴りという症状を誘発した、ということなんでしょうか。そういえばその医師は、「頭痛がする人の半分以上は自律神経の乱れから来ています」と言ってました。そのストレスというのは、僕の場合、心房細動のカテーテル手術に失敗したことで生じたもの、ということなるんでしょうか。つまり、うつ的な心理状態が耳鳴りを引き起こした?

あるいは「うつ」の状態になったため、耳鳴りが発症したのか?
「うつ」が先か「耳鳴り」が先かという、まるでニワトリと卵みたいな話になってしまいました。それにしても、耳鳴りだけは医師も手の施しようがないようで、たいていは「心の病」のように言われてしまいます。

あの時から早くも14年の歳月が流れました。

勤務先の市役所を定年退職しても、耳鳴りは退職してくれず、この14年間ず~っと耳鳴りはキーンキーンと鳴り続けています。うるさいです、本当に。

しかも最近はますます音が大きくなっているような気がします。さらに左耳だけでなく、右の耳も時々鳴るようになってきました。

精神安定剤のデパスは毎日欠かせません。
この薬が耳鳴り自体にどれほど効果があるのかわかりませんが、とにかく14年前から1日2錠、欠かさず服用しています。1錠は日中で、もう1錠は夜中に目が覚めた時に睡眠薬代わりに飲んでいます(耳鳴りの発症以来、一晩中ぐっすり眠ったことは、酔いつぶれた時以外には一度もありません)。

それにしてもねぇ。
何でこんなうるさい耳鳴りが自分の中に入って来たのだろう?

文句を言って行くところもないので諦めるしかありませんけどね。
それに、この耳鳴りは死ぬまで鳴り続けることはわかっていますし。

そんなこともあってか、最近は死ぬことが怖くなくなりました。
死んだらこのうるさい耳鳴りから解放されますし。

いつか死んで耳鳴りから解放されるというのが、今の僕の楽しみの一つです、と言ったら、言い過ぎですかいな?

 

 

 

 

 

 

 

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深キョンの 「適応障害」 と 大坂なおみ選手の 「うつ」

2021年06月04日 | 心と体と健康と

     

深キョンこと深田恭子さんが「適応障害」のためしばらく休養するという発表があったのには驚きました。あの深キョンが? どうして? 

すると数日後に、今度はテニスの大坂なおみ選手が、全仏オープンで記者会見を拒否し、主催者側から罰金処分を受けて大会を棄権、「会見拒否」の理由は数年前から彼女が「うつ」に苦しんでいたからというニュースが流れた。あの「熱血のアスリート」大坂選手が「うつ」とは。これまた、どうして?

深キョンや大坂なおみ選手のように、今を時めく女性がなぜ
不思議でならなかったのですが、人の心の中というのは、他人にはわかりませんからね~

さて、「適応障害」と「うつ」ですが。

このふたつはどう違うのか?

「適応障害」を広辞苑で引くと、
「自分の外的・内的状況にうまく適応できないことに起因する精神的疾患または症状。身体面や行動面の不調を起こすこともある」
と書かれています。

つまり、ある特定の状況や環境が自分にとって耐えがたいと感じ、強いストレスとなって気分や行動面に症状が現れるもので、憂うつな気分、不安感、焦りが生じたり意欲や集中力が低下、またイライラ感など。さらに身体症状としては頭痛、めまい、動悸、倦怠感などが起きるそうです。それがさらに進行するとうつ病になるというのですから、うつ病のほうが重いということなんですね。

大坂選手の場合は「うつ病」ではなく、「うつ的症状に苦しんでいた」と言われています。「うつ」を広辞苑で引くと、「気のふさぐこと」と書かれているだけです。しかし大坂選手はうつ病とまではいかなくても「長い間うつに苦しんでいた」ということだから、やはり相当な心の病だったんでしょうね。

かつて、僕の周辺にも、心の病で苦しんでいた人が結構いました。同じ職場で働いていた同世代の友人は、僕なんかよりはるかに物に動じない剛毅な男でしたが、別の職場になってから後、突然、心の病で職場から姿を消しました。また、有志で作っていた野球チームの若手だった後輩も、上司のパワハラに耐えきれず出勤できなくなり、藤井寺の駅前にある心療内科に通っていました。

