バイクのブログ(YSP大分)

前はYSP大分の公式ブログでしたが、そちらでは少し書きにくいこともこちらで書いていきたいと思います。

レース観戦を100%楽しむ工夫とは

2022-04-05 17:20:31 | #バイクブログ


桜もひととおり咲き終わり、これからモータースポーツシーズンがはじまります。

この2年くらいは、思うように観戦に行くこともできませんでしたが
今年からは少しづつ、会場へ足を運んでみたいなぁと思います。

九州ではロードではオートポリス、モトクロスではHSR九州と全国基準で考えても
大規模なサーキットがあり、全日本選手権も今年は年2回づつの開催が予定されています。
なのですが、モータースポーツを観戦に行くという習慣をお持ちの方は意外と少ないのではないでしょうか。

行かないから面白さがわからない

かつて1970~1980年代はサーキットに行くとすごい数の観客がいた、という時代もありましたが
今はなかなか会場に足を運んでもらえないのが各カテゴリーに携わる選手たちの悩みと聞きます。

あまり見る機会がないのでレースの面白さがわからない、楽しみ方がわからない

いきなり会場に行っても、バイクが大きな音で走りまわっているだけで
レースの面白さを実感するところまでいかないのかもしれませんね。

スポーツを楽しむには事前情報が大事

例えば、サッカーや野球などでも
選手の名前、その選手にまつわるエピソード、経歴などが一切わからずに
ただ見ているだけでは、そう面白いとは感じないでしょう。

ただそれらには、テレビなどをはじめとする情報発信、中継などがあるので
面白く感じさせる工夫の恩恵をたくさん受けやすいというのはあるかもしれません。

なのでバイクのレースを見るのであれば、そういう情報を事前に少し調べておくとよいかもしれません。
もちろんその情報は、あまり多くありません。ちょっとひと調べしておくことが必要でしょう。

バイクだからメーカーしばりで応援するのがまずは一番

まずあなたが乗っているオートバイのメーカーはどこですか?
例えばヤマハだったとします。

モトクロスでいえばヤマハのカラーは基本ブルーですので
ブルーのバイクを応援すれば(スポンサーの関係でそうでない色もある)、
それが上位にしろ下位だったにしろ、レースの展開に少し面白さが加わります。
モトクロスはメーカーごとに4~5色で基本わかりやすくなっています。

現地でライダーズアルバムは買っとくべし

会場で販売しているライダースアルバム、などを購入するのはおすすめです。
レースを見ながら、目の前を走る選手の経歴などを確認できるからです。
ケチらずに一冊買っておくと、次の大会の時も使えることがあります。

もしくはネット
http://mx-danshi.com/
で検索するとくわしく掲載されているので参考にされてください。

ゼッケンの番号が少ない選手ほど速い

それらには乗っているバイクのメーカーのほかに、チーム名や
そのライダーの年齢、ゼッケンナンバー(バイクに貼ってあるゼッケンです)などがわかると思います。

それを目を通しておくだけでも観戦の際の面白さはずいぶん変わると思います。
出身地、出身県が同じというだけでも応援する理由になりますしね。

特に「ゼッケンナンバー」は前年度のランキング順を表しているため、
少ない数字の選手ほど「強い」ということを表しています。
そういう選手が序盤出遅れていたのなら、徐々に上位にまで上がってくることも期待できますので
スリリングな展開が期待できるというわけです。

各メーカーの上位ゼッケンはレースの主役級

確かにそれらをチェックしたとしても、
なかなか全部のライダーについて覚えることは難しいと思いますが

自分の応援するメーカーに限ってとか
その中でもゼッケン番号が少ない選手に注目するとよいでしょう。

ゼッケン番号が少ない選手は速いということです。

ヤマハのようにファクトリーと名がつくチームは
特別なバイクに乗っていたり、ということもあるので
パドック(選手、バイクの待機場)を歩いてチェックしておくのも楽しいです。

レース展開を読むための道具も用意

また観戦を楽しむなら、ちょっとした道具があるとレース展開が楽しめます。

例えばストップウォッチ(スマホでもOK)
1位と2位の差が詰まっているのか離れているのか、その瞬間だけ見ているだけではわかりにくいですが、
毎週ポイントを決めて、その差を計測してみるとどうなっているのかが歴然です。

このようにある選手に注目してどういうレース展開なのかを予測したりも面白いですよ。
選手によって得意な部分にそれぞれ特徴がありますので、
いろいろと考えながら楽しむのは観戦の面白さかと思います。



レースの面白さとは、
自分ではとても出せない速さを応援する選手が代わりに走ってくれる、
ドキドキするレース展開をみせてくれることで自分が走っているような気にさせてくれること

そういう体験をしていると、一般道みたいな速度を出しすぎてはいけないところで
無茶をしようなんて言う気も起きないものです。
一度もみたことがないというならもったいない、ぜひサーキットへと足を運んでみてくださいね。