あこう通信

日々の気づきや出来事について
日本道での活動

塞翁が馬・・・No.1007

2022-08-28 05:15:42 | Weblog
『人間万事塞翁(さいおう)が馬』という
ことわざがあります。一見、不運に思えた
事が幸運につながったり、その逆だったり
するので安易に喜んだり悲しんだりしない
方が良いというたとえです。自分の人生を
振り返っても思い当たる事が実に多いです。
先日、TV番組で戦国武将・宇喜多秀家の
人生が取り上げられていました。彼は岡山
の大大名家に生まれましたが10歳の時に
不幸にも、父親が亡くなり藩主になります。
ところが幸運にも天下人・豊臣秀吉に可愛
がられ養女と結婚し、若くして政権の重職
につきます。しかし、秀吉の死後31歳の
時に関ヶ原の戦いで徳川家康に敗れて罪人
になり、妻とも生き別れて息子2人と共に
八丈島に流されました。当時『鳥も通わぬ』
と言われた島で終身刑になったのですから
人生最大の不運です。しかし秀家は気持ちを
切り替え、農業と釣りで自給自足し、村人に
慕われ85歳で亡くなるまで、穏やかに暮ら
されたそうです。秀家は関ヶ原の戦いに負け
ましたが戦った武将の中で最も長生きした事
になります。八丈島では今も、秀家のお墓に
花が絶えないそうです。まさに塞翁が馬です。
コメント
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