こういう症状は性格的に真面目な(もっと言えば真面目すぎる)人がかかりやすいようです。真面目なだけに、物事に取り組む姿勢も真っすぐで、それが強いストレスを生じさせたりするのかな、と素人ながらに思うわけです。と言って、性格は簡単に変われませんからね。自分でわかっていてもすぐにストレスを感じてしまう。そういう気持ちを察すると、胸が痛みます。

それにしても「心の病」って、適応障害やうつ病のほかにもいろいろあるようですね。「統合失調症」と言われていた人も知っていますし、学生時代からの親友が「パニック障害」になったこともありました。他にも神経症(いわゆるノイローゼ)とか、双極性障害(いわゆる躁うつ病)とか。いずれも心の病だと思うのですが、精神医学的には少しずつ違うのでしょうかね~

ともあれ深キョンは、モミィが日頃から彼女の出ているCMを見るたびに「テレビに出ている女の人で一番美人やなぁ」と目を光らせている女優さんだし、早く復帰してほしいです。また、大坂なおみ選手も、一時はどうなることかと思いましたが、彼女に理解を示す人たちも多く出てきて、本人も「五輪に出場したい」と意欲を見せているので、これ以上悪い事態にはならないようで安心しました。

それにしても、ありきたりな表現ですが、人の心の中というのは、本当にデリケートだし、複雑で微妙ですねぇ。

次回は僕が医師から「うつ」と診断されたときの話をしたいと思います。発端は耳鳴りでした。

深キョンや大坂選手のようなチョー有名人と並べて語るわけではありませんけど、まあ、僕もこういうことにはとても関心がありますので。
ではまた次回。
皆さま、良い週末を!

 

 

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巨人はしっかりしぃや !

2021年06月03日 | スポーツの話題

大阪に住んでいるのに、昔からの巨人ファンの僕ですが、一昨日と今日、信じられないことが起きてホントにもう、なんでやねん! と言いたいので、そのことを書きます。

いつも、夕食は、ビールやチューハイを飲みながら、妻といっしょに録画したドラマなどを見たりしているのですが、そのうちモミィが学校から帰ってきて、食事をし、8時~8時半頃に熟に出かけて行きます。で、まぁだいたい9時前くらいに妻がお風呂に入って、その時に僕はテレビで巨人の試合を見るのです。

一昨日。セ・パ交流戦の巨人・西武戦をテレビで見ました。もう9時前ですから試合も終盤です。見ると巨人が4対1でリードし、9回の表、西武の攻撃の場面でした。ここを押さえると巨人の勝利だ。よっしゃぁ~

ところが

その西武の最終回の攻撃。
なんとまぁ、西武の外人選手に2ランを打たれて4対3と1点差に迫られた。しかしまだ1点リードがある。2アウトまできた。ランナーなし。あと一人を討ち取れば巨人が勝つ! と思いながらテレビを見ていたら、なんと、その「最後のバッター」のはずの選手がホームランを打ったのである。

結局その試合は4対4の引き分けに終わった。引き分けなのに同点に追いついた西武ベンチはまるで勝ったように大喜びし、巨人ベンチはガッカリで、敗者同然の様子でした。9回二死までリードしていたんだもんね~

そして今日です。つい先ほどのこと。
例のごとく9時前にテレビのプロ野球中継をかけた。
すると今回も、9回の表、西武の攻撃が始まるところだった。点数は4対2で巨人がリード。つまり、一昨日とほぼ同じパターンだ!
今日こそ、この回を押さえると巨人の勝ちなんだ。

でも、一昨日の4対1からの同点劇を思い出さずにはいられない。

何となく不安に思っていたら、今日もまた、9回表に西武が2点を取って同点に追いついたのです。あ~~ぁ。なんちゅうこっちゃ! 

で、9回裏の巨人の攻撃は、チャンスはあったものの、4番岡本が三振して試合終了。一昨日と同様、また無念の引き分けに終わりました。それも同じ4対4ですわ。やれやれ。

なんで僕がテレビを見たら巨人は点を取られるのだ?
昔からそういうことが多かった。

以前から妻が、「見たら負けるから、見ないほうがいいよ」と言っていた。
実際、僕が巨人の試合を途中からテレビで見ると、そのとたんに点を取られたりすることがホントに多かった。一昨日と今日は、その典型だ。

僕が巨人の試合をテレビで見たら巨人は負ける。

そんな変なジンクスがまだ生きていることを、
今回、また思い知らされました。

今年は阪神が信じられないほど頑張ってるのに、巨人はパッとしません。
このうえは、関西人として、阪神タイガーズを応援してもいいかもね。

というのはウソで、やっぱり巨人に頑張ってしてほしい。
でも、一昨日と今日の西武戦の最終回の攻防を見ていると、
なんだかねぇ。
ピリッとしませんわ。

これでは日本一どころか、リーグ優勝も難しい。
原監督。しっかりしてや!

 

 

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お酢を飲むと筋肉の疲れが和らぐ !

2021年06月01日 | 心と体と健康と

最近読んだ五木寛之さんの「ゆるやかな生き方」という著書の中で、こんな一節がありました。

人が気持ちよく生きるための第一条件は、そこそこに快適な体調を維持すること。要するにからだのコンディションを保つということである。な~んだ、そんなことかとあきれる人もいるだろうが、真理というものは常に平凡な姿をしているものなのである

これを読んで「な~るほど」と思う人は多いだろうなぁ、という感想をまず持ちました。本当にね。どんなに才能があっても、どれだけやる気があっても、先立つものは体調です。体調が悪ければ「気持ちよく生きる」ことは難しい。

そして五木さんは別の著書でも「どんなふうに生きていくかは一人一人違うのですから、世間全般で言われている健康法、たとえば食事は1日3食規則正しく食べろとか、野菜を沢山食べて栄養バランスがどうとかはアテにならない」とも書かれています。つまり自分に合った健康法を見つけるってことですね。

て、そこそこに快適な体調を維持して気持ちよく生きたいと願っている僕も、食生活や運動などで、自分なりの健康法を、ささやかながら実践しています。

それで、いくつかある「わが健康法」のうちの一つですが

1年近く前から、朝食後にお酢を飲んでいます。大さじ1杯余りの量のお酢を、冷えた麦茶で5倍以上に薄めて飲んでいるのですが、新聞で読んだのがきっかけでした。

その記事によると、筋肉にたまって疲労の原因となるのが乳酸やビルビン酸というものだそうですが、お酢には、脂肪の代謝を活発にして、その乳酸やビルビン酸を分解する作用があるとのこと。僕はウオーキングが趣味なので脚の筋肉を酷使することが多い。だからこの記事に「酢を飲むと筋肉の疲れが和らぐ」と書かれているのを見て、すぐに実行することにしました。

ただし、効果があるのは天然醸造の酢や黒酢で、合成酢はダメということ。で、自分用の「純米酢」をスーパーで買ってきて毎朝飲んでいます。

元々僕は酢の味はどちらかと言えば苦手で、いくら麦茶で薄めても、最初の頃は「ウェッ」となったり、気が進まない分、飲むのを忘れたりしていました。でも味に慣れてくるとそれが徐々に「おいしい」に近い感覚になり、今は朝食後のお酢は気分的にも欠かせないものになっています。

それで筋肉の疲れが和らいでいるのかどうか、はっきりわかりませんけど、先日のようにアベノまで歩いたりしても、次の日にそれほど筋肉痛が起きたわけでもないので、それなりに効果は出ているのかな、と思っています。まぁ、「効果はあるぞ~」と信じていればそれでいいんですけどね。

ほかにも「自分のからだに良さそうなこと」はしていますけど、今日はお酢の話をしました。

本当はお酒を控えるのが自分にとっての最上の健康法だとわかっているんですけどね。でもそれがなかなか出来ない(あるいは続かない)ので、そのマイナスを他のこと(今の場合はお酢)でカバーしようという魂胆ですわ。

このお酢作戦が救世主となるか? 
救世酢! なんちゃって。

 

 

 

 

 

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